ヤマもオチもない1日
最近ブックマークしてくれる方が少しづつ増えてくれているので、自分の小説を書くためのモチベーションも上がり嬉しい限りです。読んでくれる方の反応がなんらかの形でわかるのはとても嬉しいですね。この調子で頑張っていきたいです。
年明けからはかなり忙しくなりそうなので、なんとか年末年始までは毎日更新を頑張りたい。
ヨースケは魔石を拾ってから、今だに笑いを堪えて悶えているモジョモの方へ移動し、武器強奪スキルが発現した事を伝えた。
モジョモによると、この『武器強奪』の技能はそこそこ有名なレアスキルらしい。
モジョモの住んでいた国のとある試練の祠が、装備を持つ雑魚敵が多く出る事で有名であり、そこであら稼ぎしている有名人がこの技能を所持しているらしい。何でもその人物は盗賊系の技能を持つ鍛治師らしく、手に入れた武器を溶かして鉄や魔鉱石のインゴットを量産しているらしい。
そしてこの技能に対して何故かげるるんには「スゲー。」というなんか憧れるみたいな感じの反応をされた。
ひょっとしてこの技能が使ってみたいのだろうか? 魔物の考えることは相変わらずよくわからない。
地上へ戻るついでに、さっそくこの技能の検証を行う事にする。
ただこの技能で武器を奪うためには生きたままゴブリンを無力化する必要がある。なのでゴブリンの動きを止めるために岩の槍を岩の刺股に作り変えてみた。これで無力化がかなり楽になるはずだ。
移動を始めてすぐに、ナイフを持ったゴブリンが現れたので、まずは岩の刺股でゴブリンの胴体を地面に抑えつける。ここから更に、ナイフを持った手を足で踏んづけてこっちをナイフで攻撃できないようにする。最後は空いた方の手でゴブリンの手首を殴ってからその手のナイフを奪う。
一応さっきの行動をなぞるようにそのナイフでゴブリンにとどめを刺してみた。
その結果、ナイフと魔石が残る。
このナイフは今までも何度か手に入れているのだが、祠産のアイテムとはいえ変な雑菌が付いている気がして、もっぱら倉庫の肥やしになっているナイフである。
因みにこのナイフについては既に鑑定石板時代に詳細を把握済みで、これはゴブリンナイフといい質の悪い鉄からできた低級のゴブリンが好んで使う何の変哲もないナイフである事が分かっている。
まあ要するに粗悪な鉄の塊だった。
奪ったナイフをげるるんが羨ましそうに見ている横で、モジョモが口を抑えつけながら「無慈悲な強者……。」とか言って震えているのを見てイラっとくる。
こいつにスキルの詳しい説明を求められた時にスキル説明の地の文をそのまま教えたのは失敗だったようだ。
でもよく考えなくても、今さっきの行動が正に無慈悲な強者の所業そのものな事に気付き、ヨースケは頭を抱えたくなった。
次のゴブリンが現れたので反射的にまた刺股で抑えつける。もう検証しなくてもいい気はしてきたが、今度はとどめを奪った武器でささないとどうなるかを確認しようとまた手を殴りかけたが、ふと防具を奪ったらどうなるか気にかかった。
多分上手い事やれば『防具強奪』というスキルが次のレベルアップ時に発現する気がする。
何か奪える防具がないかゴブリンを観察するが、この個体は胸あては付けておらず、汚らしい腰蓑しか身に付けていなかった。
これを剥ぎ取るのはビジュアル的にかなりの変態度なのではないのだろうか?セーフかアウトで言ったらアウトだろう。
ヨースケはスキル検証よりも人としてずっと大切な何かを思い出し、ナイフを奪ってそのまま力任せにゴブリンの頭を踏み潰して霧散させた。その所業は正に無慈悲な強者であった。
現時点ではゴブリンの主なドロップ品であるゴブリンの牙の使い道なんて、砕いて肥料にするぐらいしか思いつかない。ナイフの方がずっと有用だろう。粗悪な鉄鉱石を集めていると思う事にして、作業のようにゴブリンナイフを奪い続けた。
