林中
林の中を早乙女を追跡しながら歩く高橋です。
早乙女の奴、こんな林の中を1人で歩いていくなんて、絶対何かあります。
「この辺でよろしいですわね。」
スタスタ歩いていた早乙女の足が止まりました。
さて何が起きるかな?とりあえず隠れときましょう。
「出てきたらどうです?」
えっ?さ、早乙女が言ったのは僕の事でしょうか?
そんな!!西口さんにもバレなかった僕の追跡が・・・。
しかし、違いました。
“ガサゴソ”
!!!ゴツい黒服の男が、早乙女を囲むようにいっぱい出てきました。
「よく気づきましたね、お嬢さん。」
リーダー格らしき男が早乙女に話し掛けます。
「フンッ、不細工な尾行なんかお見通しでございますのよ。」
フッフ、という事は僕の尾行は不細工じゃ無いって事ですね・・・って得意気になってる場合じゃない!!流石にコレは不味いって!!
慌てる僕に対して、早乙女はいつもの偉そうな態度を崩しません。
「大方、貧乏ヤクザが、何処かの野蛮なマフィアに頼まれて、私を誘拐しようというナンセンスな話しでしょうね。」
「クッ・・・そこまで分かってるなら話は早いぜ。コッチも手荒な事をしたくないから、大人しく捕まって貰えますかね?」
ゆ、誘拐現場を目撃しちまってます。
「オッホホホホ!!大人しく?私が捕まる?可笑しいわぁ!!傑作ね!!」
さ、早乙女の奴、気でも狂ったのか?
「こんな林の中に、私の様なお嬢様が無用心に来るもんですか。」
「何っ?」
熱い展開だぜ、こっちまで力が入る。
“バキッ”
あっ!!力入り過ぎて足元の小枝を踏んでへし折っちゃった!!
僕の痛恨のミスで次回に続きます。
お料理教室があるから、続きはまた後で書きます。




