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隣人  作者: 鈴木
その後
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258 愛の証

 その人族の国では、人の髪を貼り付けて装飾したカードや、刺繍糸代わりに人の髪で愛の言葉を縫い付けたハンカチを贈り合う行為が愛情表現として流行していた。




「うえええ」

「……」


 ストーカーかサイコパスでも連想したのか、ジョシュアが素直に嫌悪を露わにしたが、カナンは生理的な反応を抑えて眉尻を下げた。

 そうした文化が故郷でも歴として存在していたことを知っていたからだ。

 カナン達が生きていた時代でも公然と存在していたのかまでは知らない。

 大々的にではなくとも何処かしらに愛好する者達がいただろうとは思うが。


 愛し合う男女が髪を贈り合う風習はかつては世界各地で行われ、日本も例外ではないという。

 ただ、それが一つの産業にまで発展したのは西洋くらいのようで、そこまでに至った要因(ルーツ)は宮廷風恋愛と呼ばれる恋愛観念が広まっていた時代の「ラヴロック」という風習にあるらしい。

 「(ラヴ)の証の一房(ロック)」の名称は、男性から捧げられた己を賛美する詩に対し、女性が自身の髪を一房切り取って返礼とすることが最も望ましいと言われたことからだとか(十七世紀の某国ではうなじ辺りの髪を一束長く伸ばして胸に垂らすヘアスタイルを「ラヴロック」と称したらしいが、そちらとはまた別)。

 産業化した十九世紀には上記の刺繍糸の代わりとした行為の他に、髪を豊富なヴァリエーションで編み上げたり、ペンダントの鎖代わりに髪を使用したり、といったことを代行する店が繁盛したらしい。




「ラヴロックくらい俺も知ってるよー。知ってても抵抗(てーこー)あるもんはあんの!」


 ジョシュアのこの弁解?はカナンの顔を見て察したのではなく、彼女の醸し出した気から敢えて共有域を覗いたらしい。

 ジョシュアはカナンの肩先からやや上体を前へ差し伸ばしており、横目で見れば彼女の表情を窺うことも出来るがその視線は動かなかった。

 更には故意だろう、覗いたことを明確に共有域を介してカナンに伝えてきた。

 どうやらカナンが何を考えたかは察することは出来ても、彼女の方こそが「ラヴロック」を知っているのかどうかを確認することが目的だったようだ。

 彼女の記憶を浚うまでしなかったのは手間だったからか、そこまでして知りたいほどのことではなかったか。

 さして深い意図はなかったのかもしれない。

 カナンが "知っている" と分かった時点で欲求は満たされたようで、眼下を窺うジョシュアの表情は変わらず嫌そうに歪められていた。つまりそちらから意識は動いていない。


 ラヴロックの件を抜きにすれば、カナンだとてジョシュアの心情に共感する部分があり、あからさまな嫌悪に何事も言えず沈黙を続ける。

 ダブルスタンダードの自覚はあるが、こればかりはそれこそ生理的な問題でどうしようもない。

 例えば人毛によるウィッグには全く抵抗がない。触れることは勿論、自身が装着することにも。

 しかし、ラヴロックの一例のように刺繍糸代わりに人毛で縫われた物に抵抗なく触れるかと言われると、それと知らされてしまえばどうしても抵抗感が生まれる。触れないことはないだろうが、積極的に触りたいとも、髪刺繍のされている何かを使いたいとも思えない。

 過ぎれば食物に自身の髪を混入させて他者に食させる者までいるのだ、それに比べれば―――などと比較擁護をする者も故郷にはいたが、カナンにはそれとこれとは別、としか思えなかった。



「大体あれ、ラヴロックだけじゃなくて媒体でもあるんだから(いや)度マシマシでもしょーがないじゃん」

「……媒体ってまさか」

「良く言ってまじない、悪く言ってのろい。定番」


 真っ先に愛の証(ラヴロック)の側面に意識が釘付けられた為に詳細を調べようという気にすらなっていなかったカナンは、ジョシュアのらしくなく?揶揄のない声音での解説に余計に自省心を刺激されながら慌てて〔解析〕を使った。


 しかし、


「…………不和解消?」


 そのような四字熟語があるわけはなく熟語を重ねただけだ。

 効果は文字通り、人間関係の不和を解消する。喧嘩の仲裁? 意思不疎通の改善?