後はどんな時に技能が失敗するのか知っておきたかったので検証を続行する。といっても奪い方を腕を切り落としてから武器だけ拾うぐらいしか特に変える条件が思い浮かばなかった。
ステータスの暴力と刺又の便利さが相まって確実に生きたまま相手の無力化に成功するので、肩口から腕を切り落とした時に、霧散してしまったゴブリンを除いて、スキルが1度も失敗することはなかった。というか厳密に言えばその時はスキル自体が使えていないので失敗とは言えないが……。
ただある程度の量ナイフを集める事ができる事によって今まで死にスキルだと思っていた下級道具作成にあるとある技能を有効活用できそうに思えてきた。その技能は『素材変換』というものである。
『素材変換』:
同一の素材を大量に使用する事でそれらを消費して別の素材を作り出す事が可能。返還率は元の素材の質や求める別素材の希少度と技能発動時に消費するMPとSPの量に依存するがその変換率は非常に悪い。
という技能説明の地の文からして既に使い勝手に困る感バリバリの技能である。
以前倉庫整理中に木材をマキに変換してみると、丸々1本の木材がたった数本のマキだけになってしまうという酷い変換率だった。そのためそれ以来使っていないある意味ヨースケにとって曰く付きのスキルだった。
まあこの件に関してはヨースケがMPとSPの使用量をケチって、それらをほとんど消費せずに技能を発動させた事も関係していそうではあったのだが。
しかしゴブリンナイフからうまく鉄塊が作り出せれば、鉄はただの塊でも、うまく使えば砲弾として使用できる。
ヨースケはあの海蛇対策の1つとして大砲という大型武器を作る事を考えていた。
とにかくその内そういったものを作るかもしれないと、それらの材料について色々考えを巡らせていたので、ここでナイフを集める事は彼にとって決して無意味な行動では無いのである。
まあ『素材変換』の技能については、今度はさすがにMPとSPをケチらず、それなりに使用するつもりだが……。
今日は行き掛けにげるるんがそこそこゴブリンを倒していたせいか経験値効率が悪かったようで、1階層に上がってもヨースケはまだLv2だった。仕方ないので、一回2階層の半ばまで戻ってLv3になるまでスライムを余分に狩った。そのおかげもあってか、今日入手した核石は4つであった。ただしグリーンスライムの核石を1つ含んでいるので実質3つみたいなものだが……。
祠の外に出ると、いつものようにまずは倉庫整理をする。
今日はスライムの粘液を入れた壺にしっかりと封をしてげるるんに『収納』させた。手に入れた槍や岩系の装備もここに置いて行く。
レベルダウンの罠を踏みに行く前に、昨日立てた予定の通り、備蓄の少なくなったルンガ粟を補充するために河原の方へ行く。それなりに採取して、技能の検証のため一部はげるるんに『収納』せてみると、普通に『収納』できた。種は生物には入らないのだろうか?まあ死んで無いハルマナ貝が海中と陸上で鑑定説明が異なるように、何らかのルールが働いているのだろう。
利用できるなら特に問題無いので、この辺でやる事も終わったし、さっさと罠を踏みに戻る事にする。
罠の側ではプチスライム・エレメント達が相変わらず自由に遊んでいた。能力が強化されたおかげか砂浜までの道の方も既に作り終えたのか、トライスライム・エレメントもくつろいでる様子である。
ヨースケは特に感慨もなく罠の側までスタスタと歩いて行き躊躇いなく踏んだ。慣れたものである。
しかしスライム達は踏んだ瞬間やはりざわりとした雰囲気を出していた。げるるんも「これさえなければ……。」みたいな反応をしている気がするけど気のせいだよね?
