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ダンジョン創世記0011

意気込んで施設の設置へと踏み切る際に、いの一番に設置しようと思ったのは厨房施設なんだけど…女性人へ聞いた所…


「いや、それですな…(それがし)には調理などには疎くてですなぁ」っと、困り顔の姫騎士ドラゴニュートさん。

まぁ…騎士風武芸者って感じだから…ねぇ。


(わらわ)には、そのようなことをする(いわ)れなどなありませんわ。

 そのようなことは使用人が行うこと故に」って、バンパイア令嬢が。


残った女性のエルフさんに期待したい所だったんだけど…

「あははははっ…薬の調合などは得意なのですけれど…サラダ系のみでよろしければ…」

いや、流石によろしくはありませんね、有難う御座います。


もしやと思い、ドワーフさんを見ると…

「ふむ、鍛冶などは得意じゃが…流石に料理はのぅ…肉の丸焼きでも良ければやるが?」

いや、結構です…はぁぁっ。


まさか…創生した4人が4人とも調理スキルが皆無とは…参ったねぇ。

俺が困っていると姫騎士さんから提案が…


(ぬし)様や、いっそのことブラウニーでも創生されては如何でしょうや?」ってね。


ブラウニーって?


俺がキョトンっとしていると…バンパイア令嬢から説明がなされる。

「妖精種であるブラウニーは別名『お手伝い妖精』とも呼ばれている存在ですわ。

 家事手伝いが得意な種族ですので、調理スキルに特化させて創生すれば良い調理人となると思われますの。

 それと…ダンジョンブックを読ませて頂きましたけど…各種精霊が創生できますのね。

 これらの精霊と合わせる形で創生すれば上位存在となりますわ。


 っと言いましても…私達4人は既に精霊との合成創生にて産み出されているようですわね。

 そのため、上位存在として産み出されたのですわ」


淡々と告げているように見える彼女だけれども…明らかに呆れつつも動揺している雰囲気が、ねぇ…

うん、中々にダンジョンとしての常識範囲外的な現象を引き起こしていたみたいだな。

まぁ、意識して遣ったことではないんだけど…どうしてこうなった?


うん、原因は全て【ツィーイック・ツィーツェ】にあるんだろう。

あれを育てる過程で創生可能な種類が増えたり、【ツィーイック・ツィーツェ】が精霊を捕食したりしたからに違いない。

うん、皆まで言わなくても良いよ、うん、責任転嫁って分かってるからねぇ…少しは現実逃避させてくらはい…orz


ま、ね…できるようになっちゃったことは、しょうがないよねぇ~だからさぁ、折角できるようになったんだから遣らない手はないからさぁ…うん、ブラウニーさんを創生してみようか。


そう言うことでブラウニーを創生するんだけど…折角、創生に精霊が関わるって分かったんだからさぁ、指定しない手はないってことでぇ…ものはお試しって感じでセレクト可能な精霊全てを合成して創生してみることに。


それを試みようとしたところ、バンパイア令嬢から懸念の声がねぇ。

「あのですわね…相反する属性精霊も一緒くたに合成いたすのでしょうか?

 反発してしまう可能性もですわねぇ…」っと困ったようにねぇ。


ああ、そんな懸念もあるか…でも…

「生き物って基本、4大精霊を宿してるんだよね?」っと確認をね。

そう、体温のない生き物は居ないし水分を宿してない生き物もいない。

呼吸を行うし体を構成する物質は土に通じていると言えるっと思うんだよ。


そう考えるとさぁ、相反する性質を持つ精霊が同居しているのが生命って言える訳で…説明すると令嬢もなんとか納得してくれたよ。


なのでさぁ、地水火風(ちすいかふう)光闇(こうあん)とか雷氷霧(らいひょうむ)などなどの数多(あまた)となる精霊種と共に合成しつつブラウニーを創生ってね。

さて、どうなりますやら…


ダンジョンコアを意図して操作しそれぞれの精霊がブラウニーと合成されるように意識しつつ創生を。

ブラウニーが核となりつつ精霊がブラウニーへと合成されるように導きながらの創生だったんだけど…失敗しそうな操作の場合はコアからの警告がね、トライ&エラーを繰り返しつつ慎重に操作を進めつつ創生を行い…なんとか、創生できたよ…つ、疲れたぁ~


シェフを意識しての創生だったから性別は男性としたんだけど…口髭を生やした恰幅の良い中年男性が現れたんだよ。

そう、如何にもグランシェフって感じの威厳があるシェフさんだね。

コックコートを纏った如何にもフレンチシェフって風貌の男性でね、少し頑固そうな厳しい顔の男の方なんだけど…


「はじめまして、ムッシュ。

 創生して頂き、光栄の極み。

 我は調理技能神となりますが…神々の端と申しますよりは精霊王の上位互換と申した方が宜しいかと。

 これより食に関しては我にお任せあれ」って、そんなことをね。


っか…調理技能神?いや、マジでぇっ!?

精霊混ぜちゃったら…神格化しちゃったよぉっ!どーすんのさぁ、これぇぇぇっ!

混ぜるな危険ってヤツでしたぁぁぁっ!どないしょぉ~


俺が慌ててアワアワしているっと、グランシェフからの要望が、ね。

「取り合えず、我にてブラウニーを召喚して宜しいですかな?

 流石に我1人では賄い切れません故に…

 後、出来ましたら厨房施設などを頂けますでしょうか?」


そう頼まれ、慌てて厨房施設を用意したよ。

無論、一番グレードの高いプロ専用の厨房さ。

動力源は魔力と精霊力にて各精霊の力を(もち)いて調理可能なのさ、何気にハイテクだぜっ!

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