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譲渡

優香で~す♪

高橋君は体育座りをして沈黙しちゃったの。

暫くそっとしておきましょうね♪

「お姉さん誘拐する人なの?」

「そうよ、秋桜ちゃん♪お姉さんは誘拐するしか能がない人間なの♪」

もっと真っ当な生き方出来たかもしれないわよね、人生ってどうなるか分からないわぁ。

“ツカツカツカ”

あら?雇い主のお二人が到着したみたいね。

「優香様、お久しぶりです。」

「うん、寺島君おひさ♪」

寺島君は相変わらず執事服が似合うわね。

隣の白衣姿の小さい子が

魔戸博士かしら?

「お初にお目にかかる魔戸だ。」

やっぱり魔戸博士ね♪

中学生の男の子にしか見えないけど40歳過ぎてるのよね。

「なんだ人の顔をジロジロ見て?」

「いえ、お若いなと思って♪」

「あぁ引きこもって自分の体で人体実験してたら、こうなったんだよ。」

「なっちゃったんですか♪」

流石は全分野に精通する天才博士だわ。

それでなんでロボット工学の若き天才の娘を誘拐したかったのかしら?

謎だわ。

まぁプライバシーに関わるからワケは聞かないけどね。

「それじゃあ、ここら辺で私は帰りまーす♪」

「お疲れさまです優香様。報酬は後程ご主人が口座に振り込むと思いますので。」

「たまには寺島君が自腹切ったら?」

「御冗談を。死んでもごめんでございます。」

うふっ♪相変わらずの守銭奴ぶりね♪

「じゃあ魔戸博士、秋桜ちゃん、高橋君もバイバイね♪」

「お姉ちゃんばいばーい。」

その場を立ち去る私に、秋桜ちゃんがいつまでも手を振ってくれたわ。

う~ん、私も結婚してたらあんな可愛い子を娘に出来るのかしら?

てか、手頃な子を誘拐しちゃおうかな♪

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