モジョモはもはや気にもかけていなかった。
トライスライム・エレメントには、今日の午後はここから試練の祠までの道を作ってもらう事にする。更にその後は家から草原まで抜ける森の中の道だ。それが終わったら今朝作ってくれた道の報酬と合わせてスライムの核石を3つやると約束すると、喜んですぐに作業を始めた。
まだ魔石の粉をあげていなかったがせっかちなやつだ……。
昼ご飯に岩鯨の燻製肉をかじりながら、げるるんとプチスライム達に魔石の粉を食いたいだけ食わせた。しかし毎回砕くのがめんどくさくなってきた。水車と石臼でも作るべきかもしれない。
それも終わったので、昨日海に仕掛けた罠に、バスターシュリンプがかかっていないか確認しにいくことにする。今日は久しぶりにげるるんも連れて浜の方向に行こうとすると、なぜかモジョモに止められた。
「ちょっと、スライムの核石をげるるんにもあげなさいよ。まだ余ってたでしょ。」
モジョモの言葉を聞いた瞬間、げるるんが「姉さん、いいこと言う!」みたいな反応をする。どうも彼らにとって核石は余程嬉しいものみたいだ。
「あれ?言って無かったか?残ってる核石はグリーンスライムのやつなんだわ。」
そう言っただけでモジョモよりも先にげるるんがしゅんとなった。本当に賢いやつだ。しかもしっかりと先輩に気を使う良い子っぷりである。
「そ、そうなの……でもプチならまだ大丈夫……なはずよ。」
「いや、無理すんなよ、顔が引きつってるぞ。」
「そ、そんな事ないわ……。無理をしているわけじゃないもの……。」
「お前、またよく分からない意地を張ってないか?」
「はって無いわよこの鈍感!」
制約によりモジョモはヨースケに嘘はつけない。なのでヨースケは「あれ?意地は張って無いのか?」と少し混乱してしまった。
彼はモジョモが「よくわかる意地」や「わかりやすい意地」を張っているという可能性にはついぞ思い至らなかった。
そんなふうにヨースケが悩んでいると、げるるんがポンポンと触手でヨースケの足を叩いたかと思うと何か身振り手振りで使え始めた。
げるるんの話によると、何でもこの場所と似たような場所はこの島に何箇所かあり、そのうちの1つをグリーンスライム・エレメント達が集まる場所にしてはどうかという事である。
技能の回収は定期的に他の色付きスライムを送り込む事で済ませればいいと言う。コイツ有能過ぎないか……?
それよりも今サラッとかなり重要な事を教えてくれた気がする。この島に、ここ以外にも地脈の噴出口があるという。しかもどうやら複数存在するようだ。
核石どころの話ではなくなってきたので、他の地脈の噴出口がこの島のどのあたりにあるか、げるるんに詳しい話を聞こうとしたが、身振り手振りではさすがに限界があったようだ。今まで結構限界を超えた内容のコミュニケーションしてた気もするが……。まあそこは従魔のつながりの恩恵によるものだろう。
午後の予定は変更して、げるるんにここから一番近い地脈へ案内してもらう事にする。
げるるんの案内の元、いつも帰るのとはほとんど真反対の方向に歩いて行く。
案の定平野部の中央を流れる川に突き当たった。げるるんに確認すると目的地へ向かうにはここを越える必要があるらい。
仕方ないので、川幅が比較的狭いところを探す。中洲をうまく利用すれば、川幅が8mくらいの場所を2回ジャンプしたら向こう岸に渡れそうな場所を見つけたので、げるるんを抱えて走り幅跳びの要領でジャンプして、向こう岸に渡った。こういう時は常に空中に浮かんでいるモジョモが羨ましい。
ステータス的に助走さえできれば8m程度の幅なら楽にジャンプできそうだと思ってはいたが、実際ジャンプしてみると、跳躍力にまだかなり余裕を感じたのでヨースケは結構おどろいた。これならMAX15mはいけそうである。
そのまま再び平野部を突き進み、正面に見えていた森の外縁部を山側に向かって少し進むと、午前中に行った試練の祠がある場所のような山裾が崖になっている場所に出た。今度は崖沿いに更に家から離れる方向へ進む。
