第2018話 キティルハルムの食材
「んじゃ、あたしは少し寝るわね~、龍!」
龍を召喚して、寝に入る咲希。
「にゃ?」
「おや?」
龍が伏せをして、咲希ははその背中に寝そべる。
聞くところだと、あちらで陰陽師の仕事をしていた時は、よく、こうやって寝ていたようだ。
「んじゃ、おやすみなさい・・・
時間になったら、起こしてね、龍。」
ここで、和麿が口を開く。
「あの~・・・
こちらの料理は、おいしいと聞きますが・・・
キティルハルムでは、どうなんでしょう?
ミリアム様って・・・
女王ですよね・・・」
「陛下、いつも自分で家族の食事を作ってるにゃ。
後、時々・・・
創作料理の店に足を運んでるにゃ。」
ナキが答えた。
「歴代の女王は、よく釣りをしますね。
よく大物をゲットします。」
「どんな?」
ファイさんが聞いてくる。
「はい。
初代女王ノワールが発見した近海の「ノワールオオウナギ」や・・・
咲希さんや和麿さんの地球では、とっくに滅びた「古代ザメ」・・・
そう言ったものをね・・・」
「マジ?」
和麿は、ひきつった。
「マジ。」
きっぱり。
「特に、巨大ウナギは・・・
女王が自ら釣ったヤツは・・・
「闇鍋」の具になって、王都の民の胃を満たす行事があるにゃ。
建国期は、王国の民全員が食べれたけど、さすがに今は、領土が広くて無理にゃ。」
ナキが解説する。
「さらに、陛下は釣り上げた「古代ザメ」に止めを刺して、カマボコ工場に持って行ってるにゃ。
無料で。」
あ。
和麿が、「石化」している・・・
「後・・・
「七面鳥」という、「七つの顔」の七面鳥が野生でいますね。
料亭の女将や、近所の主婦が「神波動連発銃」を持って、晩御飯の食材として獲りに行きますね。
唐揚げが、おいしいのです。
キティルハルムに滞在中、翔太さんはよく食べておられましたよ。」
「し・・・
七面鳥が・・・
マシンガンで・・・」
和麿は、さらにダメージを受けたようだ。
「それと・・・
陛下は「コブラ園」を持ってるにゃ。」
ナキが言う。
「毒を使うとか?」
和麿のツッコミに、ナキは頭を左右に振る。
「うんにゃ?
食べるにゃ。
開きにして干物にしていただくにゃ。
特上品が、「エンペラーコブラ」にゃ!」
「お前ら、マングースか!?」と、ツッコミそうになった和麿だった・・・




