表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ただの召喚士(本人自称)  作者: 進夢 ロキ
第2章 ナルーガ王国の異変
18/52

十五話 怪物との死闘

更新遅れてすみませんっ!

闇の中、衝撃音などがする方向へと走る、ナルーガと…


「そういえば、まだ名前聞いてなかったわね。あなただれ?」

「僕はナルーガ」

「え?な、ナルーガ?」


ナルーガは自分の名前を言っただけなのに驚いてしまったのを不思議に思う。


「冗談でしょ?ナルーガって、火球を吐いて暴れていた龍を一撃で仕留めた英雄よ?そんなわけ無いでしょ?」

「いや、本当だよ。その龍もナルーガって言う龍なんだ」

「は?なにそれ。意味わかんない」

「わからなくてもいいさ。君は?」

「私はリーシア。ナルーガ王国王女よ」


ナルーガは、また不思議に思う。


ーーーいま彼女、ナルーガ王国って言ったな。あいつ、僕の名前使ってそんなことを…


ナルーガは怒りが少しだけこみ上げる。

とんでもないやつの封印を解いてしまったなと思って苦笑する。


そして、ナルーガは確信する。

その昔の五百年前に、ナルーガの体を乗っ取ったやつは死んだが、自分を怪物へと変えた魂はまだ残っている。


ーーーそいつを、また僕の手によって封印せねば…!


そうで無いと、この世界は終わってしまうのだ。


ーーー自分でやった事は、自分で解決しないと…!


「分かった。リーシア。よろしくッ!」

「?…え、えぇ。………あ!光だ!」


リーシアにそう言われ、前を見ると、確かに光が見えた。

そして、衝撃音もどんどん近くなる。

そしてそろそろ、疲れてきたところだ。


推測するに、この先には、おぞましい怪物が待ち受けているだろう。

そこで、ナルーガは大声でリーシアに言う。


「リーシア!」

「な、なに?」


一旦足を止める。


「多分、この先には、いままで見たことも無い怪物がいるはずなんだ」

「うん、わかってる」

「え?」

「だって私、見たもん。その怪物」

「そうなの!?」

「うん。いっぱい兵士が来て、私を助けるために戦ったけど、圧倒的力の差に怖くなったみたいで、一目散に逃げて行ったわ。全く情けないわね」

「その間、君はどうしてたの?」

「見てただけ… でも、恐ろしいものを連続で見せられて、もう見慣れちゃった」

「そうなんだ… と、とにかく、そんな危険なものと接触するから、死ぬかもしれない。覚悟しておいて」


リーシアはこくりと頷く。

そして、ナルーガとリーシアは、光に向かって走り出す。


「そうだ!リーシア、妖刀を持ってきてくれない?下にあるはずなんだ」

「妖刀?」

「うん、あの刀があると、あの怪物を倒せるかもしれない」

「わかったわ」


ナルーガが言った、「妖刀」というのは、ナルーガも500年前、この武器によって封印された、「妖刀 龍滅」のことである。

リーシアはナルーガの話を聞くと、くるりと進行方向を変えて、下に降りていった。

リーシアを避難させたところで、ナルーガは丁度光に達していた。

その光の先に待ち受けるのは……


「グルルルルル……」


その姿を見た瞬間、ナルーガの背中に戦慄が走る。

大きな手。大きな身体。大きすぎる筋肉。それに、紅い目、黒い翼。

その姿は、何にも表せない、恐ろしい姿。

言うなれば…


「怪物というものはまさにこれか」


そして、ナルーガはあることを思い出す。

ーー自分も昔ああだったんだなぁ

少し苦笑する。


「ん?」


そして、ナルーガはあるものを見つけた。

壁に寝そべっているようで、目が死んでいて、鼻血を流し、動けないでいるローブを着た……


「あれは… 人?」


しかも、今、その人は殴られようとしている。

それを確認した時、ナルーガは反射的に大声をあげた。


「おーいっ!怪物さんこっちだよぉぉっ!」


それは、怪物の標的を、こちら側にするための物。

危険だが、あの人の為だった。

ナルーガの思惑通り、ナルーガの挑発を聞いた怪物は振り向き、まるで獲物を見るような目でナルーガを見て、そして……


「ガグルゥゥアァァァァッ!」


ナルーガに向かって走り出した。

口を開けてヨダレを垂らし、睨み、追いかける姿。

獣だ。

獣は、ナルーガにとってはあらゆる意味で得意分野である。

なぜなら、小さい頃からずっと、動物や獣たちと共に育ってきたからだ。


ーーーここでは、ウルフなら飛びかかるとこ……!


