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ダンジョン創世記0026

あの映像を確認した後で倒れたオペレータが複数って…うん、まぁ…なかなかの衝撃映像ではあったからなぁ~

どうやら、この世界では神様って言う存在が実在していて出会えるみたいだな。

いや、会ってみたい訳ではないんだが…むしろ遠慮したいです、はい。


っと言うかさぁ…このカルデラ地帯に、あの巨神様が関係しているのかが知りたいところだ。

何か関係していた場合、勝手にカルデラ地帯をダンジョン化してしまった俺に対して神罰とか…だ、大丈夫…だよ、ね?


そんな事件はあったけど、その後は何事もなしに探索は続いた。

いや、逆にアレから何もなかった事で不安が増した感じではあったのだが、類似の映像などの追加情報は皆無だったと言うべきだろうか…


その後はスパイ・ダーの増援を追加で何度か送り出しつつも探索は続いている状態だ。

巨人達の住居内や城の内部にまで探査の手は及んでいる。

巨人達にも文字を操る文化はあり、言葉にて意思の疎通を行ってはいるんだが、その内容を此方が理解するには到っていないのが現状だな。


どうやらドラゴンと巨人との意思疎通は一種のテレパシーに近い方法にてなされており、言葉を介しての意思疎通ではないようなんだ。

そのためにカルデラにて倒されたドラゴンより齎された情報では言語や文字に対する情報を得られていないのが現状だったりする。

BC(バイオコンピューター)群にて、そこら辺の解析などが現在進行中なので、それを待つしかないだろう。


巨人達の国に対する調査は引き続き行うとして、山脈の上層部がどうなっているのか…いや、山脈を越えた先は…

それを調べるためにスパイ・ダーの先遣隊が突き進んではいる。

だが、そこには既に巨人達の姿は消え集落1つ山小屋1つ見当たらない場所となっていた。

いや、巨人達どころか生き物さえ見当たらない死の世界、そんな場所と言って良いだろう。


雪などが積り深い場所などでは巨人さえ埋もれるような場所さえ存在した。

クレパスなども当然存在し、分厚い氷の層が割れたクレパスへと落ちれば助からないだろう。

気温もマイナスだが、絶対零度にも到るほどの気温など自然界として不自然だとしか言いようがない。


魔力を吸収して活動する、ある意味ゴーレムとも言えるスパイ・ダーだからこそ到ることが可能な死地だと言えるだろうな。

あの頂きへと到るのは生き物には不可能だと断じて良いと思われるのだが…本当に此処は、一体どう言う場所なんだろうか?

そんな疑問が頭を過ぎった時、1体のスパイ・ダーが山頂付近に人工物と思われる代物を認識したらしく、その情報が送られて来たんだ。


距離があるため、魔力波や超音波などの反射系での地形精査にて発覚した情報で視覚情報ではない。

そのため映像などは送られて来ていないので正確な情報ではないが、明らかに自然物ではないと思われるとのこと。


って、をいをい…明らかに生き物が存在できるとは思えない場所なのに人工物って…

そう思っていたのだが…先日の映像が脳裏へと蘇った。

それは統制室内に居た者達も同様だったようで、室内が騒然と…


「黙りなさい!何も判明していない内に狼狽えるのではありませんわっ!

 さっさと業務遂行に戻るようにっ!」


パンパンっとペシュエが手を叩き皆を諌めて業務へと戻して行く。

うむ、流石だな。


そうこうしている内にスパイ・ダーは歩みを進め(くだん)の人工物を視覚へと収めることに成功していた。


って…神殿?そう、あれは神殿っと言っても過言ではないのではなかろうか?

かの有名なギリシャのパルテノン神殿を彷彿させるような神殿と言ったらよいだろうか。

まぁ、パルテノン神殿はアテナの街中にあるアクロポリスの丘へと建てられているのに比べ、人里離れた山脈の山頂に存在する神秘的な神殿…明らかに人の手で造られたとは思われない代物っと言って良いだろうな。


発見したスパイ・ダーの近くには3体のスパイ・ダー達が居たので、サポートさせるために向かわせることに。

まぁ、近場とは言っても数キロは離れていたのだが…ま、スパイ・ダー達にとっては誤差の範囲内だろう。


終結が終わったスパイ・ダー達は散開しつつ神殿へと向かう。

一体、彼処には何が存在するのか…皆が中央巨大モニターに釘付け状態となり、ペシュエに叱責されて業務へと戻っている状態だ。


近くで確認すると青水晶にて造られたような美しい建物で、矢張りパルテノン神殿を彷彿させるような造りに間違いはないと断言できるだろう。

1体のみが更に神殿と思われる建物へと警戒しつつ近付き、問題がないことが確認できたらしく内部への侵入を試み始める。


他の3体は辺りを警戒しつつ、神殿にて異変が発生していないかを調査している状態だ。


うむ、神殿内部の情報が映像にて送られて来たな。

内部も荘厳たる造りにて素晴らしいの一言だ。

奥にはドラゴンの像らしき代物が安置されており、どうやら御神体ではないかと思われたんだ。


いや、ある意味、正しかったっと言えるのだろう…生きたドラゴンを御神体と言うのであれば…


『ふむ、このような場所へと到るとは珍しい…

 ほぉおぅ、これは、これは…ダンジョン産とは…ふむ』


そのような声?思念?が此方へと到った訳で…っ!ダンジョンって気付かれてるっ!

マジかぁっ!

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