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第2019話 伝説の姫

「襲ってきた狼を、返り討ちにして食った!?

昔のお姫様がですか!?」


「そうにゃ。」


和麿の素っ頓狂な声が響いた。


「トラルティール分裂戦争の時代の姫である、ニウ・アニス・キティルハルム王太子・・・

後のニウ二世にゃ。

彼女は、幼いながらすでに結婚していた王太子補佐官とともに、東トラルティールに向かう途中・・・

襲ってきた狼の懐に入り・・・

「お宝」を潰して動きを止め・・・

腹をひっくり返して、臓物と脊柱を踏み砕いて止めを刺し・・・

亭主と一緒に鍋にして食ったにゃ。」


ナキの説明に、絶句する騎士団。


なんせ、「初撃」がすごい。


「で・・・

でも・・・

そこまで・・・」


「いいえ?」


私は、ナキに補足する。


「相手を襲ったのです。

「襲われて食われる」のは、承知の上。

人間同士ならいざ知らず・・・ね。」


騎士たちは、股間をおさえていた・・・


「そのまま、彼女は特大の「鼻毛野牛」を仕留め・・・

トラルティア王太子の手土産としました。」


和麿は、震え上がる・・・


「後・・・

ニウ二世は、魔法で敵軍を一瞬にして焼き尽くし・・・

補佐官は、敵陣に爆薬を大量に投げ込んだにゃ。」


ファイさんは、ナキの淡々とした表情を見ている。


どう見ても「自慢」ではなく、「事実」を語っているだけだと看破していた。


「戦争の後で・・・

「レア」な材料を使った、「レアチーズケーキ」がキティルハルムの伝説のパティシエによってつくられたにゃ!

そのパティシエは、「ネル・ミケランジェロ」にゃ!」


和麿は、愕然とした!


「「ネル」!?

翔太君が、美味いと言っていた、ケーキ屋のご先祖様が・・・!?」


「そうにゃ。

偶然にも、彼女はニウ二世の義理の姉にゃ。」


確か・・・


「ニウ二世は、戦後にも・・・

リシテアール世界を回って、王族たちや要人と関係を深めていきました。

さらに、後にも先にも・・・

「人」に向けて王家の魔法力が「戦争」に使われたのは、この時期だけです。」


あれ?


ファイさんが、まだ衝撃から立ち直っていない・・・


「ってか・・・

「肉食獣」を食すのですか・・・?」


そっち!?


「悪いのですか?」


「い・・・

いえ・・・」


思いっきり引きまくっているファイさん。


「どうせ、害獣ならかまわんでしょう。」


その私の発言に、ナキ以外は「石化」した。

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