第2270話 審判の凍気
「ふざけおって!
まじめにやっておるのかッ!」
フレイムが、怒鳴った。
それに対し・・・
「あ!?」
ショータのあからさまな、不機嫌な声が響く。
「こ・・・
こいつ・・・
言っちゃいけないこと言ったにゃ・・・」
ミハイルは、コックピット内でガタガタ震えだした。
「へ・・・
陛下が言ってたにゃ・・・
「真面目にやっているヤツに、真面目にやれ」は・・・
ブーメランだって・・・」
そう・・・
フレイムは、ショータがオヤジギャグな技を連発しているため、そう言っただけなのだが・・・
この一言で、彼を怒らせたのだ。
「オレは・・・
まじめにやってるぜ!
ふざけた動機で全部ぶっ壊そうっているおめえらは・・・
許さねえ!」
ショータの神波動が、機体から噴き出た!
「き・・・
危険にゃ!
これは・・・
「凍気」にゃ!
総員・・・
一時退避にゃ!」
ミハイルは、部隊に命じる。
中には、先ほどまで戦っていた大魔王を、ショータ側に蹴り飛ばしてから退避する味方機もいるくらいだ。
「くらえッ!
審判の凍気!」
ショータ機の両手から、すさまじい凍気が噴き出した!
ぴきぴき・・・
周囲が、凍結していく・・・
「フ・・・
フレイム様・・・
こ・・・
これは・・・
裁きの吹雪級の・・・」
言いかけた魔王が、一瞬で凍結し、砕け散る!
「これは・・・!」
ミハイルが、味方に退避を命じた理由がコレだ。
術者であるショータ機以外、全て凍結してから砕け散っている・・・
味方部隊は、全て無傷・・・
「お・・・
恐ろしいにゃ・・・
だから陛下は「職場心理学」で「人のやる気を否定するな」と言ってたにゃ!」
「お・・・
恐ろしい男よ・・・」
フレイム率いる炎の大魔王・魔王部隊は、ショータが放った術で「凍結して砕け」散った。
これ以来・・・
ショータ・ミケランジェロを「不真面目」と正面切って言う者はいない・・・
ミハイル:コワいにゃ・・・
ショータ閣下も、キレるとああなるにゃ・・・




