14 圧縮実験
宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+
「それでは、今日出た、鮮魚部の廃棄バケツ、300キロを圧縮してみて欲しい」
「中だけですよね?」
「そうだね。バケツは返して欲しいと言われているよ」
「バケツの味なんて知りたくないにゃ」
「それは、確かに…」
蓋を開けて中を見てみる。切ったアラや前日の魚や海老やカニなど色々入っている。
「うッ…」
「いい匂いにゃ〜」
「そ、そうかい…?」
決して人間にはいい匂いには感じないと思う。物凄く魚臭い。美冬なんて鼻を摘んでいるくらいだ。
「た、頼めるかい?」
「…やってみます」
バケツだけ除外。バケツだけ除外…。
メキメキメキッ…。ギチギチッ。ギリリッ…コロン…
「うわ〜…。真っ赤な玉だね…」
「浚。もうちょっと小さくするにゃ」
更に砲丸サイズを小さく…。
ギリギリ…。コロン…。
「綺麗なビー玉…」
「尚、原材料は、だね」
「言わないでよ…」
「しかも、質量の法則をガン無視している。普通なら圧力が無くなったら元に戻るんだけどね…」
「早くッ、浚ッ、それを寄越すにゃ〜ッ」
「…研究とかします?」
「事前にサハギンを3体貰っているからね。いいよ」
「それじゃ、あんこ、食べていいぞ〜」
「にゃッ!」
咥えたまま、横になって蹴り蹴りしてる。暫くは遊ぶのだろう。
「次は少ないけど肉部門の廃棄バケツだ。今までは海の生き物だったけど、肉でも可能なのかをテストしてもらいたい」
「…了解っす」
バケツの蓋を開けると、、
「うッ…」
「まぁ、真っ赤だよね…」
「くしゃい…」
鼻を摘んでも来るものがある、肉の廃棄。
「早速お願いするよ…」
「う…」
あまり、長く見たいものではない。素早くやらねば。
メキメキ…。ギリギリギリギリ…。コロン…。
「出来てしまうか…」
「薄ピンク色のビー玉…」
「オヤツにゃ?」
「あんこさんにAとBがハマチを捌いてるから、コレは研究で貰えないかな?」
「お肉はそんなにだから構わないにゃ〜」
「あら、お肉より、お魚派なのね?」
「私は魚派にゃ。他は知らないにゃ」
「もし、この玉を食べたらステージは上がるかい?」
「にゃ?普通のお肉を食べて上がるわけ無いにゃ。ステージ1ならサハギンまでにゃ。7日絶食にゃ。ステージ2なら、3日から、4日での絶食にゃ。もし、シーザーを確保してるなら、コレも7日は必要だと、思うにゃ」
「…貴重な情報、本当にありがとうございます…」
深々と頭を下げる深山兄妹。
「動物は本能的に感じ取れるにゃ。エネルギー効率ってヤツにゃ〜」
「枯渇してたら摂取も可能と?」
「例えば、病気で余命が少ない患者とかに渡すのは?」
「余りオススメしないのにゃ…」
「それは、何故だい?」
「ステージが上がると良いこともあるけど悪い事もあるにゃ。珍獣扱いされても良いならってヤツにゃ」
「…そうだね。僕達も普通の人生では無い」
「それでも、死ぬよりは…」
「侵海が付き纏うにゃ。必ず引き摺り込みに来るにゃ。弱者は喰われるのにゃ」
「…ッ」
「そうか、そういう事か…」
「戦う覚悟が無いと損なのにゃ〜」
戦う覚悟か。




