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Where is the "Global"? 〜Awazon超お急ぎ便世界進出〜

「へえ、Awazon超お急ぎ便が、日本以外でも使えるようになるのか」


 まもるがタブレットで新聞をダウンロードすると、『Awazon超お急ぎ便世界進出!』の見出しが目に入った。大きく取り上げられている。

 衛にとってのAwazonの認識は、インターネット通販の会社だ。商品のラインナップは幅広く、対応も迅速かつ丁寧だ。

 ただ、Awazonには他の通販サイトと一線を画す大きな違いがある。「超お急ぎ便」の存在だ。


 「10秒後に欲しくなる商品を送る」という便利すぎるサービスは、瞬く間に日本中に浸透した。衛も何回かお世話になった。しかし、日本国外で使えないのが唯一の欠点であった。


「おい見ろよマモル! 君が前に話していた美味いケーキが届いたぜ!」


 同僚のグレッグが、右手に菓子箱を持ってきた。小樽の洋菓子メーカー「オルタ」の名物商品ツイン・チーズケーキだ。左手にはAwazon超お急ぎ便の箱を持っていた。衛は椅子から転げ落ちそうになる。


「Awazon Prime Membersに登録したら早速届いたぜ! すげーな!」


 グレッグは大声で笑った。衛の額に汗がじわりと滲む。()鹿()()()()()()()()()()()()。新聞を再度確認する。サービスが始まったのは5分前だ。いや、問題はそこではない。衛の脈拍が速くなる。


「どうしたマモル? ちゃんと君の分もあるぞ?」

「グレッグ! 君はおかしいと思わないのか!」


 衛は窓を指差した。広大な暗黒空間に、瑠璃色に輝く地球が浮かんでいた。


「ここは宇宙だぞ!」

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