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第一王子のロイヤルサバイブ 乙女ゲーは情報過多  作者: まるいのあっと


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◎不夜城 早朝 誰がために鐘は鳴るのか④

ログイン出来なかったのがやっとできたー!

やおいよろずの神に感謝を!〈ぐ●コのポーズ〉

お読み頂きありがとうございます

この物語を見つけて楽しんで頂いてる皆様へ感謝を!

〈ぐ●このポーズ!〉…※注 最終回ではありませんから!。

 ◎設定(運命)と、必要なのは痛みと悲しみと悲劇の香り付け(フレーバーテキスト)

  一行にも満たない文字列(テキスト)で葬られる人々(モブ)①。

  

 

 開いたバルコニーのその向こう。

 ふと、見上げる空が青い。

 あたりまえの風景が酷く遠く感じる。

 

 「ああ 空飛びたいなあ」

 ぽつんと呟いてしまったら、ギン! と部屋にいる全員に睨まれた。

 兄上にまで……。

 トホホーン…。

 

 王都を一望できる、湖の小島の高台に建つ。

 ノイエクラッセ王国王城。

 

 昼12時、王都教会の鐘が短く低く2回鳴る。

 一つは通常の昼の鐘、もう一つ音色が違うものは王族の為の弔意の鐘。

 

 今日から国葬が始まっている。

 第一日目から3日間は一般国民からの献花を各地の教会で受ける。

 野の花一輪でも弔意を表し、教会持って行くと返礼の菓子が貰えるのでけっこうな列が出来ているらしい。

 と、夕刻からは高位貴族、王族の献花が王宮内、国王陛下が安置されている殯宮(もがりのみや)にて行われる。

 

 棺の前、最後のお別れ。

 そののち晩餐会という名の次期王候補の選定に入る流れ。

 

 それが高位貴族(辺境伯 公爵) 中位貴族(侯爵 伯爵 子爵) 下位貴族(男爵 騎士爵 準男爵)と分けて3日程続く。

 

 そんなこんなで要人、貴族の出入りが激しく警備の厳しい筈の国葬の1日目、早朝から暗殺者による放火、殺人未遂事件発生、発覚とは?

 

 王城内には国葬参列の為、国内外から泊まりで接待、折衝中の他国の国王、大使、他 要人の弔問客がひしめいていると理解しているのだろうか。

 そこが好機と、敵に嘗められたのだろうか。

 

 要人警護に気を使わなければならない警備人員。

 警戒が厳しい筈の警備兵、衛兵、騎士。

 誰もが気付かず暗殺者の侵入、工作を良しとした。

 

 誰も気がつかない訳がない!

 担当者は処刑ものの失態だろう。

 

 だが、警備担当の発表では王宮内での失火(ボヤ)と、信じられない原因を理由に誤魔化された。

 

 城の警備は何をしている?

 何故国内外の要人が集まる王城内での爆破、火災、暗殺事件がそんな失火(ボヤ)などという言い訳で通じると思う?

 それ以前に厳戒態勢の王城内で失火(ボヤ)はないだろう!

 

 脳内お花畑かお前ら(警備責任者)は!

 僕が外国の大使として国葬に来ていてそんな話を聞いたら絶対考える。

 

 この国、大丈夫か? と…。


 だいじょばない(大丈夫ではない)。


 襲撃の際に迎撃に動いたのは襲撃現場にいた東域辺境伯、南域辺境伯、北域辺境伯騎士団と僅か王子達についていた護衛騎士のみ。

 東域辺境伯家第四子のディーオイレ ミネルバ卿と第一王子護衛のバリエ卿がスキルで暗殺者のいる部屋を封鎖、密室として火災を封じ、東域辺境伯家当主が氷魔法 極寒冷境界(コキュートス)で部屋ごと凍らせて鎮火させたという。

 

 暗殺者の潜んでいた部屋は部屋ごと炭化、氷漬け状態で、そのなかで暗殺者6名が消し炭になって発見される。

 

 おおごとだよ!

