黒幕
「ボケがよぉ。」
俺はライフルのスコープを見ながら呟いた。
あの人形何をトチ狂ってんだよ。俺の獲物を横取りしようとしやがったから思わず撃っちまったよ。
死ぬかな?まぁ、運が良ければ生きてるだろ。そしたらまた使ってやるか。
それにしてもウエストゲートは何処に行きやがった?
鈴が撃たれた瞬間に何処かに行きやがった。
チッ、面倒だな。足止め係の鈴さえちゃんと働いてりゃなぁ。
まぁ大丈夫だろ、流石のウエストゲートさんもあんな突然の狙撃じゃあ~コッチの正確な位置までは分からないだろうよ。
さぁ、出てきた瞬間・・・ズドン!!だぜ。
ハッハ!!出てこないなら遊園地中に毒ガスでも撒いて追いたててやるよ。
“ギィィィィイイ・・・”
あん?俺の後ろのドアが開いた。
ドアのロックがちゃんとなってなかったか?・・・いや違う。
確実に閉めた筈だ、という事は、という事は、という事は・・・。
「居やがるのかぁ・・・ウエストゲート!!」
どうして見つかった?・・・なんてボケた事は考えねぇ。
無駄だからだ、見つかったからって何だってんだ。ここで奴を殺せば何の問題もねぇ、撃ち殺してやるよ。
俺は腰に装備したマシンガンを抜いて辺り構わず乱射・・・しようとした。
“バンッ!!”
「・・・いてぇ。・・・いってぇ!!いってぇ!!クソが!!。」
ふざけんなボケェ!!
天井からの銃撃が俺の右膝を正確に貫いた。
オイオイ嘘だろオイ。闇雲に撃ったのか?いや・・・聞いた話じゃウエストゲートは無駄な弾を撃たない事で有名だ・・・あぁ、イライラしやがるぜぇ!!イライラし過ぎて考えがまとまらねぇ!!
「くそがぁ!!」
「うるさい。」
“スタッ”
険しい顔のウエストゲートが開いた扉から入って来やがった。
な、何をキレてやがるんだ、キレたいのは俺だよぉ!!死ねクソアマ!!
俺はマシンガンを・・・。
“バキィ!!”
構える前に顔面に飛び蹴りを喰らった。
そして倒れる俺に馬乗りになり、ヤツは両手に持った1丁のハンドガンの銃口を俺の頭に向けた。
「さぁ、お話ししましょうか♪」
ニコリとしやがって、内心ブチギレてんだろうが!!死ね!!
「最初に聞かせろボケェ!!なんでココが分かった!?」
ニコニコしながらクソアマがすんなり答えやがった。
「私も狙撃するならココって決めてたからよ。」
「な、なんだぁぁあ!!そりゃぁぁあ!!」
観覧車の一番上で俺は絶対絶命になっていた。




