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Magical Reve  作者: 柏木桜
Chapter2 Margaret revenge
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八十九話 復讐

「……んが…」


ヴィランズコースト拠点内

グレッタは椅子に座りながら眠っていた。


コンコン


ドアのノックが聞こえグレッタは目を覚まし眼鏡をかける。


「誰ー?」


「ハンリンだよーお客さん連れてきたー」


「はいはーい…入ってどーぞー」


グレッタは客…?と思いながらハンリンに入るよう促す。ハンリンがドアを開けるとハンリンの背後にマーガレットが立っておりグレッタに銃を向けながら部屋の中へズカズカと入る。グレッタは動揺し手を上げながらゆっくり後ろに下がる。


「うわぁあっ!マーガレット…!ひっ…久しぶりぃ…!」


「よう、久しぶりだな。さて、お前に聞きたい事がある。答えるよな?」


「ああ…こ…答えるさ…も…もちろん…」


「何でミラをあんな姿にした?」


「あ…ああ!ミラ!あいつか!あいつは体力も能力も色々優れているからな!モーガンとか死体から作り上げるのよりは魅力は下がるけど…なあ!わかるだろ!?」


「わかんねぇ。残念ながらてめぇみたいな趣味は持ち合わせていないからな。それと、さっき死体から作り上げるって言ったか?それも説明してもらおうか」


「ああいいだろう!生きてる奴を使うのより好きに出来るからな!病院で働いていた時だって良さげな患者を実験台に使ったりしてたしな!」


グレッタはベラベラと今までやってきた罪「動物、精神病患者、寿命が短い患者にウイルスを強引に注射する、実験台に使う為に誘拐、殺人、墓場で死体を漁り人造人間を作るなど…」を話し出した。ハンリンは話を聞いて「はぁ…クズね…」と小声で言い、マーガレットもあまりのクズで外道な話を聞いて嫌気が差しため息しか出なかった。


「…はぁ…もういい…グレッタ…もうたくさんだ…」


マーガレットは銃をしまい、グレッタに近づくと顔目掛けて一発殴り飛ばした。殴られたグレッタは床に倒れ、かけていたメガネが床に転がる。


「てめぇを銃で殺すなんてもったいねぇ事するわけねぇだろうが…おっ、こんなところに斧があるな…。グレッタ、これ何に使うんだ?」


マーガレットは近くにあった斧を拾い上げグレッタに質問をする。


「それは…人の頭や腕を切るのに使うんだ…!まさかお前っ…!」


「ほぉーそうか……ハンリン、目瞑ってな」


「はーい」


ハンリンはマーガレットの言葉通りに目を瞑る。するとマーガレットはグレッタの頭目掛け斧を振りかざし言い放つ。


「じゃあな、くそったれ」






「ん…ん…?」


ジャックは意識を取り戻し目を覚まし目を開くと目の前に心配そうに眺めているマーガレットとジャックの額に手を添えているハンリンがいた。


「目覚ましたか…?」


「…っ!?」


ジャックはハンリンを見てキアラとザビーの事を思い出しハンリンに反撃しようとするが体に痛みを感じ堪える。ハンリンはジャックに声をかける。


「動かないで、怪我は治ったわけじゃないから…」


「…マーガレット…どういう事だよ…こいつ…敵だろうが…」


「終わったんだよ…私らの復讐は…」


マーガレットがジャックにそう告げある場所を見た。ジャックも同じ場所を見ると血だらけで倒れているキアラの遺体があった。


「…は?って事は…グレッタも…?」


「ああ、終わった…」


「はぁ…そっかぁ…やっとか…」


ジャックはマーガレットの一言を聞き安堵すると同時に涙がぼろぼろと溢れる。ハンリンはまだ痛い場所があるのかと思い手を出そうとするがマーガレットに止められた。ザビーは救う事ができなかった。

それから2週間が経ち、ジャックとマーガレット、ハンリンは別れを告げる日が来た。マーガレットはジャックとハンリンを自分の車に乗せ、ジャックの母親が眠る墓地へ車を走らせた。墓地へ辿り着くとジャックは車から降りる。


「帰りはいいのか?」


「ちょっと行ったら町まで行くバスあるから大丈夫」


「そうか、じゃあ時間あったらまた会おうな」


「ああ、前みたいな形じゃなくてな。ハンリンも元気でな」


「うん!またね!」


ジャックはハンリンに手を振るとマーガレットは車を走らせ家のあるアレゲニー町へ向かった。マーガレットの車が見えなくなるとジャックは母親が眠る墓の前へ行き墓の前に白い花束を置いた。


「やっと終わったよ…母さん…」


徐々に沈んでいく夕日を見ながらジャックは小声で言った。




数ヶ月後

マーガレットとハンリンはアレゲニー町で何不自由ない生活を送っていた。マーガレットは両手に紙袋を持ち、ハンリンは前でマーガレットに買って貰ったアロマキャンドルを持ち、楽しげにくるくる回りながら歩いていた。


「おーい、転ぶんじゃねーぞー」


「大丈夫だよ!今日は転ばないから!それよりマーガレット!私ね、将来の夢を考えたんだ!」


「おー、なんだ?」


「私ね!アロマキャンドルを売る人になる!」


「そうか、なれればいいな」


「うん!」


ハンリンは無邪気に笑い前を歩いた。マーガレットはそれを見て自分も嬉しくなり自然と笑みが溢れる。


ガォン!


突然マーガレットの背後から重い銃声が聞こえ、背中と胸に痛みを感じると胸から血が滲み口から血が流れるとマーガレットはその場に倒れた。ハンリンは突然の事に驚き、持っていたアロマキャンドルを落としマーガレットの元へ駆け寄り抱き寄せる。

ハンリンの魔法の力が残っていれば救えたはずだがジャックの時に使ってしまい、一切残っておらずどうする事も出来ない。

何度も呼びかけるが一切反応がなくハンリンは撃った人物を見ると、こめかみに銃を向けられている事に気づき絶句する。


ガォン!


再び重い銃声が町中に響き渡る。ハンリンも撃たれてしまいマーガレットと隣り合って眠っているかのように倒れた。


Magical Reve

Chapter2 Margaret Revenge




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