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第3281話 混雑種の剣士
「お前は・・・
少しは腕に覚えがあるようだな。」
「ぬかせ!」
兵は無数の火炎弾を放ってきた。
「トラルティール騎士団流奥義!
魔法無残ッ!」
アルナスの刀の一振りで、炎は消滅する。
「い・・・
一撃・・・」
「違います。」
黄金騎士・・・
ミレスが言う。
「アルナス卿は、無数の剣戟を出しました。
これは・・・
究極奥義・ティアムレットバーストができなければ不可能とされるいわば「防御の究極奥義」。
私にも、あれほどの奥義は出せません。
騎士団長にも不可能です・・・」
ヘズは、仰天した。
「そんなすごい人がなんで科学長官なんだよ!?」
「私は科学理論、魔法理論が好きでね。
剣術にも通じるものがある。」
アルナスの白衣が神波動で揺れる。
「さて・・・
こんどはあの隔壁をぶち抜こうか。
いくら私があのパスワードを容易く突破できるとはいえ、ずいぶん手間だ。」
言うと、構えをとる。
「待て!
私が・・・」
兵の隊長が立ち塞がる。
「なるほど・・・
貴様を塵に帰さねばならんか。」
牙を剥くアルナス。
「こう見えても私は・・・
様々な種族の混雑種でな・・・」
アルナスの背から、鳥の翼が生える。
「と・・・
鳥!?」
「正確に言うと、狼の体毛と竜の翼だが。」
え!?
敵ごとドアをぶち抜く!?