 また、未然に防ぐ効果もあることになっている。

 ただ、これだけでは "呪詛" と腐すのは適当でないように思え、カナンがやや首を傾げると、即行ジョシュアから呆れる声音で「手ぇ抜かない―」と緩い叱責が飛んできた。


 手を抜いたつもりはなかったが、首を傾げるのが早計であったことは否定出来ず、不満を表には出さずにカナンは〔詳細解析〕を続けて行った。


 すると、


「……………………精神支配系ね……」


 大して考えるまでもないことだった。

 実効性のない故郷の(まじな)いとは違う。この世界で "力" あるものが行使する "呪" には程度の差こそあれ目に見えた効果がある。

 時に元来 "力" のない者でも、謂わば執念で効果を発揮させられてしまう。

 サンプルにした眼下の町の無作為の一品――父・母・息子・娘の四人の髪で作り上げられた装飾用のハンカチに施された花輪の刺繍は、四人が四人とも自分以外の家族の精神を縛る作用を意図せず持たせていた。

 自分以外の三人が自分の意思を蔑ろにすることで家族内に不和を引き起こさないように、常に自分の意思を最優先にし寛容・譲歩・妥協をするように、という。

 誰も彼もが一対三で思考している辺り、似たもの夫婦、似たもの親子といったところか。

 ただ、効果があるといっても全てが発動するわけではない。やはり魔力の対抗判定が行われ、最も魔力規模の大きい者の呪詛が発動する。

 規模が拮抗していることで相殺され、発動不全となる場合もそれなりにあるようだが、一つの作品に使用する髪の持ち主の数が増えれば増えるほど完全一致は難しく、僅かな差で発動することの方が多い模様。


 この一家が例外でないことは、カナンの呟きの後に精霊達がお墨付きをくれたことで知れた。

 こうなると国民性か。

 〔詳細解析〕を使う前に言及がなかったのはジョシュアに付き合ったかららしい。精霊の気紛れは今に始まったことではない。


 この国のラヴロックはカナンが調べた以外では夫婦単独、恋人(愛人)同士があるものの、友人や師弟、主従などではないらしい。男女間だけでなく親子でも行うことと合わせ、そこも地球と同じだ。

 更には、眼下の国でも髪を使った贈答は地球同様に産業化しており、冒頭で例に挙げたような髪の持ち主に代わって布に刺繍を施したり、紐に加工して(組紐・織紐・撚紐とある。これが地球のラヴロックでも行われていたかは不明)様々な装飾品を作り上げたり、その中でも指輪には台座部分に髪を入れヘアリング(これは地球にも存在したらしい。「ペア」ではなく「ヘア」。眼下の国では勿論そのままではなく、この国の言葉による同じ意味の名称)として売る業者が多数存在する。



 この業者達がただ唯々諾々と受け取った髪を表向きの規定通りに加工するだけなら呪詛の強さは髪の持ち主依存で済む話なのだが、わざわざ自主的に、或いは依頼を受けて強化する者がいる為にラヴロックに絡む状況は面倒な事態に発展していた。



 持ち主依存でも洒落にならない影響が出る場合もあるにはあるが、基本的に辜負(こふ)族は魔力規模の小さい者が多く、大半は当事者だけで完結し周囲にはそれと分からない範囲で収まる。

 しかし、意図的に呪詛の効果が上げられることで周囲が違和を感じるケースが増えているだけでなく、カナン達にとっても看過し難い状況になっている――というところまで把握して、漸くカナンはジョシュアの嫌悪に全面的に同意した。

