十七話 謎の石
「ここだ、ちょっと待ってな…」
ガチャガチャ…とマーガレットは鍵を回しドアノブを回すがドアが開かない。
マーガレットはあーくそ、またかよ…と言いながら鍵を回したりドアノブを回す。
サーニャは少し不安になった。
ドン…ドン…ガチャ…ギィィ…
「よし、開いた。入っていいぞ。ここドアだけ建てつけ悪いんだよ…」
「お邪魔しまーす…」
部屋はあまり広くはなく一人で住むには丁度いい広さた。
サーニャとロゼッタは家の中に入り、マーガレットはここにでも座っとけとソファをポンポンと叩いた。
「あー座り心地のいいソファー♪疲れたから寝るねー」
ロゼッタはソファに座ると一言そう言った後すぐ寝てしまった。
「あいつ…ほんと遠慮なくやるな…」
「はは…」
マーガレットは飽きれた様子で言った。サーニャも苦笑いするしかなかった。
マーガレットは机の近くにある椅子に座り吸っていたタバコを灰皿に捨てた。
「それで、あんたは魔法使いなの?」
「いえ、違いますけど…魔法使えないんで…」
「…ふーん」
………
数分無言が続いた。気まづい。サーニャは何か話題を振ろうとするがマーガレットと出会ってすぐだ。
部屋に掛けられてる時計の針がチクタクと響く。
「…なあ」
「…はっはいっ!」
サーニャは突然話しかけられ驚いた。
マーガレットはそれを見て落ち着け…と言った。
「あんたらに聞きたいけどなんでこの町の場所分かった?ここ霧すごいから分かりにくいしそのせいで地図に書かれないし」
「えーと…話すと長くなるんですけど…」
サーニャはこの町に来る前の出来事を話した。
矢の事、箒が突然折れた事。
マーガレットはすっと立ち上がりサーニャの話を聞きながらコーヒーを淹れた。
淹れたコーヒーをサーニャに渡しマーガレットは元の場所に座って少し飲んだ後マグカップを机の上に置いた。
「そうか…色々あったんだな…いや、魔法使いって聞いてさあれと関係あるのかなって思ってさ」
「あれ?あれってなんですか?」
「これ」
マーガレットは机の上に置いてある謎の石を手に取りサーニャに渡した。
その石はその辺に落ちていそうな見た目だが異様に軽い。持っていないに等しいぐらいに軽い。
周りをぐるっと見てみると気にしながら見ないと分からないぐらい小さな割れ目がありそこから青い宝石らしきものが見える。
「思ったより軽くないか?それ」
「はい…渡された時あれ?って思いましたもん。しかも割れ目のこれ…」
「割れ目?」
マーガレットはサーニャに近づき石を見た。
「なんだこれ…サーニャ、なんか分かるか?」
「いえ…何も…」
「そっか…あいつが起きなきゃわからねぇか…」
マーガレットはロゼッタを見た。
「それよりもあいつ本当に遠慮がないんだな…自分家かのように寝てやがる…」
「はは…」
ロゼッタはよだれを垂らしながら幸せそうに寝ていた。
「…えへへ〜」




