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ダンジョン創世記0025

山を上がる度に文明レベルが上がる巨人達の領域…途中には町どころか街って言って良いレベルの場所も存在し、とうとう王都って言って良い場所へと辿り着いたよ。

いやぁ~流石に中世ヨーロッパレベルの文明度だったよ、うん。

現在日本レベルの文明や、未来的な場所にでもなるかな?なんて思ってもいたんだけど…流石に杞憂だったね。


いや…全くの杞憂って訳でもないのかな?

上下水道は存在しなかったけど…それに該当する代物が無いって言う意味じゃないんだよ。

水や火に光などは魔晶石などを使用した魔導具が使用されているのさ。

俺達のダンジョンにて活用されている魔気結晶の下位互換品っと考えても良い魔晶石なんだけどさぁ、坑道にて採掘されたりもするけど魔物の体内から得られる場合もあるそうだ。


驚いたことに巨人たちは魔晶石を得るために魔獣牧場みたいな施設を運営しており、魔晶石の安定供給に成功しているみたいなんだよなぁ。

驚いた文明レベルだよ、うん。

そして汚物や塵などに対してはスライムを使用して対処している。

便利なんだよなぁ~スライムってさぁ。


ただ際弱って勘違いしている者もいるけど…実はスライムって意外と強くて厄介な生き物なんだよね、うん。

なにせ大半が水分なので物理攻撃が効かない生き物なんだけど…内部のゲル状物質が不燃や不凍などの性質を帯びていた場合は更に厄介なんだよ、あれ。

無論、絶縁効果を得ていたら雷も効かないからね。


それなのに相手は此方が状態異常になる攻撃を行って来たりさぁ、一番最悪なのは体内へと潜り込んで内部から…

うん、ある意味一番危険な生き物です!


そんなスライム君達を品種改良して生活へと取り入れている巨人達…ある意味凄いっと言えるだろうね。

っても…

「恐らくですけれど…過去に攻略したダンジョンより得たダンジョンコアを使用して最適なスライム種を得たのではないかとおもわれますわ。

 自然発生的には不自然ですし、人のや巨人では品種改良しても無理だと思われますもの」

そうペシュエが解説してくれた訳で…うむ、矢張りダンジョンコアの力は破格っと言えるなぁ…


しかし巨人達の国をスパイ・ダーが闊歩しつつ探索して得られる情報を分析すると、どうもダンジョン内の巨人集落は国の下位互換集落と思えてくる。

なにか彼方の情報が創生時に得られたのだろうか?

そんな俺の疑問にもペシュエが推論を披露してくれて解決って感じに。

それは、次ぎのような推論だったんだよ


「恐らくですが…巨人達から得ている情報ではなくドラゴンから得ている情報かと」ってね。

考えてもいなかった推論に首を傾げてしまう。

なんで巨人の話にドラゴンが絡むのかが、全く理解できんとです、はい。


「良いですか、主様。

 巨人クラスはドワーフやエルフ、バンパイアなどより上位種となりますから、基本的に下位巨人クラスの知識しか得て生まれませんの。

 ですがダンジョン領域にて倒れた巨人などが居た場合は情報を付与されて創生されます。

 しかし、ダンジョンエリア内で倒れた巨人は粗暴で文化的知識を持たない存在ばかり、これでは知識を得る事はできないでしょう。


 ですが…ダンジョンエリア内ではドラゴンが偶に巨人により倒されておりますわ。

 このドラゴンですが、巨人達の集落に時々現れて交流している姿が送られて来ております。

 この事からドラゴンは巨人達の文明に対しての知識を擁していると考えて宜しいでしょうね。


 そう考えると、ドラゴンの創生と同時期に創生した巨人達へドラゴンの知識が付与されても不思議ではありません。

 ドワーフのヴァシュと同時期に創生された童に魔導アーマーなどの知識が宿っていたのと同じとお考えになられれば、納得頂けるのではと」


そのような説明を受ければ、ねぇ。


「なるほどなぁ…つまり、ダンジョン領域にて身罷った者達の知識はダンジョンに貯えられているっと?

 だから、その知識がダンジョンクリチャー創生にて付与されているんだな?」

「いえ、全てにではないようですわね。

 どのようなケースにて付与されるのは、流石に分かりかねますわ」


そんな疑問を彼女と話している間にもスパイ・ダー達の探索は続いていたのだが…


「ヒッ、ヒィィィィッ」っと叫び声を上げたオペレータの1人が気絶して崩れ落ちる事態が行き成り発生!

何事ぉぉぉっ!


統制室内が騒然と。


「何事です!」っとペシュエがオペレータ達へ尋ねるのだが…「分かりません!突然、悲鳴を上げて倒れましたので!無理に起こすのは危険かもしれませんが…どう致しましょうか?」っと応えが返って来た。

ふむ、無理に起こす必要はないだろうな、情報はバイオコンピューターが管理しているから、それを調べれば良いだろう。


「統合機!彼女がチェックしていた映像を中央メインモニターへ投射できるか!」

俺が告げると…

『ピッ!対象オペレーター確認中映像ヲ中央メインモニター ニ 投射イタシマス!』

そう応えが戻って来ると同時にメインモニターへ彼女が悲鳴を上げ気絶した原因映像が投射された。


それは、巨人…蛮族巨人サイドを文明的巨人エリアより見た映像に移り出された巨人…いや、巨人って言う括りに収まるのか、あれ?

外輪山の外側からカルデラ内部を覗き込む1つ目化け物が、写し出されて、いた…


「な、なんだ…なんなんだ、あ、あれ…は…」っと、辛うじて口から漏れた言葉に統合(バイオコンピューター)BCが反応して応える。

『ピッ!巨神の1柱と思われます』っと。


はははははっ、この世界には、あんなヤツも存在(いる)んだ…遣ってられっかぁっ、ぶぅぉけぇぇぇぇ!

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