 せざるを得なくなった不本意を表に出して愉快犯の顔を窺えば、彼女の視線を感じてちらりと横目で見返して来たジョシュアはここにきてやっと(というのも期待していたようで抵抗があるが)にやけた笑い(誤用ではない)を浮かべた。


 精神絡みの呪詛で起きる不都合となれば、言うまでもない。

 (おり)だ。

 厄介なのはそうした業者ほど人気で、現在増加の一途。

 精神支配による抑圧は鬱屈となり無意識化で負の感情を増幅させ、それが過剰な澱となる。

 強い負の念は澱の量を増やすだけでなく時に質をも変化させる為、ひたすらに面倒でしかない。

 深淵の牽引に抗える性質を備えさせるという。


 違和感を覚える者達も積極的に干渉するほどとまでは受け止めず、所詮は他所の家庭の事情(たにんごと)だからと放置しているのも宜しくない。

 それはこの先の改善を期待する余地がないということ。

 謂わば流行である、いずれ飽きも来るだろうが、それは一体いつ?

 また、澱の影響も考慮しなければならない。

 果たして、"いつか" は本当に来るのか? 寧ろ益々増える一方になりはしないか? ラヴロックに嵌まっていく者達が。

 そもそも現状の放置が既に澱の影響を受けているということはないのか?


 考えれば考えるほど、辟易しかない。


 ちなみに、この世界では地球のように髪が呪いの媒体として定番化しているということはない。故にカナンもジョシュアも諦念より前にうんざりしているのだ(地球では古代から世界各地で髪が(まじな)いのアイテムとして使用されてきた歴史があるらしい。カナンが上記で例に挙げた食物に入れるという行為もその一つで、主に女達が自分の髪や爪を細かく刻み、プディングのような料理に混ぜ込んで不満のある夫や恋人に食べさせたという。カナンはその行為をニュースやサブカルチャーで見掛けた為、現代的な嫌がらせや変質的嗜好によるものだと思っていたが、実際には歴史のある呪詛行為というわけだ)。




「…………でも、現状、アラートを掛けるくらいしか出来ることないよね」


 澱はまだ深淵が回収出来る規模だ。増加の原因である呪詛もこの国の人間――辜負族内で収まっている。異世界人であるカナン達が干渉して良いレベルにまで悪化はしていない。


「だよなあ」


 言葉だけなら干渉出来ないことを惜しんでいるようにも受け取れそうだが、ジョシュアの顔は悔しそうでも、逆に嬉しそうでもなく、白けた表情でどっちつかず。どちらでも良いというよりどっちでもいいや、といった投げ遣り感のある気を滲ませていた。


 遠からず澱の木が生じるだろう未来が容易く思い浮かぶというのに打てる手はない。これまで通り、対症療法、生える度に処理するだけ。

 それがいつまで続くことになるのやら、そこの予測が付かない為に今から経験則的疲労感を二人とも覚えかけていた。


 しかし、


「――――――存外、早くケリがつくかもしれんぞ」


 不意に聞こえてきた声は、カナンには好ましい、ジョシュアには生理的に気に食わない――――アウレリウスのもの。


「アウルさん」


 直ぐ隣――二人は現在、ラヴロック業者の店舗の一つの屋根上に諸々隠蔽した状態で居る――に忽然と現れた長身を見上げ、カナンが慣れから吃驚のない、ただ気安い声音で名を呼ぶのに微苦笑で応えたアウレリウスは、眼下の町……ではなく前方、彼方の空を見遣って軽く吐息をついた(ジョシュアをスルーしたのは必要性の問題で感情的な無視ではない。意識内には入れている)。


