第2021話 ダンジョンの考察
『主よ!起きよ!』
むくり。
「いったぁぁぁ~・・・
龍~、普通に起こしてよ・・・」
龍が立ち上がり、背中に居た咲希を落としたのだ。
『主が中々、起きないからだろう・・・』
言うと、姿を消す龍。
うーむ・・・
この「龍」・・・
創造神族の創造神帝様の眷属のシルフィード様に、変身後の雰囲気が似ている。
特に、羽毛が。
「・・・咲希さん、よく寝れますね?」
疲れていたらしい。
「フカフカですし、昔から寝てますから慣れてます!」
「・・・・・昔から?
慣れて・・・?
そ、そうですか・・・」
陰陽師とは、かように過酷なモノか・・・
「にゃ?
フカフカにゃ??」
気になっている様子のナキ。
「しかし、このダンジョンは不思議ですね?
意志があるように見えるのに、中は無機質です。
意志は本当にあるのかしら?」
まるで、「機械」のような・・・
いや・・・
「機械人」や「中央電算機」であっても、意思ははっきりあるが。
「いや、無いでしょう!?
あっても分からないって。」
咲希のツッコミが入る。
と、ファイさんが口を開く。
「ダンジョンは挑む為のものであり、実力に応じて報酬がある場所、とされていますよ。
だからよく、腕試しに使われますし、貴重な物も発見されるのです。」
なるほど・・・
そういった「審査システム」がそう感じさせるのか。
「貴重にゃ?
欲しいにゃ!」
食らいつくなあ・・・
ナキのヤツ・・・
「さて、そろそろ次の攻略へ行きましょうか?」
私は、目を細めた。
「猫」さながらに。
「次のゴールドアイアントクイーンは、物理、魔法が効きにくいので、気を付けて下さい。」
ファイさんが情報・・・
しかし、そういうヤツは神波動で思いっきり強化してぶっ叩くのみ。
「これが終われば、クリスタルアイアントですねぇ・・・」
「楽しみにゃ~♪」
くくく・・・
我らキティルハルムの民は・・・
未知の「獲物」に好奇心旺盛なのだッ!




