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第78話 何を見つける?

 俺が一人アワアワしている中、ワナビは手際よく準備を進めていく。

 ケーブルをつなぎ、端末に素早く打ち込んでいくプロンプト。

 俺には一体何をやっているのかさっぱりだが、カオスへのカウントダウンが進んでいるのだけは確か。


「データフォルダにつながったよ! あとはお目当てのファイルがどこにあるか探すだけ~」


 本人は呑気に言っているが、俺は死刑台に立たされた気分だ。

 もうギロチンに首を挟まれるかといったところ。

 いつ鋭利な刃が落ちてくるやら……。


「これかな?」


「ひぃっ!!」


 執行人が手をかけた瞬間!

 俺は端末から決して目を離すことなく、その瞬間を見つめ続ける。


「ナニコレ?」


「それはだめー!!」


 操作方法なんてまるでわからないが、とにかく俺は手を伸ばし、無我夢中で端末をいじくってなんとかその画面を消すことには成功した。

 あれは、あれだけは絶対にダメだ……。


「なんか女の人が鞭を持っていたような……」


「その情報は今すぐ頭から消去しなさい!」


 いきなりアブノーマルな情報を拾い上げるとは、強運なのか、ここにはそういった情報しかないのか……。

 できれば後者は考えたくない。

 頼む! 俺に初めてできた彼女が健全な知識を得ることを手伝ってくれ!


 俺は今まで信じたこともない神に向かって祈るような心境だった。

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