表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
18/32

第十六話 「夫婦の秘密強化期間――甘さ加速と新たな日常」


 ――その夜。


(……続きって何だ)



 吉田誠、玄関前で立ち尽くす。



『帰ったら、ちゃんと続きね』



(あれの意味を考えたら入れない)



 だが。



「ただいま」



 入るしかない。



「おかえり」



 リビングには――


 普通に座っている真琴。



(あれ)


(普通だ)



「ご飯、軽く作ってあるよ」



(いつも通り!?)



「いただきます」



 テーブルには、優しい和食。


 煮魚と味噌汁。



(この人ほんと落ち着いてるな……)



「今日、頑張ったね」



 ぽつりと真琴が言う。



「……なんとか」



「ちゃんと守った」



(……)



「偉い」



 軽く頭を撫でられる。



(破壊力が日常に混ざってる)



「……あの」



「うん?」



「続きって……」



 一瞬の沈黙。



 そして。



「……何だと思う?」



(試されてる!?)



【選択肢】

①さっきのキス

②それ以上

③分からない



(③だろ安全なのは!!)



「……分からないです」



 正直に答える。



 すると――



「正解」



(また正解!?)



 くすっと笑う。



「じゃあ、教えてあげる」



(来た)



 立ち上がる真琴。



「こっち」



 手を引かれる。



 寝室。



(来たああああああああああ)



 ベッドの前で止まる。



「そんなに構えなくていいよ」



「いや無理です」



「正直だね」



 少しだけ近づく。



「“続き”はね」



(ゴクリ)



「……日常の続き」



(え)



 軽く肩にもたれかかる。



「こういう時間」



(……)



「隠してる分、家ではちゃんとやりたい」



 静かな声。



「ちゃんと夫婦でいたい」



(……)



 誠はゆっくり頷く。



「……はい」



 そのまま、隣に座る。



 距離が自然に近い。



「今日さ」


 真琴がぽつり。



「ちょっと怖かった」



「……俺もです」



「でも」



 少しだけ笑う。



「守ってくれたね」



(……)



「守ったつもりは……」



「守ってたよ」



 そう言って。



 そっと手を握る。



(また……)



 恋人繋ぎ。



 でも今は、自然だった。



「ねえ」



「はい」



「これからもっと大変になると思う?」



「……なると思います」



「だよね」



 二人で少し笑う。



「でも」



 誠は続ける。



「今みたいにやれば、いけると思います」



 一瞬、真琴が目を見開く。



 そして――



「……ほんとに18歳?」



(またそれ!?)



「多分」



 二人で笑う。



 そのまま。



 ゆっくりと距離が近づく。



 今度は自然に。



 軽く、触れる唇。



 短いキス。



「……これは日常」



(基準どうなってんの!?)



 でも。



(嫌じゃない)



 むしろ。



(安心する)



 そのまま、肩を寄せ合う。



 テレビもつけず。


 ただ、静かな時間。



 外では“他人”。


 中では“夫婦”。



 その境界を守りながら。



 二人の関係は、少しずつ深くなっていく。



 こうして。


 “秘密の夫婦生活”は――


 新しい段階へと進み始めた。    



最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——


ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!


その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。

読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。


「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ、見逃さないようブックマークを!

皆さまの応援がある限り、次の物語はまだまだ紡がれていきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