「但し、その前に盛大な澱祭りが開催されるだろうがな」


 アウレリウスらしくない言い回しだとカナンが内心思えば、周囲の精霊からこそっとジョシュア由来だと解説された。即行、愉快犯へ視線を移せば、イイ笑顔で体ごとアウレリウスに向き直っていた。

 双方棘が見え、アウレリウスの流用は皮肉か嫌味か意趣返しか。理由までは誰もカナンに明らかにはしてくれなかった。


「この国の王女がよりにもよって髪刺繍による己の肖像画を隣国の王族に贈り(・・)つけた」

「肖像画?」


 思いがけない言葉にカナンは首を傾げる。

 刺繍は確かに流行っているようだが、花や紋様、装飾文字ばかりで人物画は少なくとも眼下の町では見当たらなかった。

 アウレリウスが彼方を見遣ったのはもしや王都?――と男の視線を追って前方へ視線を転じれば、言葉なくとも察したらしい精霊が王都王都と耳音で囃し立てた。


「この国の王女と向こうの王子との間に婚約の話が持ち上がっている」

「あー、見合い写真代わりかあ」


 即座に思い浮かんだ内容をジョシュアが先んじて口にした為、カナンは開きかけた唇を閉じた。

 ただ、その先に続けられた話はカナンが知らない故郷の情報だった。


「にしてもよりにもよって(・・・・・・・)それ? そこまで同じパターン踏まんでもなあ」


 ジョシュアの言うには、地球の十九世紀欧州でも全てを髪で刺繍した王族の肖像画が製作されていたらしい。

 ただ、目的は異なり、地球では某博覧会に出品されたもので、描かれていたのは当時の女王とその王配だったという。


「で、ケリ云々言うからにはそれにも呪詛あり?」


 先程までの投げ遣りが一変、実に楽しそうに愉快犯は追求する。


「ある。そして、向こうに到着するや即行、魔術師に看破された」

「うかつー。てか、その無防備、無自覚系?」


 あまりにもあからさま過ぎるのだ、それ以外ないだろう。

 アウレリウスの話を補足する精霊の言によると、火種が全くないわけではないが概ね双方丸く収めるつもりでいたらしいのだ。当事者の王子王女しかり。わざわざ意図的に波風を立てる理由がない。

 では何故、この国の者達は呪詛の掛かってしまった肖像画をチェックもせず隣国へ送ってしまったのか。


「王女が呪詛を仕込む筈がない、という信頼と言うには呑気な楽観、愚直な思い込みから肖像画の品質確認を怠ったわけではない。澱の影響が既に出ている――――謂わば異常の渦中にあって危機回避意識が鈍麻していた為だ」


 "異常の渦中" という言葉には二人とも思い出すものがあり、カナンは僅かに眉を顰め、ジョシュアは露骨にうへぇと顔を顰めた。


「でも、この国の者達はそうでも、隣国は澱の影響を受けない思考展開が出来るのですから一気に不穏な事態に、とはならないのでは?」


 「早くケリがつく」と「澱祭り」で真っ先に脳裏に浮かんだのは開戦だ。戦になれば髪を使って時間も金もかけた愛情表現を、などと浮ついた流行に耽溺している暇もあるまい。

 そして、両国間に元より緊張があったのであれば呪詛付き肖像画は格好の開戦の理由になる。

 ―――あくまでも緊張があれば。

 精霊の話を聞く限りではどうもそうではない。となると、隣国の人間が瞬間湯沸かし器の如く即時ないし短期間で宣戦布告にまで至るとはどうにも考えにくい。つまり、「早くケリがつく」ようにはカナンには思えなかった。

