逃避
・・・。
孫鈴ダ。
昼過ぎだというノニ、私は布団に入ってゴロゴロしテル。
最近学校には行ってナイ。
兄様の姿を学校で見かけた私ハ、色々なことを考えてしマイ、何もする気になれナイ。
あれは本物?
私には気づいてイル?
考えるのも面倒になってキタ。
寝ヨウ。
「コラァ!!いつまで寝てるんだ!!バカ娘!!」
・・・うるさい奴がやってキタ。
無視しヨウ。
「寝たふりなんかして!!もう私は堪忍袋の緒がキレたよ!!」
ガバァ!!と私の布団を引っ剥がすババァ。
コイツは斎藤とお姉ちゃんの“オカン”らシイ。
声はうるさイシ、魚臭イシ、正直コイツ苦手ダ。
「人を見るなり鼻を摘まんでるんじゃない!!魚屋が魚臭くて何が悪いんだ!!」
本当にうるさい奴ダ。もうそっとしておいてクレ。
「皆は海に行ってるんだろ?アンタだけこんな所で引き込もってからに!!若者は外に出て遊べ!!」
斎藤達は海に遊びに行ったらシイ。
だが私は馴れ合いは好かンシ、潮風はベタベタして気持ち悪イ。
何よりこんな精神状態で・・・。
「なんか喋れ!!」
“ゴチーン!!”
痛イ!! コイツすぐ殴ル!!嫌イ!!
「アンタがなんか悩んでるのは知ってるけどね!!家で悩んでたって何が解決するもんか!!今すぐ海に行けぇ!!」
・・・絶対に行くもンカ。
「だから何か喋れ!!」
“ゴチーン!!”
二、二発目!!痛いヨォ!!
「はぁ、もう仕方ないねぇ、今日は店じまいだ。」
そう言うとオカンは私のパジャマの襟を掴んで、ズルズルと私を引きずり始めた。
ん?オカン??
ここでオカンから衝撃の発言ガ。
「スキューバ行くぞ!!スキューバ!!」
「ハッ?」
思わず声を出してしまッタ、だって声も漏れるデショ?いきなりスキューバは無いッテ。
「オラァ、軽トラの荷台に乗れや!!行くぞバカ娘!!」
私は荷台にポーンと放り込まれ、オカンは軽トラを走らせ始メタ。
荷台に人を乗せるノハ、道路交通法で禁止されてるダロ!!
テ、てかパジャマ恥ずかシイ!!
「おロセ!!おロセ!!」
私は必死に訴えた。
シカシ、オカンは私を一喝シタ。
「黙れ!!斎藤家に居るならアタシのやることに口出しするなバカ娘!!分かったら耳抜きの練習でもしとけ!!」
この暴君に何を言っても無駄だと悟った私ハ、涙ながらに揺れる荷台で耳抜きの練習をシタ。