しばらく行くと山肌がめくれて窪地になっているところがあり、そこに3匹のスライム・エレメントがいた。気配は消していなかったのだが、げるるんを連れていたからなのか逃げ出さなかったようである。黄色が2体に赤が1体いる。
なんか気持ちよさそうに昼寝をしている感じだったので今回、こいつらは放っておく事にした。
ここまで来るのに大体1時間半ぐらいだった。ほぼ正午に出発したのでまだだいぶ余裕がある。げるるんに他の地脈の噴出口がここからどのくらいか聞くと。崖沿いに行けば1時間ぐらいで着く場所にあるらしい。ただそこにはよくグリーンスライム・エレメントが集まっているそうだ。
今後、グリーンスライムの核石が使えずに溜まっていく状況なのはもったいないと思ったので、グリーンスライム・エレメント達と話し合ってみようと決めた。
モジョモを今後グリーンスライムになるべく会わなくて済むように説得するために次の場所に向かうと言って説得し、げるるんの案内のもと3つ目の地脈の噴出口へ向かった。
最悪指輪を外す事も考えたが、少しの間なら離れていても大丈夫だからそこまでしなくていいとモジョモに言われたので、その言葉を信じることにする。
崖沿いに移動しながら次の場所へ向かい始めたが、崖はすぐに途切れ森の中を進む事になった。
どうも3つ目の場所はこの森の中らしく、ヨースケは次回この場所まで案内なしでくるのは少しきついかもしれないと感じた。
しばらく森の中を進むと、魔力感知と気配感知の技能で100mほど先に4匹のスライムの反応があった。おそらくそこが目的地だろう。モジョモには最初に感知した場所で待ってもらうことにして、げるるんと2人でその場所まで進む。
そこには3匹の緑色をしたスライム・エレメントと1匹の透明なスライム・エレメントがいた。
それぞれを鑑定してみると、グリーンだと思っていた3匹のうちの1匹はキュアスライム・エレメントだということがわかった。良く見ると確かに色が少し違うような気がする。そして『下級治癒魔術(Lv3)』を所持している。是非げるるんと融合してほしい。
とにかく、まずはげるるんを通訳にして、グリーンスライム・エレメント達と交渉を行った。
最終的に決まった事は、緑の個体は平野部には来ないようにする。他の緑の個体にもそう伝えてもらう。平野の方に来る場合は別の色の個体と融合して緑っぽくない色になることができれば、来ても構わない。
その代わりにこっちは定期的に魔石の粉をここに供給するし、グリーンスライムの核石が手に入ったらここで使うからその時Lv2以上の個体は分裂要因としてよろしく頼む。ということになった。
魔石のあたりで、すでにグリーンスライム・エレメント達は「別にいいよ。」的雰囲気を醸し出していたのだが、核石の話を終えたあたりで完全に「任せろ!」的雰囲気になっていた。
この辺りでやっと何で核石が貰える事をこんなに喜ぶのかが分かった。げるるんの変化過程を考えると、核石を使うことによって、スライムリーダーという上位個体に進化しているのだ。こいつらは核石が手に入ったら位階ではなく、種族として1つ上の段階に進化できるのである。そりゃ喜ぶよね。
話し合いが終わったのでげるるんにグリーンスライムの核石を使わせる。
すぐに無事、プチグリーンスライム・エレメントが誕生した。周りのスライム達も新しい個体をつついて歓迎しているようだ。
Lv1になったげるるんは俺がキュアスライム・エレメントを鑑定眼で調べた時の反応を気にしていたのか勝手にキュアスライム・エレメントと融合し始めた。
こうしてげるるんは無事?、『下級治癒魔術(Lv3)』を手に入れディアルス・ライムリーダー・エレメントLv2になったのだが、白と緑の個体同士が融合したせいで、体色が緑になってしまった。このままではモジョモに会わせられない。
治癒の魔術はかなり欲しいが次回だと言うと、普通に分裂して元に戻った。聞いてみたら融合直後ぐらいなら特に問題無く元に戻れるらしい。一安心である。
