二十話 インシュバート街
「マーガレットさん、少し気になったんだけどこことアレゲニー町って何か似てる雰囲気するんだけど。」
サーニャは気になり聞いてみる事にした。
「あ?あーそりゃあそうだろ。なんかおやじの話だと昔、こことアレゲニー町は一つの街だったらしいんだよ。だけど役人の間で工業を優先にするか街の美化を優先するかでもめたらしくてな。それで分断されたままなんだとよ。それが数百年続いて両方元に戻る気は無いとさ。まーうちとしてはその方が楽だけどよ、この街肌に合わねぇ。あとさん付けやめろ、マーガレットでいい。」
マーガレットは話しながらタバコを吸おうと思ったが灰皿がない。ましてやこの街でタバコを吸っている人を見ない。マーガレットはそうだった…と言いポケットにタバコを戻した。確かにマーガレットには合わない街だ。
「お待たせいたしました。アイスコーヒーとレモンティーです。あと新聞も。スーパージャンボパフェはもう少しお待ちください。」
ウェイトレスが頼んだ商品を持ってきた。
「はーい」
ロゼッタは一言そう言った。
マーガレットはアイスコーヒーを一口飲むとここのコーヒーうまいとボソッと言い新聞を広げた。
「お待たせいたしました。スーパージャンボパフェです。」
ウェイトレスがスーパージャンボパフェを持ってきたが普通のパフェより大きい。
テーブルの上に置くとゴトッと重い音がした。ロゼッタはパフェを見て目を輝かせうわぁーと言っていた。
ロゼッタのパフェを見てうわぁ…唖然したマーガレットは新聞を見直す時にちらっとある看板が目がいった。本屋だ。
「なあ、サーニャ。魔導書…だっけか、あれって本屋とかに置いてあるもんなのか?」
マーガレットは思いつきで聞いてみた。
「んー…たまーにあるみたいだけど…ロゼッタ、地図貸して」
「んー?んっ」
ロゼッタは口いっぱいに頬張るパフェを食べながらバックの中を漁り魔導書を示す地図を出した。
サーニャは地図を開き位置を確認する。確かに魔導書の反応はある。だが正確な位置がわからない。
「多分ありそうだから食べ終わったら本屋行ってみようよ。マーガレットはいい?」
「いいぞ」
「ロゼッタは?」
「んー?んぐっはあー…本屋?いいよー」
ロゼッタは口いっぱいに頬張るパフェを飲み込み返答した。




