第2293話 アドミラル・アルナス
「バカな!
これが・・・
これが、宇宙連合最強の総合導師「リシテアール三賢人」かッ!?」
ダキアは、顔面蒼白だった。
「いいか?
あなたは、「総合導師」とは何かとは、わかっていない!
それは・・・」
アドミラル・アルナスが、神波動盾を展開する。
「「よろずの才」を持った「導師」なのだ!」
アルナスは、操縦桿を握り、ペダルを踏み込む。
「最大戦速!
目標・・・
ダキア艦!
ホープメイカーアタック!」
「敵旗艦・・・
最大戦速で、特攻をしかけてきます!」
オペレーターが、悲鳴を上げる。
「全兵装・・・
撃てぇッ!」
ダキアの命で、実弾・神波動レーザー・ミサイル問わずに、アドミラル・アルナスに攻撃が迫る。
だが・・・
トラルティール艦隊や機動兵器部隊が片っ端から撃ち落とし・・・
残りの砲弾も全て、アドミラル・アルナスが迎撃のために放った神波動閃熱砲やミサイル、電磁加速砲に遮られる!
しかも・・・
その流れ弾が、ダキア艦にいくつか命中する体たらくだ。
「ちッ!
迎撃の攻撃で当たったのはこれだけか。」
モニター画面向こうのアルナスは、ちょっとイラついていた。
「艦の電子演算機と私の計算では、もっと当たる予測だったが。」
―冗談じゃない!―
ダキアは、今更ながら震え上がった。
「フン。
さすがの私も、獣人族の血が混ざっているためか、理性を若干削られているようだ。
せっかくのエルフや竜族譲りの演算能力が落ちているのかもしれん。」
淡々と言うアルナス。
「神波動閃熱砲・発射!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオンッ!
「が・・・
外殻装甲一部が破られました!」
「え・・・
ええいッ!
艦内戦だ!」
ダキアは、内心震え上がっていた・・・
珍しく激怒しているアルナスです。




