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INFINITE Monsters Online~猫狂い少女による無自覚無双~  作者: 如月 隣夜
第二章 第一回公式イベント 五カ国親善試合
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第四十二話

移動に三十分、それから同盟拠点のある〘魔猪の宴〙近くの場所まで十五分掛かった。


「スノウさん、現状報告をお願いします。」


「周辺への侵入者は8名。どれも捕縛済み。いずれも魔猪の宴〙には近付いてないっぽい。一応入口にはハルカのお師匠に付いて貰って隠蔽も済んでるよ。」


「分かりました。私は直接師匠に話を聞きに行きますね。サクヤちゃんはスノウさんを回復し次第、フジミヤの防衛に向かって貰えるかな?スノウさんはタカヤにある前線基地で全体指揮をお願いしたいです。」


「わかった。ん、ちょっとごめん。……うん、うん。……分かった。伝えとく。」


「何か有りました?」


「キララから連絡。首謀者が判明した。鉄血同盟のバサラって奴が首謀者みたい。南側のPKプレイヤーみたい。」


「え?キラリさん、そんな情報何処から見つけて来たんですか?」


「掲示板。鍵付きだったみたいだけどキラリはリアルで警視庁のサイバー科だからハッキングは簡単みたい。」


「え、凄い…!」


うちの同盟、地味に高スペックな人ばかり居るんだよね…大学の准教授(モハさん)からプロの総合格闘家(舞侍さん)にトランペット奏者(ヤンスさん)でしょ。


セガールさんは探偵だし。(昨夜のセレーネさんが言ってた子飼いの探偵がヤンスさんらしい)

社畜丸さんは元医療品関係でガロウさんは警備会社の社長、ドーンさんは土地を転がしてるって言ってたっけ。


私が同盟主で本当に良いのだろうか?と時々不意に考えてしまう。


「キララは有能。近々退職してうちに入るみたいな事言ってたけど、アンチとかしつこいリスナー対策には必須。…掲示板の方の情報操作して前線に敵プレイヤーを集めたみたい。〘魔猪の宴〙には現在バサラ含めて三人が入ってるみたい。私はそっちに行ってくるね。サクヤも手を貸して。」


「むぅ…ハルカお姉様と引き剥がされるのは癪だけど、仕方ない。行ってきますね、ハルカお姉様!」


私は拠点の転移陣に急ぐ二人を見送ってダンジョンの入口近くにいる師匠を見つけ中に潜入した。


「ハルカ。二人は狩ったが一人取り逃した。迷宮核を奪われたらここは崩壊するだろう。済まない…」


「いえ、師匠。無事で良かったです、本当に…!気になさらないでくださいね。奪われたら奪い返せばいいだけですから。それより急ぎましょう!」


敵プレイヤーの平均レベルが高いのか師匠は傷を負っていた。同盟に加入しているので消失(ロスト)することは無いが心配は心配だ。


相手は師匠に大怪我を負わせる様な相手だ、油断はしない。


高級回復薬を服用させたので大事には至らなかった。

洞窟をズンズンと進んでいく。

まだリポップはしていないようだ。


私達はポップ状況を管理していたのに荒らされて少し腹を立てている。


この怒りは侵入者にぶつけるべきだろう。


スキルを発動させた。


まずは見つけなければ始まらない。



「〈鷹の目〉〈気配把握〉〈気配遮断〉」


〈鷹の目〉は魔銃士のメニーさんからラーニングしたスキルでマップの範囲を一・五倍に拡げる。


〈気配把握〉はマップに敵味方を区別した状態で表示する。


〈気配遮断〉はスノウさんからラーニングしたスキルで忍び系統のジョブのLV60以上で獲得出来るスキルだ。


この三つを駆使すれば不意打ちされることはほぼ無い。


その為華天ではこの三つを全員に覚えさせフィールド探索を行っている。


右の曲がり角から黄色…モンスターの反応が四つ。


あまり大きな音は立てなく無いので師匠にハンドサインで(右手で親指以外の四本を立てて)知らせる。


師匠はこくりと頷くと音も無く私を置き去って数秒の内に合流した。


モンスターが右から来たのなら敵プレイヤーは左に向かったのだろうか?


そっちは途中で袋小路になっているので戻って来る可能性もあるが…

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