ナルーガは怪物をギリギリまでひきつけ、そして、ナルーガを仕留めようと、飛んだ怪物を、まるで相手の行動パターンを読んでいたかのように、右へと飛んだ。


攻撃を交わしたあと、全力で走る。

向かう先は、やられて動けなくなっていた人のもと。

なぜなら、この怪物と、素手でやりあうほどの力を、ナルーガは持っていないため。ので、武器が必要なのだ。

実は、その人が片手で、武器を持っていたからである。

ナルーガが見たところ、長剣であると推測した。

しかし、ナルーガは長剣など使ったことがない。使えるかどうかは微妙であった。


ーーまぁ、無いよりはマシかな


怪物が振り向いたところで、その人の所に達する。

そして、その人が握っていた剣を、手から静かに引き抜く。


「ちょっとお借りしますね」


と言い、すぐに怪物がいる方へ向き直る。

剣を両手で構え、頭を低くし、前傾姿勢をとる。

ここで、ナルーガはあることに気づいた。


ーーか、軽い!?


そう。

長剣の筈なのに、以上に軽いのだ。


ーーこれなら…いけるかも…!


「グラァァァァァア!」


怪物が、雄叫びをあげる。

唾が飛んで汚い。だが、そんなことを言っている場合ではない。

怪物が、また、四足歩行で走り、こちらに迫ってくる。

ナルーガに近くなると、右前足を天に大きく上げ、振り下ろす。

それを、ナルーガは素早く右に避け、乱れ斬りを食らわす。


ーーやっぱり軽い!


刃は、一撃一撃、怪物にダメージを与えていく。

だが、やはり聞いていない。

怪物の筋肉が硬い。ので、血がついて斬れ味が落ちているこの剣では、少しずつしかダメージを与えられない。

それに、相手ものぞけってくれないのだ。

ナルーガは、圧倒的に不利であった。

のぞけってくれれば、追加攻撃を食らわせられるほどの余裕ができるのだが、怪物は反応も早く、行動も早い。避けて斬って、また避けるの繰り返ししかできなかった。


ーーくそう。リーシアをひたすら待つしかない…


怪物の拳が、ナルーガの顔を紙一重でそれて、腹に乱れ斬り。

左に飛び、怪物の後ろ蹴りをかわして、その足に斬りつけ、後ろに飛ぶ。

怪物が振り向き、右足で下段(げだん)回し蹴りをする。ナルーガは飛び、そのままジャンプ斬り。

怪物の股の間をローリングして、振り向き、後ろを乱れ斬りする。


このような攻撃を繰り返しても、怪物は平気な顔をして攻撃してくる。


「グルワァァァァッ!」


そして、このような痛くもかゆくもない攻撃をしていくうちに、怪物は憤怒する。

がむしゃらに手と足を振り回し、その先が読めない攻撃に、ナルーガは混乱する。


「くそっ… はっ!?」


やがて、ぶん!と振り回された左腕が、ナルーガの顔面に当たってしまう。

その攻撃は、ナルーガの顔を痛みで覆い尽くし、後方へと大きく吹っ飛ばすほどの威力を持っていた。

吹っ飛ばされ、天井付近の壁に背中を激突し、そのまま勢いよく落下する。

ナルーガは、身体と頭を痛める。


「くそっ…たたな…きゃ!?」


ナルーガは、立ち上がろうとしたが、剣は前方1メートルくらい離れたところに突き刺さっており、取れない。

それに、怪物が猛スピードでこちらに向かってくる。


ーーあのタックルを食らったら… 多分全身の骨がバキバキだ…


怪物、秒速5メートル。

剣までの距離、1メートル。

怪物までの距離、10メートル。

1メートル先の剣を取りに行くまでに有された時間は…


約、2秒。


ナルーガは反射的に立ち上がり、すぐさま剣に手を伸ばす。

対する怪物も、走る。


先に剣に手が届いたのは…


「クッソォォォォッ!」


怪物であった。


いや、怪物であるのが当たり前だった。

何故か、それは1秒前のこと。


ナルーガは1秒前、ある声が聞こえていたのだ。

その声は、透き通った声…


「ナルーガ!剣!」


リーシアの声だった。

リーシアの声が聞こえた瞬間。すぐさま手を伸ばすのを止め、下に行くための階段のある方向へ飛んだ。

怪物が剣をタックルで吹き飛ばしていた時、ナルーガは華奢な手に掴まれた、鞘に収められた…


妖刀「龍滅」


へと、手を伸ばしていた。


ナルーガはその刀を奪い取ると、前ヘローリング。そしてすぐさま振り返り、居合切りのポーズをとる。

怪物は、なにが起こったのかわからないまま、ナルーガを探していた。

ナルーガは走り出し、鞘から剣を抜き始める。

そして、やっと怪物はナルーガを見つけることができた。


なぜなら、もうナルーガが懐に潜り込んで、腹を斬りつけていたからだった。


一刹那(いっせつな)

まさにそれだった。


もう、怪物から3メートルも離れているところで、ナルーガは鞘に刃を納め始める。


怪物が右手を伸ばしながら、走ってくるのに、気に留め無いでだ。


パチン。


鞘に納め終わった瞬間、怪物は腹から一刀両断される。

血飛沫が舞い上がりながら、肉は宙を舞い、床に落ちていった。

怪物は、もう動かなくなった。

また、途中で切って投稿するという形になりました。執筆スピードをもっとあげたい…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