表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/124

BIG MOTHER IS WACHING YOU

『Round2 Fight!』


 テレビ画面に、2人のキャラが対峙している様子が映る。

 良二は、終始春一を圧倒していた。思わず笑みがこぼれる。徹夜でこのゲームを練習した甲斐があった。

 だが、良二は嫌な予感がしていた。Awazon超お急ぎ便の箱が、自分と兄の傍に出現したのだ。

 良二の操るキャラは、春一の操るキャラの攻撃をほとんど食らっていなかった。普段虐げられている恨みを、ささやかながら返せる。


「よっしゃ、これで終わり!」


 とどめの必殺技コマンドを入力した途端、画面が明滅して、良二の操るキャラが倒れていた。良二は驚愕した。こんな状況は今まで見たことがない。兄の顔を見ると、下卑た笑みを浮かべていた。裏技チートか。良二は激しい怒りを覚えた。


「うわっ! 良二てめえ何しやがる!」


 良二はコンセントを抜いた。画面が暗転する。良二はAwazon超お急ぎ便から木刀を出した。兄も木刀を出した。

 良二は決意した。この暴虐非道たる兄を除かなければならない。ここからが本当の戦いだ。

 良二は突撃した。兄は迎え撃った。母の拳が両者の頭上に落ちた。


「仲良く遊べ言うてるやろが!」


 良二も兄も、あまりの激痛にうずくまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