第十三話 発見帰還方法!
ノーマ村を出た俺は広い草原にたどり着いた。
この世界に来た時から感じていた違和感を
今のうち実際に確かめるために。
「エレメンタルチェンジッ!!赤き正義!!
ファイヤーレッド!!」
俺は変身した後、さらに叫ぶ。
「エレメンタルフュージョン!!」
何も起こらなかった、、、、、、、、。
(やっぱり、フェニックスとのリンクが
切れてる、異世界にきたせいか、、。)
火の精霊は俺の中に、いや俺の魂と同化して
俺自身になっているが、フェニックスは
あくまで契約しただけにすぎなかった、、、。
契約は異世界にまで繋がらなかったようだ。
(ふう、融合はやっぱ無理か、、、、。
まあ、魔族の四天王があのレベルだったから
特に危険はないと思うけど、、、、。)
そう、火の精霊は俺自身になっているから、
変身しなくてもガン・ソードを出したり、
炎の力を使うことができた。変身は正体を
隠すのと少し防御力を上げる意味しか無い。
その時俺は重大な事に気づいた。
(あれっ!?もしかして俺すぐに帰れるんじゃね?
よ、よし試してみるか。)
「来いっ!!精霊機レェッドォイィーグルッ!!!」
異次元の穴が開きレッドイーグルが現れた。
俺は呆然とそれを見て立ち尽くした、、、、。
「帰れる、帰れるんだっ!レッドイーグルに乗って
異次元の穴に飛び込んでフェニックスとのリンクを
繋げれば、日本に帰れるぞっーーー!!!」
俺はレッドイーグルに飛び乗り、起動させて
空に向かい異次元の穴に飛び込もうとした時。
(ちょっと、待て俺っ!今帰る必要があるのかっ?)
俺は急速に冷静になっていく。
戦い抜き平和になった地球、、、、。
終わらない補修と課題、、、、。
もうほとんど残ってない貯金、、、、。
冷え切った家族関係、、、、。
故郷を思い、こちらの現実を考える。
未知の世界っ!
誰にも縛られない自由っ!
莫大な金っ!
シルフィーーーッ!!!!
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(うん、別に焦って帰る必要はないかな、、、、。
あっ!天野に言った事もあるし帰っちゃ駄目だっ!
そうだよ、俺は逃げずにあいつとの決着を
つけなくちゃいけないっ!欲に目がくらんだわけじゃ
ないんだ、、、。責任があるんだっ!!)
俺はレッドイーグルに乗ったまま考える。
(そうだっ!せっかくレッドイーグルを召喚した
んだから、このまま海の向こうを調べにいくかっ!
海を渡るのが危険でも空からならきっとっ!!)
俺は自分の薄汚い欲望を見ないふりして、、、
まだ見ぬ冒険に向かった!!




