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影の守り人 〜影は魑魅魍魎が支配する世界でした。力で全てアメ玉にして斃します〜  作者: 佐野松 友
始まりの影

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17/31

17 裏

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


 肩にあんこを乗せて、普段通りの帰り道を歩く。前から携帯を見ながら困ってる様子の男。


「すみません。道を尋ねたいのですが…」

「あ、はい。何処ですか?」


ヒュンッ


 咄嗟に避けた。…何だ?よく見えなかった。


「…ッ、避けただと!?…ぐぎィイ?!」


コロン…。


「…はぁ。コレで俺も人殺しか…」

「浚。針にゃ」

「まるで暗殺対象だな。…一応待っとくか…」

「それなら私が使うにゃ〜」

「…待つのか?」

「先端を咥えなければ良いだけにゃ」

「毒だったらどうするんだよ」

「生半可の毒じゃ、もう効かないにゃ。だから、玉ねぎもチョコも食べられるのにゃ〜」

「…マジで?」

「ステージ3をなめるにゃ。化け物って言ったにゃ」

「…じゃあ、さっきの刺されても大丈夫だったのか…」

「明らかに害意が有るなら敵にゃ。それよりも、その玉はどうするにゃ?」

「ああ…」


ギリギリ…。コロン…。


「咄嗟にやっちまったけど、殺しは殺しだ。せめて、忘れない様に取っておくさ」

「にゃ?コレクションするにゃ?」

「何処のサイコパスだよ…」


 あんこを肩に乗せて普段通りに歩く。家族を守る為に遣ると誓ったんだ。後悔だけはするな。



「Rの信号途絶。…消されました」

「そんなバカなッ!」

「対象はそのまま家に真っ直ぐ進んでいます」

「戦闘配備だッ!何としても捕獲せよとの司令だ!」


 

 黒塗りのバンが目の前に勢いよく止まった。


「オモチャが来たにゃッ」

「両手をあー」


 横スイング猫パンチをあんこが放った。


ズシャーッ!!


「…すげーな。あんこ、綺麗な4頭分だ。……うわ、中々にグロいな…。せめて1人ずつだな…」


 手を合わせて玉に。喧嘩を売る相手を選ぶんだった。上司を恨め。後は、このスクラップは、、


メキメキ…。ベコッ、メコッ、ギリギリ…。ゴロン。


「…ッ第二班信号途絶ッ!」

「…生存者は」

「…反応有りません」

「は、はは…。いつもの簡単な任務のハズだろ?セルゲイもアリョーシャも、他の奴等も生きている。そうだろう?」



「あんたら北はそれだから駄目ダメなんだよ」

「ッ!?」

「いつの間に!?」


 影から現れたのは東の支部の支部長。


「友好国が影でサポートか?」

「ハッ!そんな事したら僕達も玉にされるさッ」

「…玉?アレはパフォーマンスだろう」

「…オメデタイな。ッと、悪いけど、まだ死にたくないからな。上司に遺言を言っておくんだね。対象だけど、かなりのご立腹だ」

「…何しに来たんだ」


「正確な情報を送る前にやられたら可哀想だから。サヨウナラ」 


シュ…。


「消えたか。…対象は?」

コロン…。

「……」

「おい、対象…は、、」


メキメキ…。ギリギリ。…コロン。


「あんこ、他に気配は?」

「無いと思うにゃ」

「そうか、流石に、疲れたな…」

「慣れない事するからにゃ。オモチャがタダの鉄球にゃ…」

「人玉じゃ、遊ばない?」

「そそられないにゃ」

「そうか」


 気分次第でもぐもぐ、けりけり、されるのか。


 この日12名が玉に圧縮され、死んだ。

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