表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/15

レティシア式スパルタ王女教育 剣術編ーレティシア視点ー

 教育係としての大仕事の内の一つに剣術指南がある。


 それを昨日国王陛下から仰せつかいました。


 まだ幼いころは剣術や武術にも興味を持たれていたのですがあの時に来た三流どものせいでピース様はそれらへの熱は冷めてしまったよう。


 武の強さとしては及第点はあるのでしょうが人に教える項目はてんでダメ。


 はぁ私が指南できればいいのですがまだ訓練方法は模索中ですのでそれは叶いません。


 あれからピース様は読書にハマったご様子。


 知識の有無は生死に直結しますからいいことなのですがここは王立一般蔵書室。


 つまり私から7時間もピース様を奪った泥棒猫がいる部屋です。


 いつも以上に用心しなければ…


 ピース様は王立一般蔵書室のことは「第一図書館」、泥棒猫のことを「司書さん」を呼称しておられます。


 私のことは「レティシア」呼びですので勝ちました。

 完全勝利です。


 いけません。

 このままのペースですと6~7歳のころには王立一般蔵書室内の蔵書全て読んでしまわれるペースです。


 仕方がありませんのでここはひとつ小細工をしましょう。


 ピース様は読書に集中なされるとあらかじめ近くに運んでおいた本を無意識に手に取り読み出します。


 これをうまく使いこれから大人になるにつれて必要な知識が書いてある本や読むのに多くの時間を必要とする本を何度も読ませることに致しましょう。


 そうなればここに新しく入ってくる本も合わせれば十歳まで時間を稼ぐことが可能な計算です。


 それまでに訓練計画を完成させなければ…




 訓練を始めて数日が立ちましたがまぁまずまずといったところでしょうか。


 今日も普段から使っている訓練場に行くのですが道中変なのに絡まれました。


 見たところ比較的新しく入ってきた兵士のようですがピース様専属メイドなってからは新兵教育なんてやってませんからこいつが誰か知りません。


 なんでも私の容姿が気に入ったとか。


 いい迷惑です。私はピース様一筋だというのに。


 どうやら私たちがここで何をやっているのかまでは知らないようで私を備品整理か汚れ物を回収に来たメイドと認識している様子。


 そして間の悪いことにピース様がこの現場を見つけてしまったよう。


 こいつ如き(ぎょ)するのは簡単なのですがピース様にあまり見せる出来ではないので困りました。おやピース様の視線が外れました。


 どうするか悩まれているのでしょう。


 実はピース様には考え事をする際に左上を見上げる癖がございます。


 これはラッキー。


 では後ろに回り込んで膝を曲げて腰に差してある剣を抜く空間を作ったら一気に引き抜き相手の喉元で止める。


 いっちょ上がり簡単ですね。



 おや騒ぎを聞きつけて兵士達がやってきました。


 その中にいた親顔見知りにこれは預けるとして何ごとも無かったように訓練場へと向かいましょう。今日もピース様との楽しい楽しい訓練開始です。




 訓練途中小休憩後からピース様の動きが変わりました。


 これは?ふむ。


 やっと魔法を使われ始めましたね。


 至近距離から雷魔法を打たれても切って見せますから遠慮なく攻撃魔法を打ってきてもらっていいのに…


 などと考えていると、だいたい使っておられる魔法も分かりました。


 これなら許容範囲内ですね。



 現在訓練後なのですがあれには肝を冷やしました。


 まさか()()()使()()()()とは思っても見ませんでした。


 てっきり木刀同士の打ち合いのさいは飛行魔法で推進力を生み出してくるものと思っていたらまさかの()()()()を利用なさって来るとは…


 私が避けたばっかりに危うくピース様が怪我をなさってしまうところでした。


 私も身体強化を使い落下地点に先回りをして事なきを得ましたがこれは避け方や攻め方も変えていかないといけませんね。


 まだ普通の攻撃魔法を避ける方が楽です。

しばらくはピース視点→レティシア視点で回していこうと思います。

二人が場面ごとに何を考えているのかをお楽しみください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