第2289話 恐怖の電柱
大魔王サイエは、恐怖していた・・・
いままでこんなヤツはいなかった!
「じょ・・・
冗談じゃないよ!
あ・・・
ありえないッ!」
「サ・・・
サイエ様ッ!」
「今度はなんだ!?」
オペレーターに怒鳴るサイエ。
「リケ艦・・・
ミサイルを撃ってきました!」
ありえない!
「アホな!?」
あり得たのだ。
「にゃーははは!
リシテアール連邦の科学技術・・・
「転移弾」にゃ!」
「「神」が人間の科学技術を使うのかッ!?」
「これが・・・」
リケ神・・・
人の悪い笑みを浮かべる。
「あるんにゃ~・・・」
そして・・・
「全艦の神波動閃熱砲の砲口に・・・
ミサイル突き刺さりました!」
画面でズーム・・・
その横っ腹には「電柱」と毛筆で書かれた電柱が・・・
しかも、ひと昔のマンガのヘビースモーカーのオッサンが大量のタバコをくわえているかのような印象さえ受ける・・・
「電柱じゃないかッ!?」
「電柱にゃ。」
「どこからかっぱらってきた!?」
「うーむ・・・
昔は、廃棄処分場から無料もしくは安価で購入してたにゃ。
でも・・・
足りなくなってきたから・・・
神殿の直営工場で生産してるにゃ。」
つまりは・・・
「自分でこのためだけに、「電柱」を大量生産しているのかッ!?」
「そうなるにゃ・・・
いや~・・・
神官たちや従属竜にも「無駄遣い」するなと言われてるにゃ・・・
コンクリートの材料費・・・
自動機の購入・・・
バカにならんにゃ・・・」
ちなみに、近々・・・
キティルハルムは、送電線の地下ケーブル化の計画がある。
電柱は、過去の遺物となりそうだ。
「さらに・・・
あんたは、神波動閃熱砲にしこたまエネルギーをため込んでたにゃ・・・
あちしが撃った電柱・・・
先端に、「メタンガス」と「硫化水素」の化合ガスが満載されてるにゃ。」
これが、リケ神のクオリティだ。
「ま・・・
まさか・・・」
アホでもわかる理屈だ。
「にゃーははは!
「オナラ」に引火して大爆発して吹っ飛ぶにゃ!」
リケ:にゃーははは!
吹っ飛ぶにゃ!




