第2277話 時間稼ぎ
「・・・という訳で・・・
あそこまで進化した超魔王カタストロフに、大打撃を与えるために・・・
「亜光速電磁加速砲」のプログラムをインストールする時間が必要です。
完了まで、こちらに攻撃が来ぬように時間稼ぎをお願いします。」
私は、久々に「マジ」な表情で、各艦隊の指揮官に告げる。
「ちなみに・・・
あと、30分必要じゃ。」
老師が言う。
「こりゃ、やっかいだねえ・・・
アキツの「六連発神波動潜熱砲」全弾発射モードに限りなく近い威力の弾を撃てるとはね・・・
でも・・・
それだけに、準備中にやられると弱いのは、歴史が証明している。
地球のナチスが使用した列車砲グスタフ、ドーラも狙われたらヤバかったと聞く。」
ヤンが、ベレー帽を目深にかぶり、超茶を飲む。
しかし、夫人兼副官のフレデリカに10tと書かれたハンマーでぶっ叩かれているところをみると・・・
紅茶にはべらぼうな量の甘味料が入っていたらしい。
砂糖かハチミツか・・・
はたまた、ユニィシロップか蜜袋か・・・
「では・・・
全軍・・・
攻撃!
目標は・・・
30分、持ちこたえること!
戦艦ミリアリアが、準備万端になるまで敵を近づけないでください!」
ライティアが言う。
「なんなら・・・
そのまま、総攻撃で仕留めても構いません!」
ファルティアが、皇帝のローブを翻して言う。
「では・・・
宇宙連合艦隊・・・
総攻撃!」
ライティアの檄で艦隊が総攻撃を開始する!
無数の神波動潜熱砲や、神波動レーザー・・・
ミサイルや電磁加速砲が、カタストロフに降り注いだ!
だが・・・
「くくく・・・
この程度で僕を倒せるとでも?」
カタストロフが、軽く右手を払った。
「ッ!
か・・・
返ってくるにゃ!」
ファルティア艦のミハイルが、声をあげる!
だが・・・
「どっせ~いッ!」
「にゃーッ!」
いつの間にか宇宙空間にいた、リケ神とニケ神。
「至高の盾!」
リケ神が、艦隊全てを「絶対の盾」で防護する。
「これなるは・・・
「聖戦の女神」アテナ様の術にゃ!」
さらに・・・
「超魔王様・・・
此度の「返品」・・・
受けかねますにゃ。
従って・・・」
返ってきた攻撃を、「てきとー」な神波動でこねくり回し・・・
「10割の迷惑料込みで、お引き取りお願いしますにゃ!」
それを・・・
まるで野球投手のようなフォームで、「投げる」!
そして・・・
「自由神の神罰!」
そこに、自分の攻撃を叩きこむ!
ナキ:グスタフとドーラって・・・
ヤン:実際にあったよ。
でも、建造コストより運用コストの方がかかったのさ。




