輪廻
孫鈴ダ。
ウエストゲートを追って行クト、巨大なコーヒーカップが多数並んだ場所にたどり着イタ。
何なのだコレハ?コレも乗り物なノカ?
“チャンチャンチャラチャラ♪”
突然コーヒーカップが回りだしタゾ?
・・・そうか、ウエストゲートが細工したんダナ。
という事はカップの中にアイツは隠れている可能性が高イナ。
カップは全部で12個、一つ一つカップの中を覗き込んで隠れているアイツを探そうとしタラ、覗き込んでいる隙に奴が撃ってくるだロウ。
フ~ム、面倒ダ。確率は12分の1・・・今日の私の星座占いは12星座中、天秤座で一位。なら一発で当たるだロウ。
私は中を見もせずに適当に一つのコーヒーカップに向けて青竜刀を振ッタ。
“ズダン!!“
真っ二つになるコーヒーカップ、手応えは無かっタガ、当りダロ?
「ふぃ~、参った参った。桃太郎も桃を割られる時にこうやって避けたのかしらね?」
やはりな。ウエストゲートは割られたコーヒーカップの片側に寄っていたよウダ。顔だけを回転移動するコーヒーカップの中からひょこっと出してキタ。
「策を労した様だが無駄だっタナ、恨むなら今日の占いを恨メ。さぁ決着を着けよウカ?」
「アッカンベー。まだ遊び足りないよ!!」
ウエストゲートは舌を出シテ、コーヒーカップから飛び出シ、私の居る方とは反対方向に走り出シタ。
往生際が悪いヤツダ。それとも感付いているノカ?いやマサカナ。
逃げるウエストゲートを追う私ハ、コーヒーカップの中を通って行ク。しかし、注意力が足りなかッタ。
“ドゴーン!!”
通っている最中二、突然私が割った以外の11個コーヒーカップが爆発したノダ。
ウエストゲートは無線のスイッチを片手にニヤリとしている。
「・・・ふぅ、策を労した甲斐があったわぁ。悪いけど私も天秤座なのよね。つまり12分の1の可能性を引いたのは私だったのよ。」
・・・なるほドナ、奴が入っているカップ以外には爆弾が設置されていたノカ、ただ割りに合わない賭けダナ、私が違うカップを割っていたら、一つのコーヒーカップの爆発で他のコーヒーカップの爆弾も暴発して、私もアイツもただではすまなかッタ。
そして私が今のうのうと語っているという事ハ、私は死んでは居ないノダ。
「コホ、コホ・・・やってくれたなウエストゲート。」
燃え盛る紅蓮の炎の中から私は出てきた。
「む、無傷!?流石に無傷は驚いたんですけど!!」
ウエストゲートは鳩が豆鉄砲を喰らった顔をしてイル。
やれやれ無傷の理由を説明してやルカ。
「私が天秤座だかラダ。」




