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INFINITE Monsters Online~猫狂い少女による無自覚無双~  作者: 如月 隣夜
第二章 第一回公式イベント 五カ国親善試合
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第四十五話


「えっと…メディアデビューって何処から話回って来ました?」


「毬萌経由だね。あの子ウチの所属タレントのことちょろちょろ宣伝してるんだけど美空ちゃんは必ず宣伝してる。放送局の方も乗り気みたいで是非にだってー。どうする?」


「うーん…CMってどんな企業から来てるんですか?」


「チョコレートとエナジードリンク、それとIMOかなー。」


チョコレート?

甘い物は好きだけど極力食べない様にしてるんだよなー。


太りにくい体質だけど摂りすぎは怖い。


エナジードリンクは疲れた時に飲むけど、そんな頻繁には飲まないからね。


というかIMOってどういう事?


「チョコは大手の福原製菓でしょ。エナドリはセントラル社のやつだよー。美空ちゃんがたまに飲んでるやつ。IMOは夏休みに向けた三期プレイヤー向けだね。動いてるハルカのシーンをバックに美空ちゃんが幾つかの質問に答える形式で絵コンテまで届いてる。」


なるほどねー。

CM受けてみるべきだろうか?


まだ学生だし両親の許可とかも必要になるんだろうなー。


「答えは来週でも大丈夫ですか?両親にも相談してみます。資料とか貰えます?」


「用意して明日渡すね。それじゃー私はお風呂にでも入って来ようかなー。美空ちゃんは宿題して休むでしょ?」


「そうですね、おやすみなさい、茜さん。深雪さんも夜ふかしは程々にして下さいね?」


「ん。十二時から二時間だけログインして警戒しとく。明日は何もないから大丈夫。おやすみ、美空。」


私は自室に戻ると範囲の勉強を1時間ほどしてベッドに入った。



クインテットから三日後、今日も今日とてログインします。

カルテットは参加せずに見送りとした。


全部門参加しても疲れちゃうし、シャクヤクのレベリングも有るからね。


ステラさんとの約束もあるし、一部門くらい私が参加しなくても良いでしょ。


ステラさんは私の助言を聞き入れたのか決勝行きの切符を無事に手に入れたみたい。


極光と手を組んだらしくアーハーとウーハー、見守り隊のナンバー2のヒナさんの四人で無事に勝ち進んだとのこと。


決勝の相手はウチの人達と百鬼夜行の混成チーム。


ウチからはスノウさんとサクヤちゃん、そして百鬼夜行のエトにゃんことエトワールさんとスノウさんのお兄さんであるton点館さんが決勝まで進んだらしい。


決勝戦見るのが少し楽しみだ。


事前にトリオでステラさん達と出るという話をしていたから実現した話だ。


両親が帰ってきたので夜はディナーに出かけるんだけど、温泉は見送る事にした。


父が娘の稼ぎで行くほど稼ぎが悪い訳じゃないって照れ隠しで怒りだしたのが発端だ。


多分私の方が稼いでるんだろうけどさ、まだそこまで老けてないと思ってるんだろう。


親子仲は悪くない筈なんだけど父は照れ屋で怒りっぽい。


母は大らかでマイペースな人なんだけど元々は女優をやっていたと言う。


どうしてそんな真反対な二人が一緒になったのかは疑問が残るが、怒る父を叱りつける母は凄く怖い。


食事くらいなら良いだろうという条件で今夜東京にお寿司を食べに行くのだ。


だからログインは19時までという期限付き。


一応メディアデビューの権利は勝ち取ったので茜さんには報告しておいた。


その辺お母さんが張り切っちゃって茜さんと直接話を進めておくと言ってたから任せておいて大丈夫だろう。


IMOの話に戻すけど、今日は土曜日と言うことで試合予選はお昼の2時からと夕方の6時の2部制だ。


今は13時、そろそろ約束の時間だ。


トリオとデュオは参加者が多いらしく已む無く2部制となったようだ。


土曜日だと仕事や用事でその時間ログイン出来ない人もいるからね、仕方ないと思う。


イベント会場に到着。


コロシアム近くの噴水で待ち合わせなのだが既に二人は来ていた。


「ごめんね、遅くなった。」


「ハルカさん、こんにちは。私達も今来た所ですよ。」


「ハ、ハ、ハハハルカさん、今日は宜しくお願いしましゅッ!」


「アキ…じゃなくてアーハー…緊張し過ぎ。それと声が大きいよ?」


「あ、えと…すみません!」


「気にしないで。とりあえず登録行きましょうか。」


空回りするアーハーをステラさんと笑いながら、和やかな雰囲気で受付に向かう。


周りのプレイヤーからの注目が凄いことになっているが、ステラさんは平常運転の様だ。


アーハーもあまり気にしてない様で大手同盟主の貫禄というのを見せられた気分である。


「華天のハルカ様、極光騎士団のアーハー様、聖女ちゃん見守り隊のステラ様ですね。…はい、登録完了しました。チームリーダーとチーム名は如何しましょう?」


「リーダーはハルカさん、お願い出来ますか?アーハーも良いよね?」


「勿論です!ハルカさんお願い出来ます?」


「リーダーですか、分かりました。チーム名はどうします?」


「火花はどうです?あの時の配信見てて候補に上がりましたよね?その時凄くいい名前だなーと思いました。」


「僕も火花で良いかと。」


「じゃあ火花で登録お願いします!」


「畏まりました。第六会場へ移動をお願いします。」


受付を済ませて入口へと向かう。

転移ポータルが目に入り気になって二人に話を振った。


「第六かぁ…結構距離有るよね?転移ポータルは同盟単位だから使えないのかな?」


「待って下さい。確認してみます……同盟主ならいつでも使えるみたいですね。ポータルへ行きましょうか」


「それじゃー行きますか。あ、これ渡しとくね。」


「これは…ミサンガですか?」


「うん、新しく白毛魔猪のシャクヤクって子が仲間になったんだけど、レベリングしてた時に芋虫系の魔物からドロップしたものを私が編んだものだよ。皆装備バラバラだけど少しは統一感出したいな〜って作った物なんだけど、どうかな?」 


同盟でも併せるのは良いかも!後で提案しよーっと。


「ハルカさんの手作りですか!気を遣って頂きありがとうございます!凄く嬉しいです!同盟屋敷の自室に飾ります!」


「ーーー!!ハルカさん!ありがとう御座います!!アキ、飾るんじゃなくて試合中は付けないと?折角ハルカさんが用意してくれたんだから!」


「あ、そっか!ハルカさんありがとうございます!」


喜んでくれたっぽい?

アーハーは感激して今にも泣き出しそうだ。

そんなサプライズをしながらもポータルで第六会場へ移動。


「おい、魔王と勇者と聖女狂いが一緒に歩いてるぞ!」


「やべぇ…もしかしてあの三人で組んでるってことか?」


「シッ…あまり大声出すな…こりゃやべえな…」


大勢のプレイヤーが犇めく中を突っ切り、インフォメーションモニターを確認して火花の名前を確認し、合同控室Bに入った。


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