第2295話 覚悟はできているか?
ダキア艦艦橋・・・
「か・・・
隔壁全閉鎖!」
ダキアは、震え上がっていた。
「なにが哀しくて、憤怒の大魔王が「怒りの燃えた」科学導師にビビらにゃならんのだ・・・」
一方、アルナスは・・・
「あちゃあ・・・
隔壁が全部、締められてますね・・・」
アリスが、両耳をぺたりと伏せる。
「そうか?
こういう場合はだな・・・」
アルナスは、刀を納める。
そのまま、右腕に神波動を込める。
彼女の腕が、金狼の毛皮をまとった竜の腕と化す。
「どりゃああああああああああああッ!」
バゴオオオオオオオオオオオオオンッ!
アルナスの一撃で、隔壁に大穴が開く。
「「「・・・・・・」」」
彼女の配下の騎士たちは、絶句する。
「混雑種の者はいるか?
それに該当するなら、似たことの一つもしてみろ。
ここまでやれとは言わん。」
さらに、人狼が・・・
「まだありますぜ・・・」
言うなり・・・
「どりゃあああああああッ!」
彼は、炎の鉄拳で大穴を開ける。
「やればできるじゃないか。」
「へッ!
オレには、アルナス卿のマネは無理でさあ。
しかし、何代かおきにエルフが混じってるんでね。
火炎魔法とのコラボでさあ!」
艦橋・・・
「バ・・・
バケモノかッ!
アルナス当人はともかく、ヤツの部下までも!」
ダキアは、てきめんにビビる。
アルナスたちは・・・
「これで、300枚目です・・・」
アリスが、げっそりしてきた。
「どうしま・・・
って・・・
アルナス卿!?」
アルナスの神波動が、不穏になっている!
「ここまでやるからには・・・
覚悟はできているんだろうなあああああああああああああッ!」
そのまま、空に浮遊して横回転!
「コークスクリューキックッ!」
ズガガガガガ・・・
「す・・・
すげ・・・」
人牛が、目を剥く!
アルナスは、隔壁を連続してぶち抜いていく!
「確か・・・
キティルハルムのミリアム陛下も、同じことをされたと聞きます・・・」
アリスが、よけいげっそりして言う・・・
「あーあ・・・
三賢人って・・・
コワいな・・・」
騎士たちは、顔を見合わせた・・・
先日のアルナスの刀・・・
「ナカソネ・コタツ」でした。




