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第77話 嘘だろ?

 サーバールームは地下にあるらしい。

 地下に向かう階段は薄暗く、俺たちの足音だけが響いてかなり不気味な状況だったが、俺はそれを怖がっている暇もなかった。

 この先に待ち受けている展開を考えるとそれどころじゃなかったんだ。

 恐怖ってのは意外な事で克服できるもんだ。


「あったあった。以前お母さんに連れてきてもらったんだ」


「その時も電力復旧させたのか?」


「うん! なんかお母さんがいろいろなデータを自分の端末に落としてたよ」


 絶対ロクなデータじゃないよな。

 人の趣味に対してどうこう言うつもりはねーが、せめてワナビは同行させてほしくなかった。


 サーバールームに続く扉を開くと、暗かった階段に一気に光が差し込んだ。

 言っていた通り、天井が崩れて太陽光が直接差し込んでいる。雨に晒されて壊れてねーかなと期待したが、絶妙な位置関係で雨風と太陽光からは守られた位置にサーバーが陣取ってやがる。ちくしょう。

 妙にキレイなその箱に苛立ちを覚えるんだが。

 デザートイーグルをぶっ放したら怒るだろうな……。


「あったあった」


 手馴れた様子で配電盤に蓄電池を取り付け、通電完了。

 黒い箱についているよく分からないランプが点灯していく。こりゃ完全に生きてるな。

 じっとりと汗ばみながら俺は頭を高速回転させていた。


 どうやって止めるんだ……。

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