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詩集/日々  作者:
121/200

その木の洞は、どこまでも下に繋がっているようだった。

大きな幹、年季の入った樹皮、枝は逞しく分かれていて、夏には青青と整列した葉を付ける。その下には木漏れ日が溢れる。頼もしく、強く、憧れる木であるのに。その幹の中央に大きく開いた洞は、どこまでも深い場所に続いているようだった。

手を突っ込めば何があるのか。除いても、何も見えない。

あるのは、樹液なのか。木の実の殻なのか。小動物の巣なのか。虫の卵があるのか。

どこまでも底がないように思えるから、手を突っ込んだことはなかった。飲み込まれそうな気がした。


見上げれば、青々と陽の光に透かされる夏の緑が頼もしい。

なのに、その洞は、いつまでも妖しくそこにあるのだった。

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