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第79話 その道は避けれないのか?

「鞭って叩くものだよね?」


 あぁぁぁ……。来たか……。

 純真なワナビちゃんが興味持っちゃったよ~。


「それはその通りだが、さっきのは違う」


「どういうこと?」


 俺も分からん!

 自分でも何言ってるか分かんねーし、これをどう説明すればいいのかも分からんのだ!


「恋人同士って叩き合うの?」


「そんなわけねーだろ」


 そう、普通はそんなわけないんだけど、そんなわけがある人も世の中にはいるわけで……。

 それをそのまま言っていいものか、俺は今非常に悩ましいところなわけだ。


「それじゃ、なんでそんな本が存在してるの? なんか革の水着みたいなのも着てたし、裸の男の人もいたような……」


 けっこう細かいところまで見てやがった!

 ほんの一瞬しか見てないと思うのに、これだから頭のいい奴は……。


「あー、あのだな。世の中にはいろんな趣味の人がいるだろう? お前だってロボットを作るのが趣味なんて、変だって言われたことがあるだろ?」


「うんうん、あ、そういうことか!」


 なんだか納得したみたいだけど、ちゃんと伝わってるのか不安だ。


「人を叩くのが趣味の人もいるってことだね!」


 完全に否定しきれないのがもどかしい。


「ってことは叩かれるのが好きな人もいるってこと?」


 あぁぁ! たどり着いてはいけない真理に来てしまったぁ!

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