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Magical Reve  作者: 柏木桜
Chapter1 Magic book
16/151

十六話 アレゲニー町の宿

マーガレットは裏の方へ行った。


「すまんなぁ…あんなやつで…」


大柄の男は申し訳なさそうに言った。


「いえ…慣れてますんで…隣にいる魔法使いも似たようなものなんで…」


サーニャはあきれた様子でロゼッタをチラ見した。

ロゼッタは頭に?を浮かばせなんの事?という表情をした。


「なんか言ったか親父?」


大柄の男の後ろに着替えを済ませたマーガレットがいた。


「おっ…お前早いな。それじゃ後は頼んだよ。」


「うっせ…ほら、二人共ついてこい。」


サーニャは大柄の男に一礼をし、ロゼッタはまたねーっと手を振った。

そして二人はマーガレットの後をついていった。


「マーガレットさん…聞きたい事あるんですけど…」


「あ?何?」


サーニャは気になったので聞いてみる事にした。


「この町の宿ってそんなにも酷いんですか?」


マーガレットはポケットからタバコを取り出し吸い始めた。


「宿?ああひでぇさ。値段の割にボロいし汚ねぇ、出される飯はゴミと同じさ。一番ひでぇところだと一泊15万払って飯抜き、そして雨降ったら雨漏りし放題だ。それで経営成り立ってるのが逆に尊敬するわ」


サーニャとロゼッタは話を聞いてうわぁ…と思った。

たしかに町人が宿を勧めない理由がわかる。


「それで、今度はこっちが質問するけど。あんたら魔法使いなのか?」


「ううん。私だけが魔法使いでサーニャは見習いだよ〜」


ロゼッタは何故かドヤ顔しながら言った。


マーガレットは表情一つ変えずふーんと言った。


「お前、サーニャ…だっけか…」


「あっはい」


マーガレットはサーニャに近づき肩をポンと叩くとタバコの煙をサーニャにかからないようにはぁーっと息を吐いた。


「お前…大変なんだな…色々と…」


マーガレットは苦笑いをしながら言った。


そして歩いて20分程経ちマーガレットが足を止めた。


「ここだ」


小さな一軒家の前に着いた。



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