 この国に肖像画(じゅそ)を突きつけ、王女の罪過を明らかにして処罰を求めるという手順(・・)があって良さそうなものだ。


「まあ、元々火種があったにしてもいきなり開戦ってのは短絡過ぎるかー」


 ジョシュアも同じ疑問を抱いたようで、肖像画に呪詛を疑った時の面白がる様子をあっさり引っ込め、やや残念さの滲む声音でカナンに同調する(この残念さは戦が起こること自体ではなく、戦がきっかけとなってラヴロックが早々に終息する、その期待が叶いそうもないことから来ている、と共有域越しにカナンへ自己主張してきたのは、ジョシュアにとって譲れない一線だからなのか。過去に戦を愉快がる挙動をしたことはなかったか?――――カナンには分からないラインである)。



「――――肖像画に仕込まれていたのが呪詛だけだったならな」

「……それは」

「あーあーあーそれがあった! てか、散々問題にしといて忘れてた!」


 アウレリウスがはっきり肝要を言わずとも、カナンもジョシュアも直ぐにびんときた。

 正にジョシュアが言った通り、アウレリウスが現れるまで散々懸案扱いしていた厄介存在――――澱だ。

 肖像画には呪詛だけでなく澱も絡みついていたのだ。


「看破した時点で手遅れ?」

肖像画(しょーぞーが)があっちに着いた時点で澱拡散ーじゃないか、あっちにも辜負族らしく澱は常在してるだろうし、あっちの澱の質を強化したか肥大させたってか?」


 カナンとジョシュアの推測をアウレリウスは深い溜息で肯定した。


「境界域の領有権を巡る諍いは良くある話だが、表面的には双方納得ずくで決着したようでも必ず何処かしらに不満が残るものだ。婚約反対派は正にその不満を先代での取り決めに抱いている者達で、肖像画に呪詛を仕込むという先制攻撃は付帯されていた澱による猜疑増幅で穏当な思考展開を阻害され始めた賛成派を変心させるには都合の良い口実となった。開戦までそう間はないだろう」

「ははぁ」

「…………」


 有り勝ちと言えば有り勝ちな成り行きに、ジョシュアは詰まらなそうな声を漏らし、カナンは表情を消して無言で応えた。

 何をどう言ったところで辜負族からすれば不謹慎、或いは冷酷な言い種にしかならない自覚がある。それを聞いて激情に駆られる者はこの場にいないとはいえ、ジョシュアでもあるまいにわざわざ露悪を披露する必要性があるとも思えず、無難な反応に留めた。




 二人とも関心がない為、アウレリウスにも精霊にも問うことなく済ませてしまった王女の呪詛目的は、これまた有り勝ちに隣国王子の愛情の獲得だった。

 一方通行も珍しいことではない。

 王族としての義務も責任も重々承知してはいても、人である以上、王女が諦念を受け入れ難かったのも致し方あるまい――――で済ませられる国民は果たしてどれほどいるだろうか。

 いざ戦となった時。

 ただ、これもまた、カナンにもジョシュアにも――――アウレリウスにとってもどうでもよいこと。








 * * *








「戦地へ向かうパートナーに自分の髪の毛を「私だと思って(はあとまあく)」てな感じで渡す()が絶対いると思ったんだけどなあ」



 ラヴロックが早々と終息しても戦が長期化するようでは世話ない、と腐す必要もなくそちらも早々に隣国の勝利をもって決着した後、精霊の取り零した澱の木を処理しながらジョシュアがぼやいたことに、カナンは成程その可能性があったか、と遅ればせながら思った。

 そして、本当にいなかったんだろうかと、なんとなく傍らのアウレリウスを見上げれば、無言で肩を竦められた。


 実際にいなかったのか、それとも本当はいたのか。


 言及されないということは、どちらであっても問題にするほどのことではない?


 或いは、いるにはいたが呪詛をするまでには至らなかったのか――。



 アウレリウスに語る気がないのなら知る必要もない、とカナンは直ぐにもこの件を意識の外へ追い遣った。

 これ以上、この地に澱の木が生じないのであればそれでいい。








覚書

肖像画を隣国へ送った王女 セウィラティーテ・エッシャルン

隣国の王子        レーデヴォアン・ホフハニル・ガンルルーズスン


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