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INFINITE Monsters Online~猫狂い少女による無自覚無双~  作者: 如月 隣夜
第二章 第一回公式イベント 五カ国親善試合
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第六十二話

放課後、5人で財音駅に到着。

Clarisでまったりお茶をして、ケットシーを除いて店番の初音さんと挨拶を交わしながら差し入れついでに皆の事を紹介した。


絵玲奈ちゃん、喜彩良ちゃん、逢里ちゃんの三人はモデルのリンネが目の前に居ることにわーきゃー興奮していた。


そっか、一般的にはこの反応が普通なんだよね…最近アイドルとの距離感が近すぎて気付かなかった。


なま…新夏ちゃんは何故か初音さんと目を合わさなかったけど、緊張してたとかだろうか?


まぁ、それも分かる。

初音さん美人だし、文庫小説を読む姿は何というか神々しい。

多分R18だろうけど…


貴婦人のオーラを纏っている様で話し掛けるの躊躇うもんね。

まぁ、実際は貴腐人らしいんだけど。


それは置いといて、皆と解散し帰宅。


軽く着替えて身の回りのものを片付けたらおいもにログイン。


マリーさんと楽しい会話を終えてタカマガツハラの旧フジミヤ邸へ。


縁側でスミレを枕にうたた寝していたハルナちゃんを発見。顔の前に近付くとハルナちゃんが目を擦りながら頭を


「ほえ…?ハルカ殿か?わらわ夢を見ておるのか…?」


「あはは、残念ながら本物のハルカだよ。ただいま、ハルナちゃん。寂しかった?」


「むぅ〜…寂しかったのじゃ。しかしてハルカ殿は交流祭やら迷宮での出稼ぎで忙しい身。わらわがとやかく言ってやる気を削ぐのは気が引けたのじゃ…」


出稼ぎ…なるほど、ハルナちゃん(NPC)視点ではそう映るのか…下を向くハルナちゃんの手を握り、私は目線を合わせる。


「ハルナちゃん、寂しい思いをさせてごめんね。けど今日と明日はお祭りを二人で楽しもうね!」


「わらわと二人で武闘祭に出るという約束、叶えてくれるのえ?それは誠に嬉しいのじゃ。」


うーん、これが俗に言う『守護りたい、この笑顔』ってやつなのかな?

可愛すぎて破壊力ヤバいの。


「あ、そうじゃ。父上からこれを預かっておるのじゃ。折角の晴れ舞台だから二人で使うといい、とのことじゃ。」


「これは…?ぶっはぁ!」


ハルナちゃんに手渡された包みを開く。

中には朱と蒼の羽織が入っていた。


能力を見た瞬間口に含んだお茶を噴き出した。



護国の羽織 天

天駆ける朱龍の革を仕立てた羽織。

物攻 魔攻 敏捷を20%上昇させる。

スキル〈天覇刃〉を取得する。

ーーその一撃は大地すら両断する。


護国の羽織 海

大海を蹂躙せし蒼蛇の革を仕立てた羽織。

物防 魔防 知力を20%上昇させる。

スキル〈海陣盾〉を取得する。

ーー母なる海に抱かれて眠れ。



「えっと…ハルナちゃん、これは?スミレお茶掛けてごめんね…」


「クゥン…」


「全くハルカ殿は…仕方ないのう。ーーこれは我が家に伝わる家宝なのじゃ。初代モンドより受け継がれし三つの宝、名刀 細野影連(ほそのかげつら) 護国の羽織 天 海 聖杖 臥龍天聖(ガリョウテンセイ)はフジミヤ家の当主と伴侶のみが持つことを許された物じゃ。元はミヤコの王族より下聘された由緒正しき品なのじゃよ。」


「ほへー、ハルナちゃん説明上手だねぇ。今度ソウジロウさんに御礼しておかないとね。あ、そろそろ予選の時間だから移動しよっか。」


「当たり前じゃ。わらわも沢山勉強したのだからのう。うむ、わらわとハルカ殿で祭りを盛り上げようぞ!」


ということでドヤるハルナちゃんをスクショして同盟掲示板に添付した私達は移動を開始した。


尚画像にはやる気十分╰(*´︶`*)╯というコメントを添えた。


受付を終えて会場は第三闘技場だ。

現在16時40分、試合は17時00分からなのでまだ少し余裕がある。


装備を変えて軽く軽食を取った。


「ハルカ殿、今日は配信はしないのかえ?」


「おっ、それじゃ配信しよっか。ーーよし、始まるよ?さん、にぃ、いち…どぞ。」


「は、はろーにゃあにゃあ、ハルナなのじゃ。皆の者、久しぶりなのじゃ!」


・はじまた!

・ハルナたんや!

・出ハルナ焦る…可愛いの暴力かよ

・てか配信名、〘ハルナちゃんとデート配信 デュオ編〙とか裏山、禿げそう


「うん、良く出来ました。はい、綿飴あげるね。あーん?」


「あ、あーん…甘いのう…」


・何これ…てぇてぇ

・あーん…こんな可愛い妹が欲しい…

・ハルカ、手慣れてんな…スノウ辺りにやってるのか?

・おいハルカちゃんそこ代われ

・ハルカちゃんに食べさせてほしい

・スノウ ¥50000 ハルカ、現実戻って来たらやって…?


「ちょ、スノウさん?!向こうの世界の皆もハルナちゃんの可愛さにメロメロ…魅了されてるよ?良かったね!」


・スノ✕ハルも良いぞ〜^_^

・ハル✕ハルやろ、しばくぞ!

・あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ?

・バチッてて草w w


「むぅ…そのなのか?わらわで、少しでも皆の者の癒しになれるのならば幾らでもさぁびす、するのじゃ!」


・ぐはっ……!

・うっ…

・うっ…

・うっ…

・|R.I.P|←おまいらの墓

・南無南無

・ハルナちゃんの笑顔からしか摂取出来ない栄養がある…

・ハルナニウムありがとうございます


お、リスナー達を煽って遊んでたらなんだかんだ良い時間になって来たね。


「それじゃハルナちゃん、リスナー…向こうの世界の人達で一通り遊んだからそろそろ予選に向かうよー。」


「遊んでたのじゃ?ハルカ殿、人を(からか)う様な真似はあまり感心しないのじゃ。めっ、じゃぞ?」


はいスクショ。

ハルナちゃんは可愛いなぁ…さてさて、どう立ち回ろうかな。

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