第2031話 水晶窟
こ・・・
これは・・・!?
「にゃー!?
な、なんにゃ!?」
ナキが、簡単の声をあげる。
「まぁ!これは・・・」
階段を降りた先に見えたのは、キラキラ輝く、余りにも綺麗な通路だった。
まるで、金剛石の壁だ。
歩くたびに、乱反射するため、自分たちが何処にいるのか、分からなくなりそうだ。
ミラーボールのようでもある。
「・・・レインボー、いないにゃ。」
「是非とも、狩りをしたいですね。」
「はあ・・・
さすが、主婦が晩御飯のおかずを狩りに行く国の人だ・・・」
和麿が、ため息をついた。
うーむ・・・
私は、周囲の神波動を探り始めた。
と、我慢は出来なかったナキ。
またしても、大きな金槌を構えている。
これには、「キングTHE10000トン」と書かれている。
「やるにゃ!」
おまいはーッ!
今唱えてる呪文・・・
破壊神王・破壊大帝様の・・・
高重力の「闇魔法」だろうがッ!
カッキィィィーーーーーーーーーーーン。
これは・・・
事実、表記の通りの重量を「疑似的」に作るだけのパワーがあるわけで・・・
透き通る音が、辺りに響くと共に、小さく、カチリという音がした。
って・・・
まさか・・・
フェイントかッ!?
「にゃ?
いないにゃ??」
不思議そうに言った、次の瞬間。
またしても、ナキの足元がまた抜けた。
「またかにゃぁぁぁ~~~~~~~!?」
「いいかげんに学べ、アホッ!」
「翠嵐!」
ナキのヤツ。
忘れた頃に、やらかしてくれるとは・・・。
天災よりコワい・・・
「えー、説明しますが、レインボーアイアントは、擬態はしておりません。
普通に通路へ出てきますが・・・
仲間呼びという、厄介な技を持ち、更に、クリスタルアイアント以上に、魔法や物理に耐性があります。」
「ほほう・・・
ならば、普通にいけばいいと・・・」
しかし・・・
この光の乱反射する通路に、苦戦を強いられる羽目になった。
ゴンッという、素晴らしい音が、そこかしこから聞こえる。
「古代戻艦長から、サングラス借りて来たいにゃ・・・」
言うのは、一番手のナキだ。
「六連発式神波動閃熱砲の準備じゃないッ!」
あれは、威力ありすぎだ。
「なんですソレ?」
「某宇宙戦艦の、超必殺技です。
惑星級の機械要塞でも、吹っ飛ばしますよ。」
咲希の質問に、答える。
後は、我々やや背の高い騎士さん達である。
とはいえ、レインボーアイアントは歩いていたら、本当に出会えた。
キラキラした、虹色の蟻、まさにレインボー!
捨てるとこはない! と、言わしめるだけはある。
地球の日本や、キティルハルムでいうところの・・・
「クジラ」のようだ。
「行くにゃ!」
「参ります!」
ナキが、「よりによって」両腕に、神波動をまとわせる!
ソレは、高速回転しているではないか!
「奥義!
ダブル・ドリルクラッシャー!」
ガガガガ・・・ッ!
ドリルが、レインボーアイアントをぶち抜く!
「ついにやったかッ!?」
さらに・・・
「・・・からの~・・・」
ズバッ!
「マスタードソード」で斬りつける!
「ぎゃあああああああああッ!」
レインボーアイアントの「絶叫」!
「まさか・・・
さすがに、アホの大家・・・
アホすぎて、だれも実証しなかったことを・・・」
そう・・・
「マスタードソード」は、「斬られる」と辛いとされる・・・
水晶窟は、阿鼻叫喚となった・・・




