第2059話 いつも会っていると、ありがたみも薄れるんだろうか?
「にゃぁぁぁーーーーーーー・・・!
な、何事にゃ!?
敵襲にゃ!?」
ハリセン改でひっぱたいたら、ナキが飛び起きた。
まともな事を言って・・・
うん斜め左下すぎる反応に、ちょっと予想外だった・・・
今の私は、飼い主に想定外のことを言われた猫のような表情をしていたのかもしれない。
「ナキ、落ち着きなさい。
起こしただけだから。」
呆れたというか・・・
疲れたというか・・・
そんな私のの声に、ナキも落ち着きを取り戻した。
「にゃ?
お出かけにゃ?」
思わず、その発言にガクッとなる面々・・・
いやいや、何故にそうなった!?
「ナキ・・・
神殿へ向かってるのよ、帰るの!」
こいつ・・・
脳味噌がまだ、30%寝てるなこいつ・・・
「にゃ?
叫ばなくても聞いてるにゃ!」
いや・・・
起きてたか・・・
皆がガクッとなった・・・
ここまで来ると、いっそ天晴れねだ・・・
そんな会話をしつつも、数時間後、無事に神殿へ到着したのだった。
馬車から順番に降りると、目の前には荘厳な白い建物。
恐らくは、これが神殿だろう。
昨今では、文明圏ではリケ神殿やトラルティール大聖堂、プロメスティア大神殿くらいしか見ないが。
確かに美しい建物であり、神の威信をそこに見た気がする。
そして、建物の入り口には、ズラリと並んだ、神官と巫女達。
一番前にいるのは、神官長だろう。
ただ・・・
我々に一番身近な聖職者は、事務員か戦闘員な気がする。
なにせ、仕える「神」が「現実派」で「武闘派」だからだ。
近場の惑星の「神」の神官たちも、一歩間違えれば「原理主義者」っぽい。
慣れているらしいフランツ殿下は、普通に出迎えに対して礼を言っていようだが・・・
慣れてない咲希一行は、固まっていた。
まあ、我々は、「神々」と普通に世間話をしたり、共に戦っていたりするからなあ・・・
「うーん・・・
こっちの神様に、「財宝セット」寄進したほうがいいかにゃ?」
「いらんわ!」




