15「いつもとは違うボス戦の攻略」
15「いつもとは違うボス戦の攻略」
戦い方のコツをつかみ
全員が、普段のゲーム並みに楽しめる様になった頃
ダンジョンの最下層まで
紆余曲折はあるかもしれないが「順調」に辿り着き
後は「ボス戦」を残すのみとなっていた。
先走り過ぎて「明人」が「自滅しかける事・数回」
防御力が弱く、体力が少ない為に
「魔法使い」は距離を置いて戦わないと危ないのに・・・
「エスタシオン」が『やっぱり、僕も戦います!』と・・・
敵陣に突っ込んで行ってしまい「死にかけた事・1回」
なぁ~んて事があった事は、公然の秘密です。
『絶対に気を抜くなよ・・・
「油断してて全滅しました」とか、笑えないからな』
透矢は「気を引き締める」為に、皆に声をかける
『大丈夫!そんな事には絶対ならないよ』
そう自信満々に言った明人が・・・一番、信用できない
晴季さんが画面の向こうでクスクス笑っている
エスタシオンだけは・・・
1人自覚があり・・・唯一、気を引き締めてくれていた。
一番、気を引き締めなければイケナイ人間が
「緩い心持で、自信満々」なのは、見なかった事にして
最下層で一番大きなフロア
標準と比べると・・・
物々しいデザインで、通常の敵の数倍の大きさをした
・・・一際、大きな敵・・・
「ボスのいる部屋」へ、足を踏み入れる
一定範囲に入らないと、動かず起動しない「ボス」を見て
全員が息を飲んだ
これがナチュラルな動きで迫って来るのは・・・
リアルを追求した「狩猟系のアクションRPG」に
慣れていない者にとっては、ちょっと怖いモノがある。
『さて、どうするよ?ここって確かさぁ~
ボス以外に標準の敵が何匹も、何匹も・・・
ぞろぞろと、湧いてくるんじゃなかったっけか?』
明人の言葉に・・・
透矢が『そうなんだよなぁ~』と溜息混じりな言葉を吐く
『どう戦おうか?取敢えず・・・
普段から避ける事ができない、ボスによる全体攻撃の後が
攻撃のチャンスだからなぁ~
・・・エスタシオン、お前に全員の命を預けたいんだが
全体魔法での回復をお前に任せていいか?』
いつもは透矢が、インヴェルノでやっている仕事を
エスタシオンに振り分ける
エスタシオンが同意すると・・・
『立て続けに2~3回、回復しないとイケナイから
MP(マジックポイント)・・・
魔法の使える残量には気を付けてくれよ』
一応、注意事項を伝えた。
『えぇ~っと、回復できる範囲って狭かったよな・・・
ボスの全体攻撃の予兆に気が付いたら、今回は直ぐ様
エスタシオンの近くに集合した方が無難だよな?』
明人の気遣いから来る確認に、透矢が過剰反応する
『おいこら!・・・それに気付いているなら
俺が回復役やってる普段のボス戦から、何故しておかない!』
『え?だって、透矢は慣れてるだろ?
全員のパラメータチェックして、何があろうと・・・
どんな状態でも、きちんと回復してくれるじゃないか』
明人の余りにも人任せな台詞に、全員が黙り込む
『明人君・・・それ、透矢君に甘え過ぎ』
全員を代表して、晴季さんが突っ込みを入れてくれた。
・・・脱線した話を元に戻し・・・
「回避できる」ボスの「直接攻撃」を受けない様に
全員で一定の距離を置き・・・
透矢のインヴェルノと晴季さんがボスを攻撃して
小回りの利く攻撃ができる明人のビアンコと・・・
攻撃も回復魔法も外す事の無いエスタシオンが・・・
通常の敵を任される事となった。
のだが・・・通常の敵がまだ、出て来ていないので
明人のビアンコが率先してボスに近づき
剣を振りまわしてボスにダメージを与える・・・
と、同時に・・・透矢のインヴェルノの魔法攻撃と
晴季さんの弓矢の攻撃も開始される
『やるとは思ったけど・・・
こっちのとの連携を取る事を考えなかったのかよ』
呆然としているエスタシオンを余所に
透矢は明人と話しながらボスにダメージを与え続ける
『え?だって・・・もう、あれ以上に決める事って
無かっただろ?それに・・・透矢は気付いてるだろうし
晴季さんも、前やってたネットゲームから付き合いだから
俺の攻撃パターン知ってて、対応は大丈夫だろ?』
明人のビアンコは、後ろに下がったり
左右、正面と器用に楯でボスの攻撃を受け止め
ボスの通常攻撃を避けながら攻撃を続けていた。
『おっと・・・そろそろくるぞエスタシオン!』
明人のビアンコがぴょんぴょんっと後ろに下がるのと同時に
ボスが全体への攻撃を放ち・・・
数か所の壁際から通常の敵が数体、姿を現す
慌てふためきながら、味方全体に回復魔法を使っている
エスタシオンを横目に、明人のビアンコは・・・
透矢のインヴェルノや晴季さんに近づく通常の敵を
1人で追い払い蹴散らしていく
そう言う事を何度か繰返し「ボス」は、倒す事はできたが・・・
通常の敵が数匹残った。
『あ~き~とぉ~!
面倒でも敵を一か所に集めてくれ、俺が倒すから・・・』
透矢の呼びかけに明人は溜息を吐く
『もう、眠いんだけど・・・放置しちゃ駄目なのか?』
『宝箱取るのに邪魔なんだよ・・・1体づつ倒すの面倒だし』
と、言う会話を経て・・・
2人は結局、通常の敵を全て一掃した。
明人と透矢・・・2人の関係を見て、エスタシオンは呟く
『羨ましいな・・・僕と悠流も、男同士の幼馴染なら
こんな風に仲良く、一緒に入れたのかもしれないのにな・・・』
エスタシオンの呟きは、透矢と明人の雑談に隠れ
人知れず・・・ネットゲーム上の空間に消えていった。
私が人生の中で遊んできた、数種類のゲームを・・・
ごちゃ混ぜにして書いている「このネットゲームの世界」(;一_一)
W97ラインで遊んでたネットゲームは
『酷いポリゴンだったような気がw』と、思いだしたりなんかして
正直『今の、ネトゲは画像が綺麗で良いなぁ』って思います。




