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第十一話 旅立ち

 ゴウトクさんの説明が終わり、彼と別れ、

俺は旅に出るために城を出ようと歩き出す。

出口にたどり着いた時、


「「赤月!」君!」


 俺を呼び止める声が響いた。俺は、


「川田、それに葉山もどうしたんだ?」


 俺の問いに2人は、


「どうしたも何も、出ていく前に少しぐらい

話をしておきたかっただけだ。

赤月、お前がファイヤーレッドだったんだな。

まず礼を言わせてくれ。地球を守ってくれて

ありがとう。どうしてもこれだけは直接伝えて

おきたくてな。」


 川田の言葉に俺は、


「別に俺1人で守った訳じゃないよ。川田、

お前みたいに自衛団にはいって共に戦ってくれた

人達がいたから地球を守れたんだ。」


「赤月、なんでそれを?」


「一度だけ見たことがあるんだ。戦闘員に盾を

持って向かっていくお前の姿を。

俺みたいに力を得たわけでもないのに、誰かの

ために戦うお前を俺は尊敬していたんだ。

お前みたいな仲間がほしいってずっと思ってた。」


 俺の言葉に川田が、


「そうか。うれしいことを言ってくれるな。

自分はずっとお前に憧れていたんだ。たった一人

地球を守るため戦うお前の姿に、、、、。

だから自分にもできることを探して自衛団にな。」


 川田が笑いながら俺に告げる、俺も笑みで返す。


「赤月君、僕からも礼を言わせてほしい。

地球を守ってくれてありがとう。それと達也が

ごめん。僕も妹がいるから達也の気持ちも解るけど

赤月君にあたるのは違うと思うんだ。

必死に戦ってた君に、何もしてこなかった僕らが

文句を言うのは筋違いだ。」


 葉山の謝罪に俺は、


「何もしてないなんてことはないよ。葉山が

何度もノートを見せてくれたり、勉強を教えて

くれたから俺は何とか学校生活を維持できた。

直接戦うことじゃなくても俺にとっては凄い

助けになった。日常を守ること、帰る場所を

守ること、お前のおかげでそれを守れた。

ありがとう、葉山。」


 俺の礼に葉山は、


「そんな僕がしたことなんてお礼を言われる

ようなことじゃないよ。」


「それは違う。俺にとっては大切なことだった。

お前の優しさにとても助けられた。

大きな恩なんだよ葉山。」


「そうだ葉山。自分もお前の優しさにずいぶん

助けてもらった、もともと勉強はあまり得意では

なかったうえ自衛団の活動で学校を休むことも

多かった、でもお前のおかげで自分も赤月も

なんとか授業についていけたんだ。」


 俺と川田は葉山に感謝を伝える。


「うん、そういってもらえるとなんだか嬉しい。

ありがとう、赤月君、川田君。」


 葉山が笑顔で俺達に礼を言う。


「川田、葉山、俺の事は火炎でいい。」


「そうか火炎、自分も大吾と呼んでくれ。」


「火炎君、大吾君、僕も優二って呼んでほしい。」


 俺達は笑いながら名前で呼び合った。


「大吾、優二、そろそろ俺はいくよ。」


「火炎、そうかもう行くのか、もっとお前と

いろいろ話したかったんだがな。」


「そうだね、僕も火炎君ともっとたくさん話が

したかったかな。」


 2人は別れを惜しんでくれたが俺は行く。


「ハハハッ、別に今生の別れじゃないんだ。

また会おう大吾、優二。それと大吾、お姫様と

うまくいくといいな。」


「な、なななにを言うんだ火炎っ!!」


 大吾が焦るが、


「いや、バレバレだぞ、大吾。」


「うん、僕もそう思うよ、大吾君。」


 俺と優二はあっさり突っ込む。


「むむむ、そうか、、、、。」


 大吾が顔を赤くして黙り込む、俺は優二に、


「優二、天野に伝えといてほしい、俺に文句が

あるならこの世界の問題を解決して見せろと、

突然巻き込まれた状況は俺と変わりがない。

俺より上手く世界を守れたならお前の拳を

受けてやると。」


「そうだね、わかった伝えておくよ。僕らも

力を得た意味をちゃんと考えて行動するよ。」


「ああ、それじゃあな、大吾、優二、次に

会った時には酒でものもうぜっ!」


 俺は2人に別れを告げ城を後にした。 




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