げるるんが今日はここに留まって力の補給と、ここに集まって来る別の個体にも話を通しておくと言ってくれたので、いつものように分かれて、可能なら明日の朝、平野部で合流、無理なら昼、それでも無理なら明後日の朝合流することにして別れた。
モジョモのところに戻り、交渉がうまくいった事を伝えると大分安心していた。これで地上部については、緑色の個体にモジョモが会う確率をぐっと下げられた。
帰りは来た道をダッシュで帰ると30分で平野についた。今のステータスなら全力疾走したら半日ちょっとで島が一周できる気がする。体力がもつかはまた別の話だが。まだ3時過ぎぐらいだったので、バスターシュリンプの確認に向かった。
岩製の罠だと、魔力が遮断したりはされないので、魔物が入っているかどうかは仕掛けた罠の側まで行けばすぐにわかった。
昨日10個ほど作った罠のうちの2つに、バスターシュリンプの個体が入り込んでいた。Lvは共に1で10cmほどの個体達だ。ハサミの小さな青いザリガニにしか見えない。
最悪捕まえられないことも考えていたので実に幸先の良いことである。
魔物の持っている技能も水流操作(Lv1)などで昨日の個体より随分と低く、陸に上げてしまえば水中補正も消えホースから出る水程度の勢いなので全く危険を感じなかった。
生簀に口の閉じない岩製の貝を幾つか作ってそこにバスターシュリンプ達を放り込む。他の罠にかかった魚を殺して放り込んでやると貝から出てきてそこに群がって食べ始めた。完全にザリガニの飼育である。
後は罠の配置を見直すことにした。勝手のわからない昨日は、割と適当に配置していたのだが、今日捕まえた2匹は、海藻が茂っている場所の近くと岩場近くの罠に入り込んでいたので、罠を移動させてその近辺に多めに配置する。
あとはこいつらのLv上げをどうするかだが、モジョモに
「なあ、何とか祠からゴブリンを半殺しにしてここまで持ってきて、生簀に放り込むとかできないかな?」
と尋ねて見ると、モジョモは心底呆れた顔をして、
「祠の中の魔物は従魔にしたりとか、何か特殊な条件を満たさないと連れ出せない事は常識よ?そんなことも知らないの?ヨースケの知識ってやっぱ変に偏ってるわね。」
と教えられた。なんか言われっぱなしもあれだったので、
「ところ変われば常識も変わるんだよ。別に知らなくたっておかしくはないだろ?」
と言うと、ハッとムカつく顔で笑われた後、
「そりゃそうだけど、普通試練の祠の中で生まれた魔物がその外に出てくる事がないことって、世界の常識だと思うんだけど。」
と言われた。そういえば前にそれに近い事を言われた気がする。
まあ、いちいちゴブリンを従魔にしてからここで殺すような鬼畜なことはしたくないので、別の手段を考えることにする。
しかしいっぱい餌を食わせて体を大きくすることはできるかもしれないが、それだけでは位階は上がらない気がする。
この島の地上には多分スライム以外の魔物はいないだろうから、適当な海の魔物が見つけるしかないだろう。
雨が降りそうな時間になったのでさっさと家に帰る。今日は海から上がって体を乾かしている途中に雲ってきてしまったので、晩御飯に魚の串焼きを作るついでにその火で体を温めた。
晩御飯も食べ終わり、剣術技能の訓練を終えたら、荷物の一部をげるるんに『収納』しっぱなしであることを思い出して落ち込んだ。今日こそ寝る前に岩石硬化の盾を作るつもりだったのだが、素材が手元にない。
仕方ないのでさっさと風呂に入って寝ることにする。
風呂から上がってベッドに寝転んだが、いつもより少し早い時間のせいか寝付けない。ヨースケは少し気が向いたので、暇つぶしのつもりでモジョモに彼女の故郷について尋ねてみた。
するとやたらと上機嫌になって話を始めた。
その話を結構遅くまで聞く羽目になり、次の日の朝、ヨースケはこの島に来てから初めて、日が昇りきってから目覚めることになってしまった。
誤字脱字報告してくれる方いつも助かっております。
*やや説明回っぽい雰囲気の話になってしまったので、そのうち少し書き換えるかも。ただしたとえそうなっても話の流れが大幅に変わることはないと思います。




