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INFINITE Monsters Online~猫狂い少女による無自覚無双~  作者: 如月 隣夜
第二章 第一回公式イベント 五カ国親善試合
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第三十九話


よし、気持ちを切り替えて、と。


次はどこだっけ?


案内を確認するとこれまでの結果が出ていた。


クインテット一回戦

第1試合 トップスターvs天上天下○


第2試合 屈殺騎士団a ○vs水玉海賊団a


第3試合 聖女見守り隊a ○vsブラッドボーン


第4試合 華天c ○ vs黒鍬衆a


第5試合 サザンクロスvs極光騎士団a


第6試合 ばいおれんすうぃっちーず。vs灼熱


第7試合 流転vsアルコバレーノ


第8試合  百鬼夜行vs曇天


次は聖女見守り隊、ステラさんかー。個人的には仲良くしたい一人だけど、試合となれば別だよね。


頑張ろっと。

おろ?ステラさんからフレコールだ。


「もしもし、ステラさんですか?」


『はい、ステラさんです。試合見てました。勝利おめでとうございます!』


ステラさんって結構お茶目な人だなぁー。


「ありがとうございます。それで要件って何でしょうか?」


『実は相談が有りまして…次の試合なんですが負けて頂けないでしょうか?』


おっと…予想外の答えが来たな…これはつまり八百長ってこと?


「…それはどういう意味でしょうか?事と次第によってはGMコール案件なんですが…」


『えぇ、重々承知しています。実はエクストラジョブクエストが発生しまして…詳細をお伝えしますね…』


「あ、それならそちらにお伺いします。直接お話した方が良いかと。」


フレコール、凄く便利なんだけど、課金要素なんだよね。


まぁ五百円だし、大抵の人は入れてるみたい。

私もゲームリリース直後に入れたし、ウチの同盟メンバーは大体入れてる。


入れてないのはメニーさんとオヤカタくらい?


メニーさんは人と話すの苦手っぽいし、オヤカタは突然人の声が聞こえるのが苦手らしい。


仕方ないんだけど、今度私からギフトカード送ろうかな?緊急時には合ったほうが便利だし。


さぁ、気を取り直してステラさんの所へ向かおうかな。皆には待機室で休んで貰いつつ、聖女見守り隊の待機室へと移動した。


ノックするとステラさんの声でどうぞと聞こえたので扉を開く。中には八人くらい居てステラさんだけ座っていた。


「態々お越しいただいてすみません。どうぞお掛けになって下さい。ヒナ、お茶をお出しして。」


「いえ。あ、ありがとうございます。あ…おいしい。…それで先程の件なんですが、どのような事情なんでしょうか。」


「はい、順を追って説明しますね。ーー」


話を要約すると以下の通りだ。


今日、ステラさんがいつもの様に聖女ちゃんことユミル様の髪を編み込みながらお茶をしていた時の事。


ユミル様が突然立ち上がり、机の引き出しから一枚の紙を差し出した。


『貴方はわたくしをいつもからかって遊んでいますが、この親善試合は国の威信が掛かっているのです。こう見えてわたくしはステラの努力は認めているのですよ。ですから契約書を作りました。これに署名し、親善試合中に一度でも優勝しなさい。そうすれば貴方にさらなる成長の機会を授けましょう。』


そう言い、差し出されたのはエクストラジョブの取得方法を教えるとの文言と共にユミル様が署名している紙だったらしい。


今直ぐ教えてくれれば優勝に近付くのでは?と考えたステラさんだけど、それはダメとのこと。


あくまでイベント期間中に現在の能力で優勝することが必須条件なんだとか。


悩んだステラさんは私に相談しようと連絡したらしい。


という経緯をスクショを見せられながら説明された。


あ、ほっぺが真っ赤になってて可愛いな、この写真。

後でこれ下さい。


それにしてもあの言い方は少し違う様な気がする。

ステラさん、少し天然なのかな?


「なるほど…一つ考えがあるんですけど、私とステラさん、あと一人を誘ってトリオに出場しません?同盟区切りの戦いって訳でもないですしルール的には登録出来ますよね?それならお互い損しないで優勝も狙えませんか?」


「ッ…!!ハルカさん、正に目から鱗です!そんな方法、全く思い付きませんでした!」


ステラさんは驚いた表情から一変、私の手を包み込む様に握り立ち上がった。


「ではその方向で調整しますね…あと三日のうちに決めないといけないのか…誰か居ないかな?」


アカネさんとスノウさんはタカマガツハラにて任務中でしょ。


セレーネさんとサクヤちゃんは別で私に挑みたい筈。


そうなると…うーん、ちょっと思い付かないかも…


「私に考えがあります!幼馴染なんですが、王国では有名なんですよ!実力も有りますし、少し確認してみますね!」


と、言い誰かに連絡をし始めた。

ステラさんからしたら幼馴染だから良いんだけど、多分私、初対面の人だよね?


ステラさん、少し天然みたいだと思ってたけどこれは真正の天然ですな。


見守り隊の他の同盟メンバーさん達が苦笑して軽く頭を下げていた。


私も愛想笑いを返して大丈夫ですよアピールをしておいた。


「確約が取れました!多分ハルカさんも喜ぶと思いますよ!」


「えっと、誰なんです?ステラさんの幼馴染って?」


「極光騎士団、団長のアーハーですッ☆」


そう言い切ったステラさんはそれはとてもとても清々しい笑顔だった。

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