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影の守り人 〜影は魑魅魍魎が支配する世界でした。力で全てアメ玉にして斃します〜  作者: 佐野松 友
始まりの影

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19/31

19 遅れた西

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


「業者が回収しに来るまで、邪魔だよな…」

「貴重なデータとかあるかも知れないから壊さないでって言ってたにゃ〜」

「そうなんだけど。こう、堂々と人の家のキッチンテーブルを占拠されるとさ…」

「近日中に来るから、それまではリビングの空いてる所でご飯にゃ」


 キッチンからリビングまで、太いコードと機材。流石に電源は引っこ抜いた。コレで電気代とかエグかったら、追加請求してやる…。


ピンポーンッ


「お客様にゃ〜」


 ダッシュで玄関まであんこが行った。珍しい事は2回も起きるものなのか。…何か、バタバタしている?


「ええーいっ、離すにゃ〜っ」

「…ッ、あんこッ!」


 猛ダッシュで玄関まで走る。家族を人質にするなら全員殺すッ!


「可愛い上に喋れる猫なんてニッポンはスゴイネッ。くんかくんか…ぷはぁ〜キマルネ!」

「ぐりぐりするにゃ〜。私はお前より年上のおばあちゃんにゃ〜」


 ……。攫われるのかと、自分の中の限界レベルで猛ダッシュしたのに。…変態がネコ吸いしてるだけかよ…。


「浚っ、助けるにゃーッ」

「分からないでも無いから、吸われておけば良い。」

「分かってるネ。はぁーーっくんか、くんか」


 ネコ吸い。猫を飼っている人間で、やった事ないヤツだけが俺たちに石を投げられると思う。アレは魔性だ。小学3年の時は良く吸わせてくれてたな…。……。


「あんこ。」

「浚は卒業したからダメにゃッ」

「…っ、そうか…」

「中学の2年の冬に卒業宣言してたにゃ〜」


 くそっ。あの時は反抗期だったんだ…。


「それで、この変態は誰かにゃ?」

「…知らん」

「猫友ネ」

「だ、そうだ。猫友らしい」

「北が先走ったせいで、出遅れたネ」

「…敵か?」

「違うヨ。猫友ネ」


 見た感じ、切れ長の目が胡散臭い。全身紺色ジャージの小柄の女の子。黒髪のツインテール。


「王が目覚めたって聞いたネ。確認の為にキタダケヨー?」

「合ってるにゃ〜。だから、放せにゃ〜っ」


 あんこにケリケリされても嬉しそうだ。猫好きのご褒美以下略。


「自己紹介するネ。イー、シエンヨ。宜しくネ」

「ああ、景盛、浚水だ。」

「あんこにゃ。お茶いるにゃ?」

「お茶は大好きネッ!」

「淹れてくるからまってろにゃ」


 本日のお客様その3。何だ。多国籍のオンパレードかよ…。


 最初は防弾チョッキを付けたヤツ。次はマッシュ、次はアメリア、そして、コイツ。


「今日は千客万来にゃ〜。」

「先に誰か来たノ?」

「マッシュとアメリアって2人。あんたらの同胞だろ」

「う〜ん。同胞?。東の奴等の事はそんなに詳しくないネ」

「それじゃ、北の連中の仲間にゃ?」

「それこそ、まさかネ。あんな奴等。拉致監禁を人の国のせいにする連中ネ」

「ああ。そんな事言ってたな。東の支部?の2人に全部上げちまったよ」

「残念ネ。予約とか出来るカ?」

「サハギンかシーザーの玉なら、明日には増えてると思うぞ」

「そうカ!支払いは現金で良いカ?」


 ジャージのポケットから札束を差し出してくる。


「俺が使える現金でお願いします」


 見た感じ、見た事ある様な国の札束。日本円でお願いしたい。

イー、シエン。大国のエージェント。長い物に巻かれろがモットー。目を見てヤバいと感じ、舵を180度変えた。

評価やリアクションをお待ちしております〜(*´꒳`*)

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