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303/334

303話 ガリオ陣営の戦力。


 303話 ガリオ陣営の戦力。


 仮に、クロッカが反旗を翻して革命を起こそうとした場合、

 『クロッカ&犬』VS『それ以外の大半』という構図になる。


 仮に、犬の実力をクロッカと同じ『150』という異常な数値に想定したとしても、

 クロッカ陣営の力は『150・150』でうちどめ。

 『クロッカ直属という扱いになっている十七眷属』もいるにはいるが、その者たちは、クロッカに対する忠誠心などないので、いざとなれば、ガリオの側につくだろう。

 クロッカ直属センエース戦闘団の面々も、『VS世界』となれば尻込みして使い物にならない可能性が高い。


 逆に、『ガリオ陣営』チームの戦力は膨大。

 『龍神族のマヌス・アボカ・ガリオ・パルカ(全員100以上)』+『十七眷属全員』+『それぞれの親衛隊や候補生や軍人や憲兵』+『必要とあらば民間人も徴兵』


 ……ようするに世界丸ごと全部が敵。


 ……流石に勝てない。

 犬の実力を、仮に、クロッカ以上……160~170に設定したとしても、

 流石に、戦力が足りない。

 仮に、むちゃくちゃな話として、センエースの実力を200と想定したとしても、やはり、普通に無理。


「そう、今は足りない。今、革命を起こそうとしても届かない。……だからこそ、クロッカ様は、必死になって戦力をかき集めている。『虐げられてきた魔人』という戦力を」


「……その噂も聞いております。クロッカ様とセンエースが、精力的に魔人を集めている、というウワサ……」


「ただのウワサではなく事実であり、実際、すでに、クロッカ様が治めている領土の一つ第三クロッカ村には、30人近い魔人が集まっている。それも、ただの魔人ではなく、どれも、十七眷属の直下で働いていた有能な魔人。その戦力は……十七眷属に届き得るレベルと言って差し支えない」


「魔人は、人間よりも魔力量的に優れている種族ですからね。戦力という点での単純な比較では、人よりも魔人の方が上。……そんな魔人の上澄みを30人分。確かに、その戦力は……十七眷属に届き得るかも」


「30で打ち止めではなく、センエースは、より貪欲に、必死に魔人をかき集めている。各街で養殖されている魔人の中の上澄みを回収して、さらには特殊な訓練・教導を施し鍛えている。……センエースは、『暴力装置として有能』というだけではなく、教師としての力もなかなかのものだ。それは、ダソルビア魔術学院での結果にも色濃く表れている。センエースが教師をし始めてから、センエースが受け持っている3組は急激に強くなった。既に、その総戦力は2組以上と言ってもいい。このままいけば、いつか、1組を追い越すのではないかとも考えられる」


「プレイヤーとしてだけではなく、指揮官としてもすぐれているということですか……なるほど、確かに、ウワサ以上に高性能だ……」


「3組の面々の中には、センエースをただの教師ではなく、『崇拝に値する気高い存在』として慕っている者もいると聞く。将来的には、もしかしたら、3組の面々の何人かは、第三クロッカ村に移住し、センエース戦闘団に編入するかもしれん」


「……それはすごい。そして、センエースが学院の教師を続けている限り、その流れは、今後もずっと継続される。『学院に入学できる者』は、たとえ落ちこぼれの3組でも『有能な原石』。有能な原石を、センエースがその手腕で磨き上げ、戦闘団に送り込む。そして、パルカ様やガリオ様の命令を忠実にこなし、有能な魔人を回収する……戦力が、どんどん膨れ上がる」


「そう。だから、今はまだ革命を果たすことはできないが……将来的には分からない」



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― 新着の感想 ―
セン様のプレイヤーとしての強さだけでなく指揮官・教育者としての有能さにスポットが当たっていて最高でした!
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