 

 動かなかった王城内警備兵・衛兵。

 そして他の騎士共。

 

 腐っている。

 ドラゴンの糞尿が地面を覆っているドラゴン島の酷い匂いより匂うわ!

  

 そして今、被害者の関係者により国王代理、関係各位、王城警備責任者はその責任の如何を問われている。

 

 被害者代表、東域辺境伯ミネルバ家当主によって。

 

 関係者というか第一王位継承権者アイン殿下の後見代表であり、第四王位継承権資格持ちとして浮上した東域辺境伯家第四子ディーオイレ ミネルバ卿の親。

 当主がニコライ陛下に事件に関しての面会を求めに来た。

 

 我々が事件を知る前に辺境伯から面会を求められ。

 事件を把握する前に捜査資料を提出された!

 

 ていうか報告が我々、最高責任者に一切報告が上がってきていない!

 

 報連相はどうしたんだ!

 兄上がこの城のトップではないのか!

 何処で情報が止められた!

 

 慌てて確認して 今。

 

 アタマイタイ……と思いながら、昼の鐘を聞き流し、で 6人の40代から50代の成人男性が金色(こんじき)の煌びやかすぎる内装の一室に集っている。

 

 まあ…ココ、国王専用執務室ともいう。


 …毎度この部屋に入ると思うけど、執務する環境じゃねえ!

 

 崩御した国王陛下(甥っ子)に問いただしたいわ、なんじゃこの部屋はと!。

 生きていたら王位はく奪、廃嫡、生涯幽閉のコンボだ!

 

 現在のこの部屋の暫定主(あるじ)は喪主を務める前国王 ニコラス フェリックス ノイエクラッセ陛下。

 

 室内は王族の執務室というより金細工師のショールームだと言われても遜色のない金細工で覆われキンピカ 一応兄上の趣味ではないと言っておこう。


 僕のトレードマークになりつつある黒眼鏡が役に立っている…。

 兄上であるニコラス陛下にも黒眼鏡。

 魔眼封じの魔道具、デザインも性能も時代にあってない。


 金色の執務室が眼に痛いので仕方ない……。

 

 その執務室の窓前にはどん、と会議用の机が置いてある。

 簡単な要件ならこの場で話し合い決済できるよう。

 

 その机を挟む向こう側とこちら側。

 

 集まった人間の内訳として。

 

 前国王 ニコラス フェリックス ノイエクラッセ陛下。

 今回の国葬の喪主を務める。


 そして王子達が成人の年齢になるまで摂政として国を預かることとなる。

 青みがかった銀髪に一部赤い髪がメッシュのように入り、青い瞳に金が散る。

 王族特有の〈金と銀、赤〉が入った40代男性。

  執務机の主の席に座す

 

 と、もうふたり。

 

 僕、魔眼を隠すための色眼鏡のせいで世界が少し薄暗くなって気分が落ち込んでいる。

 ヌルク バイン オペル 現在この国では公爵位を戴いている。

 

 元王族として兄上の手伝いをすることが求められて滞在しているが。

 …おうちかえりたい…。

 可愛い奥さんと超絶愛らしい娘ちゃんと相方の竜(ドラゴン)の元に帰りたい……。

 

 現実逃避の最中、眼前の辺境伯から圧を飛ばされた!

 

 陛下を挟んだ隣には白の騎士服と肩に短いマント、天秤の王家の紋章が入ったマントを着用した護衛騎士、就任したばかりの第一白騎士団団長、が付いているから。

 

 威圧はそっちに飛ばしてくれ。

 

 圧を飛ばして対峙するのはアッシュグレイに銀と黒がメッシュで入った赤茶の瞳の40代の背の高い学者風の男性。

 

 東域辺境伯家当主 オスカー ハインリヒ ミネルバ。

 

 と、後ろにまるい梟の紋章の短いマントを肩にかけた30代から40代の騎士二人。


 関係ないけどこの紋章の梟、東域辺境領のマスコットになってるらしい。

 いいなあ、東の梟、南のシャチ、北のシロクマ…。

 王家の紋章は天秤なのでグッズにしにくいからなあ。

 今、考えるコトじゃないが執務室のキンキラ黄金加減が酷くて頭痛がしてくる。

 

 誰の趣味? 兄上が昔使っていたときはもう少し質実剛健、図書館棟にあったアイン殿下の執務室のようだったのに。

 

 眼を合わせたくないのでちらりと机の前に陣取る東域辺境伯御一行様の机の上を見る。

 ミネルバ家はアイン殿下…姪孫(てっそん)なのでアイン君と呼んでいいかな? の後見を5年前から務めていたという辺境伯はヤリ手だ。


 何よりアイン殿下達を図書館棟を改装して五年護り通した。

 

 僕はあの甥っ子(国王陛下)が王位を簒奪したとき、真っ先に爆破で殺されかけた。

 

 僕がいた王太子用執務室に仕掛けたられた爆弾により吹き飛ばされて死にかけた。

 仕掛けたのは甥っ子だろうな…。

 耳を裂かれる大音響と痛みと熱量の果てに僕は女神と出会う。


 妻となった女性が遠い異国の地で召喚魔法に失敗して僕を召喚しなければ……。

 何故爆破の魔法陣で転移したのか?

 何故妻は半死半生の僕を転移出来たのか?

 …妻はドラゴンを呼び出す魔法陣を使っていた。

 凄い偶然だよね? これぞ天の采配?

 これを運命と呼ばずに何と呼ぶべきか!

 と、竜の召喚に失敗した令嬢の手を握り血塗れで息絶え絶えの姿でプロポーズしたのは些細なことだ。

 

 兄が突然病気で倒れて寝た切りになったのも。

 甥っ子の王位継承を反対していた高位貴族の何人かが病気や事故で儚くなったのも多分呪いではないかと推察される。


 兄上は認めたくないのだろうが、あれは甥っ子、兄上の息子による王位簒奪だろう。

 

 国王である甥っ子の身体に死後浮き出た魔法陣は今も数を増やしているらしい。

 魔法で呪った数だけ魔法陣が浮き出ているのだろうか。 


 なんてことだ。

 

 その国王陛下の一度も使われなかっただろう推測される執務室は今、金色も霞む腹黒親父共の口舌合戦の場になっていた。

 

 最初は以外と穏やかなあいさつを交わすなか、わからないまま事件の供述書、概要が記された分厚い書類束を出されたが、意味が分かった時の兄上の驚愕がとんでもなかった。

 

 分厚い書類を渡され、驚愕に固まったニコライ閣下をやさしげな微笑みで見守っていたミネルバ家当主は切り出す。

 

 「王城勤務の息子が大変お世話になったようで」

 第六獄天魔王が穏やかにバトル前の口上を述べる。


 王族たるもの、交渉相手に顔色を読まれない為の表情を出さない訓練と共に顔に汗をかかない訓練も受けてます。


 今、その訓練が役に立ってます。

 首から下、滝のような冷や汗が垂れてます。


 誰か助けてぇえ!



 

護衛騎士の控室にて

護衛4がぐり●のポーズで小躍りしていた…るんるんと

護衛2:あやしい おいちょっとトンでみろ

護衛4:は?

護衛2お得意の壁ドンからの拘束 動けないのにトンで見ろとは?

護衛2、ぐいと護衛4の両脇に手をツッコミ高速で護衛4を上下に振った。

まるでおみくじのガラガラを振るように……。

ぎゃあいいあああー!

護衛4の懐からボトボトと〈王都限定ブラっ●サン●抹茶味、建国以来の衝撃! 〉が、大量に溢れ落ちた

護衛4:オレのおやつぅ!

※落ちたブラッ●●ンダーは護衛騎士全員で美味しくいただきました。

次回、娘溺愛のオペル公爵をサービスサービスゥ(笑)

オペル:僕、ナニされるの? ガクブル!



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