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ただの召喚士(本人自称)  作者: 進夢 ロキ
第2章 ナルーガ王国の異変
15/52

番外 永遠に続きし封印章

本当に本当に最後です。

あ、最後といっても24日に再開します!

昔、ナルーガという少年がいた。

その少年は、幼い頃から冒険好きだった。


一人で、海や山、森や洞窟。あらゆる所に行き、モンスターの討伐や、動物などと遊んでいたりしていた。


ある日、ナルーガは、また一人で洞窟へと行った日。

洞窟の中で不思議な物を見つけた。


赤紫色の、刀。

白銀に輝く刃を持った刀。

ナルーガは、その刀を見た瞬間、かっこいいからか自分の物にしたいという欲望がこみ上げて来た。


ナルーガは、刀を手に取ろうとしたが、そこで母の言葉を思い出した。


「冒険に行くのはいいけど、好奇心で容易く物に触らないでね。生き物は触っただけでも怒る、怖〜い種類がいるからね。約束だよ。」


ナルーガは、この約束を守ってきたが、でも、これは生き物じゃないから、

触っても大丈夫だよねと、

この刀を手に取ってしまった。


すると、ナルーガの頭にかき氷を食べた時のような、だが、それより10倍、20倍くらい強く、突き刺さるような頭痛が響いてきた。


ナルーガは、目をこれでもかというほど大きく開き、口も大きく開けて悶絶した。


赤紫色のオーラが、ナルーガの身体をおおう。

オーラが回っていくうちに、身体の形が変貌していく。


服が千切れるほどに筋肉が膨れ上がり、黒色だった髪が灰色へと薄れていき、目から瞳が消え去り、さらには背中の皮膚を突き破って、鳥のような紫色の翼が生えてきた。


身体が完全に変貌した時には、もう頭痛は消えていた。

ナルーガは、目が見えなかった。

しかし、手触りで、翼の感触を感じ取った。


うわぁっ!すごいっ!羽が生えてる!

お空飛べるのかなぁ。まあいいや。

ママに見せてあげよう!


ナルーガはそう思い、洞窟を抜け、自分の家に向かった。


道中、ナルーガは違和感を感じていた。


森を歩いている時、やたらと木の枝が体に当たったり、歩いているとドスドスと地鳴りが聞こえるなどだ。

目が見えないのは頭痛のせいだから、いつか治るだろうと思っていた。


森を彷徨いながら、やっとの思いで森を抜けた。

すると、何か人の声が聞こえた。


「キャァー!化け物ー!」

「お前はギルドに行って増援呼んでこい!俺が相手してるから!」


化け物という言葉を聞いたら、怖くなった。目が見えないから、化け物の位置がわからなくて、いつ来るかわからない。


「死ね!化け物め!」


さっきの声の人が言った。

そうだそうだやっつけちゃえ!


ズショッ


ナルーガは、胴体に斬撃を入れられた。

斜めに肉が裂け、血が吹き出す。

泣くほど痛かった。ナルーガは痛さのあまり声をあげた。


「グルワァァァァァッ!」


………え?


そして、ナルーガはおかしな点に気づいた。


こんな声、僕の声じゃないっ!


その通りだった。

ナルーガは獣の如く、鈍い声をあげていた。


ズショッ。


ナルーガはまた斬られた。鈍い声を上げる。


やはりさっきと声のトーンが全く一緒…。

それに、男の人攻撃するのがあまりにも遅いし、化け物の声も聞こえないし。


ズショッ


ナルーガは、3度目の斬撃で悟った。


僕がこれだけの斬撃を受けても死なないし倒れない…。

声も低い。おかしい。


これって、


これって、


僕が…………化け物……?


「おっそろしい顔して鈍いもんだな!

まるで、なんで攻撃されてるか分からねぇみてぇだな!」


男の声が自分に向けられているような感じがした。

ち、違う………ぼくは……化け物じゃ……ない……。


「本当にそうなら教えてやるよ!

お前が攻撃される理由。それは……

お前が化け物だからだよっ!」


違う!違う違う違う!

僕は、化け物じゃないっ!

僕はナルーガだよ!


拳を握りしめ、前に突き出した。

その拳は、男にヒットし、ドンっと鈍い音を出しながら、吹っ飛ばされていった。男は即死であった。


「かかれーっ!」


ナルーガにそんな声が聞こえる。


おかしい、そんなのおかしい。

みんな間違ってるよ、ママならみんなに本当の事をっ!


「マァァァァマァァァァァッッッ!」


辺りに響き渡る声。もうこの声は人間ではなかった。

キィィィィィィィンッ!

増援の部隊の者は、みんな、耳に響く音に耳を塞いでいる。


その中で、ナルーガは人々の中へと突っ込んでいき、多くの者を吹き飛ばした。

そのまま、自宅へと向かった。


目が見えなくても、感覚で分かる!


