表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
INFINITE Monsters Online~猫狂い少女による無自覚無双~  作者: 如月 隣夜
第二章 第一回公式イベント 五カ国親善試合
109/111

第六十一話

気分転換にお散歩でもしよ。ってことで移動開始。


気付けば二駅分歩いてて茜さんの住んでる街に来ていた。


今更ながら茜さん達が暮らしてるのが財音(ざいおん)駅、私が住んでるのは保久良(やすくら)という土地だ。


ケットシーの前を通り掛かると窓越しに世麗那さんと桃瀬さんが店番していたのを確認。


最近オープンしたお向かいのケーキ屋さんでケーキを4つシュークリーム5つ購入。


箱を分けてもらってケーキ2つ、シュークリーム4つを購入してバックヤードからお届け。


残りのケーキとシュークリームは茜さん達に届けようかなー。


「ばんちゃー、ハルカーイーツでーす。頑張ってるお二人に頼まれてないものをお届けに来ましたー。」


「美空ちゃん、どうしたの?これお向かいのケーキ?ありがとうね!」


「美空さん、お気を遣わせてしまい申し訳有りませんわ!後で休憩中に頂きますわね。」


「えへへ、頑張って下さいね。今日はそのままお帰りになります?」


「ええ、わたくしも漸く此処での作業に慣れ始めたのですが、少し疲れましたのでそのままお家に帰りますわ。瑠奈、美空さんを送ってーー」


シュークリームは夜勤の舞侍さんとヤンスさん用だ。

付箋に夜勤お疲れ様です、ハルカの差し入れです。良ければ食べて下さいね。と書き残して冷蔵庫に貼り付ける。



「ーー仕事中なのに申し訳ないのでそのまま帰りますよ。それじゃ失礼しました。」


と、言い残してそそくさと茜さん家の下にある財音駅直結のショッピングモールに到着。

そういえば油と食器洗剤を切らしてた様な…

あれ、いつから茜さんの家が帰る場所になったんだろう?


でも不思議と嬉しい気持ちになってきたな。


フフ、今度茜さんに優しくしてあげようっと。


私は深雪さんに連絡して少し顔を出して実家へと戻った。

尚、洗剤と油は深雪さんが買っていた様で要らない気遣いだったようだ。


20時くらいに地元の保久良駅で待ち合わせた両親と夕食を食べに行き、明日の昼には外国に戻ってしまう両親と挨拶を済ませて就寝した。


翌日、改めて両親に挨拶した私は鞄に荷物を詰め込み茜さんの家がある駅のロッカーに荷物を入れると登校した。


世麗那さんから荷物を桃瀬さん経由で茜さん家に持っていこうか?と連絡が来たけど、申し訳ないし、どうせ帰りに駅を通るので断った。


「おはよー生天目ちゃん!あ、本堂さんと鮎村さん、四季野さんもおはよう!」


「おはよう、春風さん。」


「春風ちゃん、おっはー!」


「美空ちゃんおはよー!」


「春風さんおはようございます。よい朝ですね。」


教室に入ると既に生天目ちゃんが幼馴染らしい三人と話していた。その三人はダンスの授業でも組んでいるので当然名前も覚えた。


本堂(ほんどう) 喜彩良(きさら)さん、ロシア人のハーフで軽くウェーブした金髪にくりっくりなお目々がキュートな人だ。


鮎村 絵玲奈さん、茶髪ストレートで砕けた口調ながらも明るい性格でクラス委員長もやっている。


四季野(しきの) 逢里(あいり)さん、見た目ギャル、中身清楚な、話していると脳がバグりそうになる人。実家が三条グループの傘下で真面目なお家柄な為かネットやゲームをした事がないという今時珍しいタイプの人だ。


当然ペルソナガールズも知らない。

見た目ギャルなのに…脳破壊が進んでいく…!


この四人は小中高とエスカレーター式に上がってきているので高校受験で入ってきた私とは違い仲がいい。


人と関わるのが苦手で会話を避けて来た私とは違い良く四人で過ごしているのを目にする。


生天目ちゃんと関わっていく内にあれよあれよと私も身内認定されたのか最近は専ら五人で過ごす事が多い。

未だに苗字で呼びあってるけど…

色々有った中学時代には考えられなかったなぁ…


いい機会だし、名前で呼んで貰おうっと。


「四人とも美空で良いよ。私も名前で呼ぶ様に努力するからさ。あ、そうだ。今日の放課後ケーキでも食べに行かない?昨日食べたんだけど凄く美味しくって皆にも食べて貰いたいなぁーって!」


「わーい!美空ちゃんと放課後デートだぁ!」


「五人で行動するのはデートなのかな?」


「新夏は細か過ぎ。もしかして財音(ざいおん)駅の方?それとも七雲(なぐも)駅かな?」


「財音駅から徒歩二分だよ。私そっちの方で居候してるから。」


「あ、そういえばそんな事仰ってましたね。ペットショップのオーナーさんと元アイドルの方と住んで居るんでしたっけ?」


「うん。実家は保久良(やすくら)の方なんだけどね。色々有って今はお世話になってる。そのペットショップのお向かいなんだけど。確か…Clarisって名前のお店だよ!」


「(…絶対美空さんがハルカだ!うわぁ…どうしよどうしよ!私、美空さんの前でステラさんに見惚れてたよね…恥ずかしい…)」


「ん?なま…新夏ちゃんどうしたの?」


「い…いえ…何でもないれふっ…痛っ…舌噛んじゃった…」


「あはは!新夏は相変わらずドジだね!美空ちゃんナチュラルに名前で呼び始めた?!」


「でもそこが可愛い所です。…私も逢里って呼んで欲しいです…!」


「じゃあ私も喜彩良でお願いしまーす!…というか何の話してたっけ?あ、美空ちゃんとケーキ屋さんに行くって話か!確かClarisだったよね…?おー!美味しそう!」


「フフ。私のお勧めはこの木苺のフロマージュとクッキーカスタードシューかな。なんとカスタードシューには隠し味でーー」


こんな学生生活も悪くないかも知れない。

今更になって友人との付き合いの大切さを知った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