第2233話 魔王レディ・レーベ
「まったく・・・
姉様は、アホなお方の技を御覚えになるなあ・・・」
二刀の魔王レディ・レーベの機体は、巨大な神波動剣を抜いた。
ガストール艦艦橋・・・
「な・・・
こ・・・
これは!?」
「どうしたッ!?」
ガストールは、麾下の艦隊にデラリアの迎撃を命じたり、自ら神波動閃熱砲を撃ったりで忙しいが、それでもオペレーターの報告を聞く。
「き・・・
奇妙な剣技の機体が・・・」
それは、「二刀流」・・・
「いいか?
「地球・日本」を起源とする「二刀流」とは・・・
利き腕でない刀で受け・・・
利き腕の刀で、攻撃する流派だ。
最古のものを・・・
「二天流」という。」
アルナスは、かつてそう言った。
「いまや、この極意は・・・
邪馬台国の「ミヤモト・ムサシ」という男と・・・
君しかできん。」
レディに、アルナスはこう言った。
「くくく・・・
さしずめ・・・
「ミヤモト」氏は「邪馬台国」の剣技・・・
私は・・・
「魔王二剣流」といったところ・・・!」
レディ機は、確実に「受け」・・・
確実に斬りはらう!
「そして・・・
デイブランド工房の名を・・・
宇宙に轟かせる!」
彼女の唯一の欠点・・・
それは、デイブランド工房の熱烈なファンだったのだ!
そして・・・
「頃合いでしょう・・・」
レディ機は、敵艦隊の「目」を全て自機にひきつけ・・・
そのまま離脱する・・・!
「ぐ・・・
ぐあああああああああああああああッ!?」
ちょうどそのとき、デラリアの放った「粘土」神波動が、ガストール艦隊を襲った!
ガストール艦隊は、「即席」の混沌神波動に呑まれて消える・・・
「まったく・・・
姉様は、こんなことしなくても、ご自分で混沌神波動を放てるのに・・・」
レディは、ため息をついた・・・
二刀流です!