小さな家の前、鮮血が身体に付着した状態のまま、ナルーガは家に入ろうとした。


「なによ。ドスドスと、家の前でダン○ンやんないでほしいわね。はいはいどちら様ぁー?」


ナルーガの母は家のドアを押し開けると、数秒間硬直した。


「ママァ!ママァ!ボクダヨ!ミンナガオソッテクルンダ!」


ナルーガの母は、硬直から解き放たれ、

すべての力を悲鳴に変えた。


「ひぃぃあぁぁぁぁぁぁぁっっ!バケモノォォォォォッ!」


ナルーガの母は力を使いきり、その場で倒れこみ意識を失った。


へ?うそだよね?ママ?


「どうしたっ!ナルマっ…うううぃあああっっ!?化け物だぁぁあっ!」


後から来た父も、ナルーガを化け物扱いした。


パパまで?みんな、どうしちゃったの?


ナルーガの父は、近くにあった弓と矢を取り、引き絞り、ナルーガに向けて放つ。


その矢は、ナルーガの心臓を貫き、血が吹き出した。彼は立て続けに矢を放つ。


パパも、ママも、分かって、くれないなんて…


ナルーガは、多大なショックを受ける。

意識が朦朧としているが、ナルーガは最後の力を振り絞った。


誰もっ。


ナルーガの目から涙が溢れる。


だれもっ。僕を僕だと分かってくれないなんてッ!


「ゥゥゥゥアアアアアアアッ!」


さらにナルーガは姿を変える。

肌色の皮膚は赤紫色に変色し、鱗が生える。顎が長くなり、龍のようになる。

牙も鋭く尖っている。


天使のような翼も砕け散り、身体は完全に ”龍” へと変貌していく。

青く透き通った空に、紫色の雲が押し寄せ、イナズマが走り、ナルーガの頭上に落ちる。


ナルーガは辺りに、響くどころでは済まない、大地を剥がすような大声で悶絶する。


やがて雷は止み、龍は電気を帯びた。


ナルーガは、我を忘れていた。

辺りに火球を吐き続け、怒りを表現することしかできなかった。


★★★←番外特別の、黒い星


ナルーガが龍になってから三日後。

ナルーガは依然として火球を吐き続けるだけであった。


もうすでに辺りの野原は焼け焦げ、大自然が一気に黒く染まった。


ギルドは、ナルーガの討伐願いをだすが、あんな巨龍を倒そうとする者など、1人もいなかった。


そんな中、ただ一人、ナルーガを討伐しようとする者がいた。

名はナルーガ。


この勇敢な勇者を、ギルドは涙目で見送った。


「あれは、相当でかい龍だな。」


ナルーガは、龍と化したナルーガを見ながら言った。


「まぁ、こいつにかかれば楽勝だけどね。


ナルーガが手に持っているのは、

妖刀 龍滅

龍を殺す妖刀だ。


「大気に漂いし精霊達よ。

今、我を抱き抱え、我を運びたまえ。


付与魔法 身体浮遊(ゴーストムーブボディ)


さてと、行きますか。」


ナルーガは身体に付与魔法をかけ、身体を浮き上がらせる。

そのまま、龍と化したナルーガに真っ直ぐ飛んでいく。


こいつは、間違いなくナルーガだが、何かが違った。それは中身。


妖刀に封印されていた者が、ナルーガの身体を乗っ取る。つまり、ナルーガの魂を追い出すということだ。

そして、その代わり、封印されていた者は、忌々しい自らの身体を、かわりにナルーガに渡す。


そうする事で、封印されていた者は封印から解かれ、封印を解いた者はこの刀で封印される。忌々しい体を。


そして、この果てしないループが、何千年にもわたって行われている。


これから、そのループのメインイベントなるものが始まる。

封印されていた者が、封印を解いた者を、封印する。


龍と化したナルーガは、自分のところへ飛んでくる者を見つける。

超高速だ。


ナンダ?アレハ……。


どんどんどんどん近づいてくる。


アレハ……。


腹のすぐ隣を、それはすり抜けた。

光が迸った。

ナルーガが刀を鞘に納めた。

その瞬間、龍の中心から激しい爆発が起こった。


ボク…?


ナルーガは、ナルーガに封印された。

(ナルーガ)の短い人生が終わった。


「あとは、次のやつを待つんだな。」


ナルーガは空中を浮遊し、去っていった。




封印されたナルーガは、待ち続ける。


次に封印を解く愚か者を。


母との思い出を思い出しながら…。


ナルーガはもうママに会うことはない。

新作ですが25日に予約投稿しました。

正直言って、これの第2章が終わってから投稿するつもりでした。

ですが、阿保作者のミスによって早めに投稿することになりました。バカですね!作者は!_| ̄|○


テスト頑張ります。………いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!

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