第2291話 アルナス艦隊
トラルティール艦隊・・・
通称、アルナス艦隊。
旗艦アドミラル・アルナス艦橋には、操縦席に変形した提督席にアルナスは座していた。
「アルナス卿!
リケ神艦隊が・・・
「オナラ玉」によって、敵艦隊の一角を崩した模様です。」
オペレーター席に座る黄金騎士のアリス・ワンダーランドが報告した。
「まったく、あのお方は・・・
どこまでも「クサい」戦い方をされる・・・」
アルナスは、頭を抱えた。
そこへ・・・
「前方・・・
大魔王艦隊から打電です。」
「繋げ!」
モニター画面に、いかにもという感じの「怒り顔」の大魔王が映し出された。
「その人間族系の白衣の女・・・
トラルティールの科学長官アルナス・ライテスと見た!
残ったのはこの憤怒の大魔王メギスのみ!
よくぞやってくれた!
数々の小賢しい策略・・・
よもや貴様かッ!?」
メギスは、一気にまくしたてた。
「勘違いされては困る。
この戦いの軍略の大半は、盟友ミリアリア・イスレ・キティルハルム女王陛下によるものだ。
私が思いついたものではないよ。」
さらに付け加える。
「私は・・・
リシテアールの「特産人類」と言える「混雑種」だ。
人間族、エルフ、人狼、竜族・・・
特に人間族とエルフが濃いな。」
「そうか・・・
貴様・・・
どうりで犬っぽいと思ったが・・・」
その言葉に、アルナスはカチンときた。
「「犬」ではない!
「狼」だ!」
思わず怒鳴る。
「ひッ!?」
艦橋に詰めた黄金騎士たちは、震え上がった。
普段はひょうひょうとしたアルナスだが、「犬」と言われると怒るのである。
「・・・
さて・・・
相手が「人間」であったり、「善の大魔王」ならば怒るだけで済ますが・・・
幸いにもあなたは「悪の大魔王」だ。
容赦はせずとも済む!」
そう言ったアルナスの神波動は、混沌神波動でありながら、どす黒かった!
「全機動兵器部隊出撃!
相手は、最後の大魔王!
リシテアール最初の騎士団の意地を見せよ!」
アルナスの眼は、据わっていた・・・
アルナス:誰が犬だッ!?




